車磨きの現在の簡単な考え方

何年振りの投稿だろうか。
みんからからスタートしたDetailingライフ。
現在業としては5年目になります。
みなさんのご支持に感謝と共に情報は少なからず発信していこうと思います。
素敵な車を触らせていただき、乗っていいよというから遊ばせてもらったり楽しみながらやるべきことはしっかりやらしてもらう。
現在の日々は楽しい限りです。
そんな中で、たくさんの方に似たような考え方や質問が多かったので簡単に考え方についてまとめます。
昔と今は似ているようで大きく進歩してます。

前置きが長くなりましたが始めます

まずよくある考え方として
①初期研磨②中間研磨③仕上げ研磨
の簡単な3種類に分けます。

ポリッシャーについて
①シングルアクション②ダブルアクション③ギアアクション

コンパウンドについて
①初期研磨用②中間研磨用③仕上げ研磨用

バフについて
①初期研磨用②中間研磨用③仕上げ研磨用

があるかと思います。
よくある取説的になりますが

傷を抜きたい時には
初期研磨用のバフコンパウンドと最近はもっぱらダブルアクションをら使う組み合わせ。
洗車傷取りたい時も同様で。
傷の度合いにもよりますが初期研磨に関しては初期研磨用の組み合わせが一般的です。


では中間研磨とはどうでしょうか
一般的には初期研磨をして残った傷を取るイメージか初期研磨で置き換えたチリ目等を消す作業、はたまた洗車傷程度の小傷を消す作業なのか、いまいちピンと来ない方は多いはず。

仕上げ研磨は誰もが分かりますよね。
これは一般的にはツヤを出す作業と考えられているかと思います。
深みを出す作業ともいえます。



さて、一般的解釈を説明しました。
他にも派生した考えもあるかと思いますが比重の多い考え方をもとに現在の考え方を共有します。



まず研磨方法において研磨力というのは非常に重要ではあります。
研磨力は簡単には
バフとコンパウンドの掛け算を言います。
そこにさらにポリッシャーを上乗せ、技術を掛け算していくわけです。
技術においては結構比重は重いものの例えば技術のレベルが1として今回は考えてお伝えします。


研磨の考え方としては現在の塗装は全車共に基本的には塗装が薄くなっていく傾向が強い中で塗装の強弱が伴います。

その中でいかに少ない研磨で目的の美しさに持っていけるかが非常に重要です。
というわけなもんで、
研磨を　初期、中間、仕上等に細かく分けた考え方ではなく修正するとすれば

①初期から中間から仕上げの間
②中間から仕上げから仕上げ

塗装によるもののこの2工程がセオリーとなってきます。
というのが
コンパウンドについては粒子のサイズや粉砕具合、粘度、潤滑度合いによって性能が幅広くなっているものが増えたこと。
バフについては素材やスリットなどいろんな方面から構造が変わっておりコンパウンドと共に合わせて使うことより広いレンジで使うことができるようになったこと。

つまり仕上用コンパウンドでウーラバフなどにより初期研磨をすることもあれば
仕上用バフにコンパウンドの研磨力を使って初期研磨をすることもあります。


つまり現在の考え方としては
既存の狭いレンジでの考え方ではなく
より広いレンジを一つの工程でカバーをする時代となりました。

カバー写真は日産のスクラッチシールドの巣穴や陥没多めの車両の初期研磨後です。
初期研磨といっても仕上げ前の段階に持っていきます。

こうした考えから、実はいろんなものを買って準備するというのはあまりなくてですね、
簡単には2種類のバフとコンパウンドにポリッシャーがあれば同様に磨くことは可能ということです。
現在磨きという作業をする方が増えているのでこの考え方が大切になってきます。
大切な素敵な愛車を綺麗にするって幸せですよね！
しかも！
その綺麗な車を見た仲間から
すごいなぁその車綺麗やん
て言われたら嬉しいですよね。


あとは最後に技術について
これはみなさんそれぞれ異なります。
現場の方々でも異なります。

ただ言えることは、練習ありきでしょうか。
最終的に辿り着くのは
熱のコントロールになります。
熱を抑える研磨も使いますが
熱をあげる研磨を多用します。

より美しく仕上げていくためにはさまざまな方法を実践して結果を確認していけば辿り着くと思いますよ。
いろんな人のやり方がある中で自信にあったやり方をやって見てください。