進角遅角の話

ガスケット抜け3番4番の間
今回、進角が30度にセッティングされていたことが発覚したため、備忘録を残しておく
ミニバンは、インジェクション車やコンピュータ制御の最新式の車と違ってディストリビューター式の点火設定のため、調整が難しいらしい

◼️エンジンの進角と遅角のお話
点火タイミングはピストンが上がって混合気が圧縮される行程のどのタイミングでプラグをスパークさせるかと言うこと。早めに火をつければ燃える時聞が長いからパワーは出るものの、ピストンが上まで上がりきっておらず、圧縮も最大ではないためノッキングや異常燃焼が起こりやすくなったり、バルブも開いたままで、点火しているわけだから、バルブにも影響が出る。
進角は大きい方が早めに点火しており、ピストンがまだ上死点まで到達していない（30度＞15度🟰早い＞遅い）
また、早めに点火しすぎると、エンジン内に熱がこもりやすくなり、オーバーヒートにもつながるため、チューニングエンジンごとに適した微妙な調整が必要となる

バルブシートも痛んでしまっていた
点火タイミングが早すぎる弊害と思われる

面研してキレイに磨いて、調整
進角15度のノーマルセッティングに変更
エンジン音もアイドリングが低回転で安定して、静かになった気がする
今回のガスケット抜けの原因は、進角が30度で早く設定しすぎてて、エンジン熱が上がりすぎの傾向で、オーバーヒートしたことによるモノだと思われる
フラットピストンで圧縮比が上がってるからの、30度セッティングでパワーは出ていたのだが、いかんせんレースユース向きのセッティングすぎだったのかもしれない
反省というか、買ってきたままで乗っていた・・・知らないことは罪ですな

いろいろわかってきた小八郎号