『Abbring gets four more rallies with Hyundai』
ヒュンダイ・モータースポーツは、7月のラリー・ポーランド以降の4戦において4台のヒュンダイi20 WRCを出場させることを発表した。テストと開発ドライバーとして契約しているケビン・アブリングがいずれのイベントにおいても4台目のドライバーを務める。
ヒュンダイが4台体制で参戦するのは、ラリー・ポーランド、ラリー・ドイッチュランド、ラリー・ド・フランス、ラリーGBの4戦となる。アブリングはカーナンバー10となり、カーナンバー20のヘイデン・パッドンとともにヒュンダイ・モービス・ワールドラリーチームでのエントリーとなる。
アブリングは負傷したダニエル・ソルドに代わり、すでにラリー・スウェーデンにおいてスポット参戦を経験しているものの、そのあとの参戦プログラムは決まっていなかった。彼はポーランドからの参戦が待ちきれないと語った。
「WRCに復帰し、ポーランドからの4戦でヒュンダイのラインアップに参加できたことに興奮しているよ」とアブリングは語った。
「ドライバーとしてはテストは、いいリズムを持ち、マシンの潜在的な能力を感じるのにとてもいい機会になっている。しかし、実際の競争のラリーに置き換えることはできないものだ。(チームから初参戦した)スウェーデンからとても長い時間に感じているけれど、戻れることを心から楽しみにしているよ」
「ラリースウェーデンの経験は、チームがラリーの週末にどのように動くのか気付くのにとても有益だった。いまはもうチームと長い時間作業をしてきたので、本当のファミリーのようにも感じている」
アブリングはラリー・ポーランドがとてもいい思い出のあるイベントのため、プログラムをスタートさせるには絶好のイベントだと語った。彼は2009年のポーランドで史上最年少となる20歳と159日でJWRCに優勝している。
「ポーランドではJWRCで2009年に勝っているのでとてもいい思い出がある。モータースポーツへの大きな情熱と信じられない雰囲気があるので、全4戦への出場をそこからキックオフできることをうれしく思っているよ」
ヒュンダイ・モータースポーツ代表のミシェル・ナンダンは、アブリングに4戦への参戦という貴重な経験を与えることは、若い才能を育てるというチーム方針を強調するものだと語った。
「我々はポーランド、ドイツ、フランス、GBの4戦にケビンを出場させることを喜んでいる。彼とセバスチャン(・マーシャル)はスウェーデンにおいてプロフェッショナルとしての取り組みと熱心な態度をみせてくれた。これまで彼は新世代i20 WRCのテストスケジュールがあったので、彼がWRCに出場する機会をつくることが許せなかったが、シーズン後半は彼にはテストと参戦のスケジュールをミックスさせたほうがよりよいだろうという判断だ。これら4戦においてケビンにWRCドライバーとしてより多くの経験をさせることが、若い才能を育てると言う我々の目的をさらに高めることになる。ケビンに最高レベルで競争をすることで彼にスキルを身につけてもらいたいと願っている」
2003年に、シーズン途中で撤退したことにより、FIAから罰金として$100万の罰金を科せられたにも関わらず見事に踏み倒し、そしらぬ顔でWRCに復帰したヒュンダイ
4台目を走らせる予算があるなら、キッチリ耳を揃えて払って貰いやしょうかねぇ
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Posted at
2015/05/15 05:40:45