
今年2011年は、マツダが1961年11月にロータリーエンジン試作機を完成させてから
50周年に・・・
「サーキットの狼」を読みクルマに興味を持ち始めた頃、ロータリーエンジン搭載のサバンナ(RX-3)が、スカイラインの50連勝を阻んだ事を知り、ロータリーエンジンの凄さを目の当たりに
ただ当時は
「速いが燃費が悪い」とのイメージが・・・
実際アメリカでは、ガスガズラー(ガソリンのガブ飲みクルマ)との汚名も
その後、高校時代にはDラーで宣伝用8mmフィルム(古ぅ)を借りて来て、学祭で上映した事がありやしたが、その時に改めてロータリーエンジンの素晴らしさを知りやした
その宣伝用8mmフィルム中では、開発の一番のネックとなった
悪魔の爪痕(チャターマーク)解決の話しもあり、ロータリーが世に出るまでの苦労が・・・
プロジェクトXでも「ロータリー47士の戦い 夢のエンジン・廃墟からの誕生」「ル・マンを制覇せよ ロータリーエンジン・奇跡の逆転劇」として取り上げられた事で、開発における並々ならぬ苦労が知られてますよねぇ
免許を取得した数年前に初代SA22CサバンナRX-7が登場していたが、その当時もまた、先に登場していたポルシェ924とシルエットが似ていた為か
「プアマンズ・ポルシェ」と呼ばれていましたねぇ
しかし、この初代SA22CサバンナRX-7を試乗した時の衝撃は、今でも忘れられないのです
当時の国産車でスポーツカーらしいスタイリングをしていたのは、S30系フェアレディZくらい
だが、S30系フェアレディZは最高出力こそ130ps(グロス値)を誇っていたが、性能的には・・・
それがSA22CサバンナRX-7は、際限なく回るかの様なスムーズなエンジンの吹け上がり、「フロント・ミッドシップ」と呼ばれた絶妙な重量配分からの運動性、まさしくスポーツカーと呼べるクルマだと思いましたねぇ
でも、燃料計の針は、見る見る間に下がって行きやしたが(^^;
かつてはマツダの主力エンジンとして、色んなクルマに搭載されていたロータリーエンジン
今では姿を変え、マツダが世界に誇るスポーツエンジンとしてRX-8に
しかし、そのロータリーエンジンの行く末に暗雲が!?
『Mazda’s Rotary Engine: Reports of its Demise Greatly Exaggerated?』
記事の中にはマツダの藤原清志執行役員が、
「社内で経営資源を有効活用するための事業見直しを進めている。次世代ロータリーエンジンの開発を続けるべきかどうかも、議題のひとつだ」と語ったと・・・
次世代RENESIS(ロータリー16X)は、トロコロイド形状の見直し排気量を拡大しながらも小型化、サイドハウジングの材質変更による軽量化、更に直噴化などにより、大幅な性能改善を目指していたのですが・・・
先人たちが、情熱を掛けて完成させたロータリーエンジン
マツダの代名詞とも言えるこのエンジンを消し去って欲しくは無いですよね
Posted at 2011/08/12 19:24:17 | |
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