データロガー Racepak IQ3の初歩的な設定 ギヤポジション、警告灯

初歩的なことから書こうと思いましたがみんカラで[ racepak ]を検索すると超初期の設定を詳しく書いてくださってる方がいらっしゃるので私は地味な設定を書こうとと思います。

TOMEIさんで簡単な設定に関しては日本語説明書を作ってくださってるので興味がある方はそちらも見てください。

まず必要なもの
1.Racepak IQ3本体
2.PCと通信するケーブル（IQ3に付属しています）
3.PC（ノート型オススメ、デスクトップだとモニタとキーボードが独立してるのでちょっとしんどい)
4.DataLink2ソフトウェア（IQ3に付属、またはRacepakさんのHPからダウンロード）

こちらが設定と解析をするソフト「DataLink2」です。基本的にアメリカ語です。



まず上のメニューのFileから

Open Car Configurationを選びます。
新規に作りたいならNew Car Configurationですね。


次にIQ3_Config_Metricを選択、OK

IQ3_Config_Metricは単位がメートル法になります。

するとこんな画面になります。

左上の四角で囲まれたIQ3_Setupを右クリックします。


小さい画面が出てきます。

IQ3の画像がいっぱいありますね。ここでIQ3に表示される情報を決められます。
ここは直感的に操作できるので飛ばします。
上のWarningsタブをクリックします。

大きいIQ3が出てきました。ここは警告灯の設定が出来ます。


これは私がワーニン1に設定している条件です。参考までに

この条件はギヤが1速から3速で3000回転を超えるとワーニングランプ1が点灯します。3500回転以上になると消灯します。
目的としては町のりでの回し過ぎ対策とサーキットでの低回転警告です。
上の条件と下の条件が合わさったときに点灯します

こちらはワーニング4の設定条件

水温が95℃または油温が115℃を超えるとワーニングランプ4が点灯します。
どちらかが条件を満たしたときに点灯します。

続いて上のShiftLightタブをクリック、LEDレブインジケータの設定です。これも直感的に分かるのでスルーします。見たまんまです。


次にギヤポジションの設定です。
上のGear Calculationタブをクリックします。

左上のEngine RPMとGPS Speedは最初から記入されていたはず。
RPMとSpeedの単語からなんとなく分かると思います。エンジン回転数のチャンネルとスピードのチャンネルを入れろってことです。「なんとなく」これ大事です。英語といえば「Ferrari」「Porsche」「RENAULT」ぐらいしか知らない私ですから。

右列の小さい四角にすべてチェックを入れます。（車が5速の場合はTrans Gear 6 Ratioのチェックは外してください）
右列ににギヤ比を入力していきます。
一番下はタイヤの外周です。単位はセンチメーター。ここのチェックを忘れると単位がインチになります要注意。

画像はFD2シビッタイプRのものです、タイヤは純正225/40R18。
左列は自動入力ですので実際には空白です。

ギヤ比はそれぞれ車のメーカーのHPなどから探してください。
タイヤ外周もメーカーのHPの直径を元に計算で出すか、実測で。

全部入力したら下のCalculateボタンをクリックします。
左列が自動入力されました、これで完成。

変更を正しく出来たらOKボタンを押し、上のメニューのFileからSaveしてください。忘れると大惨事ですよ！！

次にIQ3とPCを接続します。詳しくは説明書で。
Open Car Configuration→IQ3_Config_Metric→IQ3_Setupを右クリック

右下のSEND Configurationボタンをクリック。

IQ3と通信が始まります、別画面が出ますので終わったらOKボタンをクリック。これで完了ですIQ3に設定が反映されたはずです。

実際に走って設定が正しく出来たか確認しましょう。

それでは楽しいIQ3ライフを。


最初はGPSの挙動に戸惑うと思うのでちょっと補足

IQ3に限らず、GPS機器を使ってる方で衛星を捕捉しにくい場合は以下のことに注意してみてください。

初回起動時に電波を受信するのに時間がかかる、長いときは10分ぐらい。（コールドスタートというらしい）
電波は「電気を流すものには反射し、流さないものは透過する」ガラスは電波を透過するがフィルムなどを貼っていると透過しない場合がある
金属の上につけると受信しやすくなる。（カーナビだとGPSを貼り付ける鉄板が付いてきますよね）
時計あわせ重要。（IQ3も時計が内蔵されています、日本なら GMT+9 にあわせましょう）

この辺に注意すれば衛星を捕捉しやすくなります。
私のIQ3も最初はコールドスタートで5分くらいかかりました。今は長時間車を動かさなかったときに長いときで1分。当初は時々衛星を見失うことがありましたが時間を合わせてからは絶好調です。


関連記事
Racepak DataLinkⅡ TrackMapの作成方法 1/3