『Pirelli confirm tyre changes for Germany and beyond』
30日のシルバーストンでのレースにおける故障を受け、ピレリはカナダでテストしたケブラー・ベルトのタイヤを、今週末のドイツGPで使用することを発表した。その後、ハンガリー以降、新しいタイヤが導入される。
広範囲の調査のあと、ピレリはインシデントの原因としてチームが、
・ リア・タイヤを左右逆に装着することを選んだ
・ 推奨より低いタイヤ圧を使用した
・ 極端なキャンバー角度を使用した
・ シルバーストンの高速コーナーで特に激しく縁石を利用した
ことに言及した。
ピレリのモータースポーツ・ディレクターのポール・ヘムベリーは「シルバーストンでの出来事は、完全に予想外で、ピレリの一世紀以上のモータースポーツの歴史のなかで、このようなことが起きたためしはなかった」と述べた。
「我々を大きく動揺させたこれらのインシデントは、我々がすでに提案していた変更の緊急性を強調するものである。その変更は、ドイツの金曜フリー走行で導入される」
ドイツで使用されるリア・タイヤは、安定性と接地性を最大化するために、2012年のベルトに再導入された現在のスチール構造に変わり、ケブラー構造を採用している。これらタイヤも非対称であることから、左右交換は厳しく禁止される。対照的に、フロント・タイヤは変更されない。
ハンガリーGP以降のタイヤは、2012年タイヤの特徴と2013年コンパウンドのパフォーマンスを複合したものになる。基本的に、新タイヤは2012年タイヤと同じ構造、構成、ベルトを利用し、パフォーマンスと安全性を最大化する。コンパウンドは、2013年に使用されているものと同じで、速いラップタイムと幅広い作動範囲を保証する。
FIAが同意したこの新仕様は、7月17~19日シルバーストンで、チームとともに2013年マシンを使ってトラック・テストされる。このセッションは、以前は若手ドライバー・テストとされていたが、レース・ドライバーが担当する。
30日の故障によって生じた問題を鑑み、ピレリは、タイヤの最適機能を保証するため、タイヤ圧、温度、キャンバー角など、基本的なパラメータに関してチームからリアルタイム・データにアクセスする許可を得られるよう、規約変更を求めている。
ヘムベリーは
「この問題の即時解決策を見出すようすばやく対応しようというFIA、FOM、チーム、ドライバーの意思に感謝したい」と述べた。
「特に、FIAが手配する冬季テストの採用はタイヤ開発に適切であり、シーズン中テストの可能性は、安全性とパフォーマンスの基準がますます改善されるタイヤの実現に貢献するだろう」
「正しい方法で使用される2013年のタイヤは完全に安全であることを、繰り返し強調したい。しかし、シルバーストンでの出来事により、我々は、平均で2秒以上ラップタイムを短縮する非常に高性能のタイヤの提供を要請されたが、適切な使用とタイヤ開発を保証するためにリアルタイムのタイヤ・データへの全面的なアクセスを要請した。規約変更を待つあいだ、管理しやすいタイヤを導入する予定である」
そう言えばピレリ、昨年もブリスター問題で一部のクルマのタイヤのキャンバー角とタイヤの内部空気圧力に問題があったと言ってやしたよねぇ
って事は、昨年の事を学んで無いのか、それとも相変らず殿様商売なのか・・・
Posted at 2013/07/04 20:02:15 | |
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