『Acropolis Rally: Citroen's protest against Volkswagen rejected』
シトロエンは、アクロポリス・ラリーを走った三台のフォルクスワーゲン ポロ Rに
不正があったとして抗議したが、スチュワードによってこれは却下され、ヤリ‐マティ・ラトバラのギリシャ優勝が確定した
フランスのシトロエンは、ポロ R WRCに二基目のバッテリーが搭載されていると主張したが、イベントスチュワードは現地時間午前一時にそのような事実が無かったことを宣言した
問題になったのはFIAスポーティングコードの255A条で、競技車両が二台のバッテリーを使用することを禁止するものだ
スチュワードの決定は以下の通り
「フォルクスワーゲンは、マシンの右リアにバッテリーが搭載されているものの、これは接続されておらず、使用しているバッテリーを切断した場合のみに接続が可能であると説明した。また彼らは昨年、予備バッテリーの使用についてFIA技術代表の回答を得ており、そしてこのバッテリーを取り付けている」
「スチュワードはFIA技術代表の証言を聞いたが、彼はパルクフェルメで七号車と八号車のスペアバッテリー装着を見るように言われたと語った」
「また彼はフォルクスワーゲンに対し予備バッテリーはスペアパーツと見なされ、255A条に適合することを明言したし、装着されている予備バッテリーが接続されていないことを図解した」
スチュワードは使用されていたバッテリーは1つだけで、スペアが使用される前に片方は切断されており、レギュレーション違反はなかったとのフォルクスワーゲンの主張を認める結論を下した
夜中スチュワードの決定を待ち続けたフォルクスワーゲンは、異例の声明を発表!
フォルクスワーゲンのプレスリリースは以下の通り
「シトロエン・トタル・アブダビチームは三台のフォルクスワーゲン ポロ R WRCについて抗議を発表した。この抗議は形式が誤っていたために拒否された」
「その後シトロエンはさらに二件の抗議をフォルクスワーゲン・モータースポーツとフォルクスワーゲン・モータースポーツII(アンドレアス・ミケルセン車)に対して起こした。これらの抗議の中にもミスがあったものの、スポーツコミッショナーによって受理された。両者とも見解を説明するために召喚された。」
「抗議はパルクフェルメの間、スペアパーツとしてマシンに残され、翌日の朝取り外されたバッテリーについてだった。これはFIA世界ラリー選手権において、何年にも渡って慣習となっていたことだ。」
「FIAの技術責任者はこの方法を認めることを、2013年シーズン前にフォルクスワーゲンに対して明言していた」
「長時間の話し合いの後、スポーツコミッショナーは、この抗議を退けた」
シトロエンは決定についてアピールをしなかった
2003年から06、07年を除き、2008年からマニファクチャラータイトルを欲しいままにして来たシトロエン
それがココに来て、新興勢力とも言えるフォルクスワーゲンに圧倒され、焦りからかこないなクレームを(苦笑)
Posted at 2013/06/05 21:15:27 | |
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