『Michael Schumacher accident inquiry not focused on his speed』
スピードが事故原因ではない
元F1チャンピオン、ミハエル・シューマッハのスキー事故の調査官は、スピードが重要な原因ではなかったことに自信を持っている。
調査対象の証拠には、シューマッハが12月29日、岩にぶつかったときに着用していたヘルメット・カメラが含まれている。
調査官はシューマッハが転倒時どの程度のスピードを出していたかを正確に述べる立場にはないが、アルベールビルの検察官は、8日の記者会見で警察は衝突の大きな要因としてスピードに注目していないと述べた。
アルベールビルの検察官パトリック・クインシーは「最適の人材と専門家でビデオを調査する」と語った。
「必要であれば、スピードがどのくらいだったか言えるだろう。しかし我々にとってスピードは必ずしも重要な側面でもないし、調査終了時に行う判断にとっても重要ではないだろう」
この件を担当している調査官のひとり、ステファン・ボゾンは、ヘルメット・ビデオの詳細な調査が必要になるだろうと述べた。
「証拠を見ると、彼は非常に優秀なスキーヤーだった。彼はゲレンデを外れ、ゲレンデ外に入った時、減速したようには見えなかった」
「しかし、まだ彼のスピードを言うことはできない。それはかなり厳しい地形に対する、非常に優秀なスキーヤーのスピードであり、やや減速するためにターンしていた」
クインシーは、シューマッハのビデオを調査するとともに、警察はシューマッハの家族を含めた目撃者の話を聞き、事故を再現したと述べた。
彼は、シューマッハのクラッシュが、誰かのビデオの背景に写っていたという報道を否定した。
「目撃者が撮影していたビデオに関する噂は聞いたが、その人物から何も受け取っていない。個人的にはそういうビデオが本当に存在するかどうか疑っている」
事故現場はコースからわずか数メートル
クインシーは、シューマッハが山を下っている間、ゲレンデからわずか数メートル離れただけだったことを明らかにした。
「彼は赤と青のスロープの交差点に到達した。彼は赤いゲレンデを滑り、コースから外れた」
「彼は明らかに非常に優秀なスキーヤーだが、彼のスキーの片方が岩に当たり、それがゲレンデに刺さった」
「彼がぶつかった岩はゲレンデから8メートルのところにあった。転倒したあとの彼の位置は、ゲレンデから9メートル離れていた」
ボゾンは、シューマッハのスキーが故障していた、あるいは事故の原因だったという証拠はないと続けた。
「スキーは完璧な状態だった。事故の原因ではない。しかし、スキーの下に傷があり、彼が確かに岩に当たったことを証明している」
クインシーは、標識が不良だったためにシューマッハがゲレンデ外区域に入ったのではないと考えている。
「ゲレンデははっきりと示されているので、どんなスキーヤーでもスロープ(斜面)がどこで終わるかわかるだろう」
「スキーヤーが危険区域に入らないよう、スロープの終わりが非常にはっきりと示されている」
徐々に事故の真相が明らかになって来てますが、シューマッハの容態も、徐々に良くなって欲しいっすよね
Posted at 2014/01/09 05:18:14 | |
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