『24H Le Mans: Balance of Performance LMP1』
FIA国際自動車連盟のエンデュランス・コミッションは、WEC世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間を前に、LMP1クラスのBOP(性能調整)を行い、ガソリンエンジン搭載車の燃料タンク容量を3リットル増やすと発表!
今季のWECはすでに第1戦シルバーストン、第2戦スパを終えているが、2戦ともアウディR18 e-トロン・クワトロが優勝
一方、トヨタTS030ハイブリッドは第2戦スパで2013年仕様を投入し、アウディに迫る速さをみせたが、トラブルによりリタイアとなった
開幕2戦の結果を受けてエンデュランス・コミッションでは、ハイブリッド車、非ハイブリッド車を問わずすべてのガソリンエンジン搭載車の燃料タンク容量を3リッター増やすことを決定
これにより、トヨタTS030ハイブリッド、レベリオン・レーシングのローラB12/60・トヨタ、ストラッカ・レーシングのHPD ARX-03c・ホンダの3車種が、レースにおいて性能が向上する
アウディR18 e-トロン・クワトロについては、性能調整はされていない
トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、スパ後のチーム分析で、現在の性能調整(Balance of Performance )が、アウディのターボディーゼルに有利に働いているとし、FIAにWEC第3戦ル・マン24時間レースまでに調整するよう訴えていたのだが・・・
アウディR18 e-トロン・クワトロの燃料タンクは58リッターのままで、一方トヨタTS030ハイブリッドは、今回のBOPで73リッターに
スパ6時間レースでアウディは168Lap(6:00'55.971)走行しているのだが、単純にベストラップからロスタイム(給油&タイヤ交換)を計算すると約1422秒に
一方トヨタは、167Lap(6:02'40.294)で、同じく単純にベストラップからロスタイム(給油&タイヤ交換)を計算すると約1386秒に
6時間レースで36秒なので、これまた単純に4倍すると144秒
3リッター増加分が、これで賄えるのかは疑問なんすが、トヨタの言い分を聞いてやってBOPを行ったと主張されてら、ぐうの音も出ないっすよねぇ(笑)
チョイとは接戦になるかも知れやせんが、ル・マンもアウディの勝利が目に見えやすよねぇ
Posted at 2013/06/01 05:41:27 | |
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