
今季、何かと論争を呼び起こしているメルセデスの巧妙な
「ダブルDRS」システム
前戦中国GPで、ニコ・ロズベルグがポールtoフィニッシュした事で、再評価しているチームもあるのかも知れませんが・・・
ワテは、どうしても優位性があるとは思えないんすよねぇ
何故なら、今回のバーレーンGPの予選結果を見てみると、PPを獲得したベッテルにフリー走行での最高タイムでも0.394秒遅れを取っている事
フリー走行や予選では決勝レースと違い、ストレートスピードを稼ぐのにRDSを使用してますよね?
ここバーレーン・インターナショナルサーキットは、4本のストレートをコーナーで繋いでいるサーキット
メルセデスの「ダブルDRS」が有効ならば、セクター1とセクター3で最速タイムを記録してもいいのでが、予選結果を見てみると、ホームストレートから5コーナーまでのコーナーの少ないセクションではベッテルもロズベルグも29.4秒と同タイムなのだが、セクター3ではベッテルが23.0秒、ロズベルグが23.1秒と逆に差を着けられると言う結果に
セクター3では最高速度300km/hを記録しているにもかかわらずなのだ
これは、最強エンジンと言われるメルセデス・ベンツ FO108Zが効いているのではないかと思うんすよ
次に、決勝レースの結果から考察してみると・・・
ロズベルグのファステスト・ラップは1:38.080で10番目、シューマッハのファステスト・ラップは1:38.128で13番目なんすよねぇ
ただ、タイヤが新品か中古かの差もあるんすが
そして各セクターでの最高速度を見てみると、予選ではセクター1で243km/hを記録しているにもかかわらず決勝レースではトップがハミルトンの237km/h、同じくセクター2では268km/hを記録しているにもかかわらず決勝レースでは5番手のグロージャンの256km/hにも届かず、セクター3では300km/hを記録していたのが決勝レースでは286km/hに・・・
以上の事からすると、ダブルDRSは長いストレートのあるサーキットの予選のみ有効かと思うんすよねぇ
簡単に言うと、ダブルDRSは
「直線番長」って事ですね(苦笑)
Posted at 2012/04/23 19:50:19 | |
トラックバック(0) |
F-1 | ニュース