『自動車の緊急脱出用ハンマーに不具合、「すべて中国製」―日本メディア』
ってなニュースがあったので、早速
日本国民生活センターのHPを調べてみると・・・
自動車用緊急脱出ハンマーのガラス破砕性能
目的
自動車用緊急脱出ハンマーは交通事故や水没事故などで車内に閉じ込められたときに、ウインドーガラスを割って車外に緊急脱出するために使用する商品です。カーショップ、カーディーラー、ホームセンター、インターネット通信販売などで入手できます。
これまで、国民生活センターでは、本体のグリップ部を金づちのように握って使用するタイプ(本報告書では以下、「金づちタイプ」という。)の自動車用緊急脱出ハンマーについて、商品テストを実施して注意喚起を行ってきました。その後も市場調査を継続したところ、金づちタイプのほかにも、グリップ部をピックのように握って使用するタイプ(同、「ピックタイプ」という。)、ヘッド部をウインドーガラスに押し当てて使用するタイプ(同、「ポンチタイプ」という。)が販売されていることがわかりました。
現在のところ、PIO-NETには自動車用緊急脱出ハンマーに関する事故事例は寄せられていませんが、自動車用緊急脱出ハンマーは交通事故や水没事故などの緊急時に車外に脱出するのに有効な商品であるため、現在入手可能な商品について、これまで商品テストを実施してきた金づちタイプのもの以外も含めて幅広く商品を入手(15社19銘柄)し、商品の使用目的として最も重要なウインドーガラス破砕性能に着眼したテストを行い、消費者に情報提供することとしました。
主なテスト結果等
アンケート調査結果
自動車用緊急脱出ハンマーに関する国内での規格・基準作りの必要性について、製造または販売者13社中8社(約61.5%)と自動車メーカー8社中4社(50.0%)から、何らかの規格・基準作りが必要という趣旨の回答がありました。
基本性能
1.ウインドーガラスを破砕できないものが5銘柄ありました。
2.ヘッド先端部の硬さ(HV)は銘柄間で大きな差があり、259~1,148でした。硬さが400以下の4銘柄と、硬さのバラツキが最も大きい1銘柄では、ウインドーガラスを破砕できませんでした。
車内に長期間保管時の本体の耐久性テスト
本体に変形や破損などの不具合を生じたものが3銘柄ありました。
ハンマー固定用の専用ホルダーなどの付属品について
ハンマー固定用の専用ホルダーなどが付属していないものが6銘柄ありました。
フロントガラス(合わせガラス)は破砕できない旨の表示などについて
フロントガラスは破砕できない旨の表示がないものが7銘柄、表示に不適切な記載があるものが3銘柄ありました。
消費者へのアドバイス
1.市販品の中にはウインドーガラスを破砕できなかったものがありました。今回のテスト結果などを参考にして、確実に破砕できるものを購入しておきましょう。
2.運転手の手が確実に届くわかりやすい場所に設置しましょう。
3.取扱説明書を事前によく読んで使用方法などを理解しておきましょう。
4.車外に脱出する際はウインドーガラスの隅を破砕しましょう。
業界・事業者への要望
1.GSマーク認証試験に準じたテストでウインドーガラスを破砕できなかった商品や、本体に不具合を生じた商品については、当該事業者において検証し、国土交通省に報告を行うとともに、自主回収などを行うことを要望します。
2.ハンマー固定用の専用ホルダーなどを付属することを要望します。
3.フロントガラス(合わせガラス)は破砕できず、車外には脱出できない旨の表示を記載するとともに、表示に不適切な記載があるものは是正を要望します。
4.自動車用緊急脱出ハンマーに関する業界自主基準作りを要望します。
行政への要望
自動車用緊急脱出ハンマーを消費者が安心して購入できるよう、自動車用緊急脱出ハンマーに関する情報を周知するとともに、業界の自主基準作りに必要な協力を行うことを要望します。
具体的には、
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20131107_1.pdf をご覧下さい
まぁ死にたく無かったら、緊急脱出ハンマーは国産品を購入するのがエエって事っすよねぇ
Posted at 2013/11/11 06:01:15 | |
トラックバック(0) |
カー用品関連 | ニュース