『Porsche sells 919 Hybrid mockup for $100k on eBay』
「新車のポルシェが欲しい。予算は10万ドル(約1,230万円」とお近くの販売店で言えば、「911」、「パナメーラ」、「カイエン」などの新車から最適なスペックとアクセサリーを選び、申し分のない1台を用意してくれるだろう。ところが先日、シンガポールの"顧客"は、その金額を"運転できないポルシェ"に使ったのである。
この
"運転できないポルシェ"というのは、
919ハイブリッドの実物大模型。先日のル・マン24時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾ったあのクルマのモックアップである。ただし、スペックはポルシェが耐久レースに復活した2014年当時のものとなっている。勿論あくまで模型なので、V型4気筒エンジンもハイブリッド・システムの電気モーターも、動力は一切搭載されていない。
ポルシェはこのようなモックアップを13台製作し、実際に走行が必要でない展示や開発のために使用してきた。販売されることは極めて稀だが、売上金を恵まれない子供たちや障がい者のためのチャリティーに寄付するということで、ポルシェ・アジア・パシフィックはこの1台をeBayのオンライン・オークションに出品したのだ。
このラッキーな落札者が自宅のガレージに本物そっくりの919ハイブリットを置くために払った金額は10万6,100ドル。単位はシンガポール・ドルではなく米ドルなので、邦貨にするとおよそ
1,300万円である。走らせることはできない(ローリングシャシーなので押せば動く)が、ホンモノを手に入れたところで、マーク・ウェバーやニコ・ヒュルケンベルグ並みのトレーニングを積まなければ充分に乗りこなせず、宝の持ち腐れになるだろう。それも、あくまで誰かに説き伏せられたポルシェが、技術力を結集して耐久レースを制覇したこのプロトタイプを売りに出したら、という仮定での話だ。今後数年の間に、そんなことはまず起こらないだろう。
ただの置物に1,300万円とは・・・
金持ちの考えてる事は、解りまへんよねぇ(o´_`o)ハァ・・・
Posted at 2015/07/05 18:40:37 | |
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