『FIA ANNOUNCES WORLD MOTOR SPORT COUNCIL DECISIONS』
FIA、世界モータースポーツ評議会の決定を発表
FIAは、12月2日パリにおいて世界モータースポーツ評議会の会議を開催した。
評議会の会議中、以下の決定が下された。
FIAフォーミュラワン・ワールドチャンピオンシップ
世界モータースポーツ評議会は、ほぼ全員一致で(反対票は1票のみ)、FIA会長ジャン・トッド、商業権保有者の代表バーニー・エクレストンに、ガバナンス、パワーユニット、コスト削減などF1の喫緊の問題に関する勧告および決定を委任することを承認した。トッド氏とエクレストン氏は、2016年1月31日までにこれらの問題に対する結論を出す意向を示した。
世界モータースポーツ評議会はまた、F1技術規約および競技規約の変更を承認した。
技術規約
・ シーズン中開発に認められるパワーユニット・トークン数が以下のように割り当てられた。
2016年: 32枚
2017年: 25枚
2018年: 20枚
2019年: 15枚
・ 新規参入するパワーユニット・メーカーは、1年目は15枚、2年目は32枚のトークンを割り当てられる。
・ ドライバー頭部周囲のパッド付きエリアは、安全性向上のため厚みを増やした。
競技規約
・ 世界モータースポーツ評議会は、2016年のレース作戦のバリエーションを増やすため、チームのタイヤ使用方法について変更を認めた。
- タイヤ・サプライヤーはドライウェザー・コンパウンドを2種類ではなく3種類提供する。
- 各ドライバーが使用できる13セットのドライ・タイヤのうち、タイヤ・サプライヤーはレース用に2セットを選び(レースではそのうち1種類を必ず使用しなければならない)、1セット(最も軟らかいコンパウンド)はQ3でのみ使用する。各ドライバーは、3種類のコンパウンドから、残る10セットを選ぶことができる。
- インターミディエイト・タイヤ、あるいはウェット・ウェザー・タイヤが使用されない限り、ドライバーは少なくとも2種類のドライウェザー・タイヤを使い、そのうち少なくとも1種類は、タイヤ・サプライヤーが選んだものでなければならない。
・ バーチャル・セーフティカー(VSC)が出動した場合、DRSはVSCピリオド後ただちに使用可能になる。さらに、VSCは中断によってロスする時間を減らすためにフリー走行中も使用される。
・ 前シーズンに承認されたパワーユニットは、再承認を受けることができる。これまではメーカーはパワーユニットのひとつ以上の仕様を申請できなかった。世界モータースポーツ評議会はFIAに対し、フェラーリが2016年に2015年仕様のパワーユニットを4番目のカスタマー・チームに供給することに同意するよう勧告した。
・ シーズン中のチャンピオンシップ・イベントの最大数が(20から)21に引き上げられた。2016年FIAフォーミュラワン・ワールドチャンピオンシップのカレンダーが承認された。
まぁ、こないなタイヤでも、バリエーションが増えて選択できるようになれば、少しは面白くなるかも知れやせんねぇ(笑)
Posted at 2015/12/04 07:03:33 | |
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