
本屋さんにてたまにパラッと立読みしてしまうオートメ●ニック誌、、今回は創刊40周年との事、メインの特集は「国産車が輝きを放ち続けた'80s'90s 日本の神エンジン・THE名機列伝」となっておりまして、、ほぉ♪と興味をそそられ、ついつい仕事を放っぽらかして立ち読み。。
5M-GEUに始まり、やはり歴代のDOHCやターボエンジンなど予想通りの定番ラインナップにザッと目を通しつつ、最後の20番目のページをめくると・・・エ゙!!Σ(。。;)‥なんと初代シャレードに搭載のCBエンジン!!タイトルは「3気筒リッターエンジンは1気筒330ccの効果をアピール」・・・これには驚きました。
当時、豪華に肥大化する一方の国産車の中で、ダイハツはミニクーパーを模範としつつも独自に実用車の理想サイズを5㎡、且つそれに対する適正排気量を1000ccと定めてその理想を追求‥同時に最も高効率な気筒排気量330ccとの解も導き出し、結果的にシャレードには3気筒構造こそが最も高効率との結論を導き出した訳です。
しかしながらこの3気筒、遇力によるアンバランスという構造上の大きな欠点を持つため、当時乗用車での採用例は皆無…そんな中、ダイハツはコストのかかるバランサーシャフトの採用にてこれを克服し、遂に世界初採用という偉業を成し遂げました。
また3気筒は小型軽量化・メカロス低減というメリットを合わせ持つ上、更には吸排気干渉といった面でもまた秀でた特性を持っており、排気量当たりの空気充填効率では4気筒のそれを遥かに凌ぎます。
3気筒は吸排気バルブが一瞬全て全閉するという特性を持っている為、その構造上、各気筒間の吸排気干渉といったネガ現象が発生しません。言わば当時チューンのど定番だったソレタコ(ソレックス+タコアシ)が狙っていたその効果をノーマル仕様そのままで難なくアッサリと得ちゃってた訳です。
現代車の燃費や動力性能の進化は、あらゆるデバイスの進化による所が大きいかと思いますが、それらの飛び道具的技術も出し尽してしまえば‥もはや根本的な構造を見直す他に手がない!?・・・昨今、世界規模で各社挙ってコンパクトな3気筒エンジンを世に出して来ましたが、これこそが正にcharade(謎解き)?!・・・早や三十数年も前に世界に先駆けてその1L3気筒エンジンを世に問うたシャレード、、まるで華はなく地味~ではありますが、シンプル且つ大胆で実に合理的なアプローチ、個人的に当時のこのダイハツのこの英断はやはり凄いとなぁと思ってしまう次第です。。
個人的に?!まるでそんなシャレードの正常進化版なのかなぁと思しきVW・UPなどを横目に、その思想を受け継ぐモデルが当のダイハツから無くなってしまった事は残念です(TT)
ともあれ、そんな地味なCBエンジンが名機20選に選ばれるとは嬉しい限り♪...まぁ、AM誌だからこそ入れたんでしょうけどね(^^;)・・・感謝m(__;)m
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2012/05/12 23:34:51