TTMRC,KC金成,和合等々 ｼﾘﾝﾀﾞｰﾍｯﾄﾞ(BIG)  

勁戰125用ﾋﾞｯｸﾞﾍｯﾄﾞを組み付ける場合の注意点①

【要旨】
①先ず、付属していない部品及び組まれてない部品。
・ｶﾑｼｬﾌﾄ ⇒ 強度の低い母材や表面処理等を施していない"板井(BANJING)"のﾊｲｶﾑは、地雷踏んだと同等。
・ﾛｯｶｰｱｰﾑ ⇒ 確実に純正だと折れる。TDやKC金成等の強化品が望ましい。尚、KOSOのﾛｰﾗｰﾛｯｶｰも地雷。
・ｽﾀｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄ ⇒ 取り外して部品流用が出来ない。純正のｽﾀｯﾄﾞﾎﾞﾙﾄを新規で2本用意する。
※尚、ｶﾑｼｬﾌﾄの抜け留め等の部品は、再利用に問題無さそうなら純正を流用する。

②概ね以下の部品がｾｯﾄで組まれている場合が多い。
・大径吸気ﾊﾞﾙﾌﾞ+強化ﾊﾞﾙﾌﾞｽﾌﾟﾘﾝｸﾞ
・大径排気ﾊﾞﾙﾌﾞ+強化ﾊﾞﾙﾌﾞｽﾌﾟﾘﾝｸﾞ
・ﾊﾞﾙﾌﾞﾘﾃｰﾅｰ、ﾊﾞﾙﾌﾞｼｰﾄ、ﾊﾞﾙﾌﾞｺｯﾀｰ、ｽﾃﾑｼｰﾙ
※この中で地雷なのは、ﾊﾞﾙﾌﾞｽﾃﾑへのｸﾞﾘｽ塗布が無い事や精度が粗くﾊﾞﾙﾌﾞｺｯﾀｰが外れてしまう事。

【対策】「上記②についての対策と対応。」
・吸気排気の各ﾊﾞﾙﾌﾞやｽﾃﾑｼｰﾙには、分解してﾓﾘﾌﾞﾃﾞﾝｸﾞﾘｽ等を塗布で、初期の焼き付きを防止出来る。
・社外品のﾊﾞﾙﾌﾞｺｯﾀｰは、加工精度に難が有る物が混在する。下記の組み直し時の確認で判明した。
・簡易ﾁｪｯｸでﾊﾞﾙﾌﾞﾘﾃｰﾅｰからﾊﾞﾙﾌﾞｺｯﾀｰが外れてしまう事が有った。結果として、ｴﾝｼﾞﾝの破壊に繋がる。

【部品】
・ﾎﾞﾙﾄｽﾀｯﾄﾞ(No.90116-08019) @\97-×2ヶ 旧部番(No.95917-08618)
・ｺｯﾀｰﾊﾞﾙﾌﾞ(No.1AA-12118-00) @\170-×8ヶ 旧称(ﾛｯｸﾊﾞﾙﾌﾞｽﾌﾟﾘﾝｸﾞﾘﾃｰﾅｰ)

【備考】
・上記1AAは、水冷4気筒20弁700ccのｱﾒﾘｶﾝ(XJ700X)MAXIM-Xで設計された。強度や耐久性が高い。