『警官の銃にもめげず、散乱した事故車荷物に住民「それっ」=蘭州』
甘粛省蘭州市で4日午前11時ごろ、大型トラックが横転し、積荷のみかんが道路わき耕作地に散乱。事故を知った住民が大挙して押し寄せ、積荷を拾い集め始めた。インターネットでは、やめさせようとした警察官が住民に拳銃を突きつける様子が写っていたため、批判の声が出た。結局は、積荷33tのうち、残った売り物になるみかんは1t程度だったという。中国新聞社が報じた。
事故が発生したのは蘭州市内の国道G30号線の柳溝河高速道路出口の約1kmの地点。トラックがスリップして横転した。ほぼ同じ場所で約1年前にもトラックが横転し、「それっ」とばかりに押し寄せた住民が手に手に積荷を持ち去った。
4日の事故でも、周辺の村落から住民らが大挙して押しかけ、みかんを拾い集め始めた。交通警察官が駆けつけたが、とても制止できず、近くの派出所(解説参照)に連絡して応援を求めた。
当初の報道は「以前にも略奪が発生したこともあり、交通警察官がまずみかんを守った。その後到着した警察が現場の秩序維持を行った」、「運転手は午後4\4時ごろになり、運転手は容器破損などでこれ以上みかんを集められないと判断し、集まった人々に拾い集めてもよいと許した」などの内容だった。
その後、同報道とはかなり違う記事が発表された。近隣の行政幹部も現場に駆けつけた。横転したトラックは危険な状態だった。みかんが散らばる耕作地よりも高い、道路の端に横転していたという。それでも人々は、夢中になってみかんを拾い集めていた。
「トラックが落ちてきたら大事故になる。この場を離れてほしい」と呼びかけたが、「あんたのみかんじゃないだろ!」などの声が返ってきただけで、人々はみかんを集め続けた。
荷主によると、「もう、全部のみかんは運べないから、残った分は持って行ってよい。今はやめてくれ」と叫んだが、聞き入れてもらえなかった。人々は大きな袋や箱にみかんを入れつづけた。
100人あまりの人がわれ先に押し寄せたので、踏みつぶされたみかんも多い。33tのみかんを運んできたが、売り物になるみかんは1t程度しか残らなかった。
現場の状況を伝える写真10点ほどが報道されたが、大半は人々が群がってみかんを拾い集める様子だった。うち1枚に、警察官が高齢の女性に拳銃を突きつける姿があったため、インターネットで批判の声が出た。
一方で、「秩序維持のため、警察が銃を使用するのは仕方ない」との意見も出た。問題の写真で、驚いているのは銃を突きつけられた女性1人で、周囲にはみかんを運ぶ人の姿も見られるので、掲示板に「銃を使っても、まだ立ち去らないんじゃ、警察もどうしようもないよな」と書き込んだ人もいる。
批判に対して警官隊を出動させた楡中県公安局(県警)の張克強局長は「現場で使った銃は暴徒の駆逐・鎮圧専用のもので、使用する弾丸は柔らかいもの」、「5mの近距離で発射して相手に当てても、致命傷は与えない」と説明。法律でも認められている使用だったという。
警察が銃を使用したのは午後3時すぎ。最初に出動した警察官だけでは足りず、警察は休日で自宅にいた警察官6人をさらに現場に急行させた。銃を使用したのは、その後という。
高齢の女性に銃を突き付けたことについては、「(人に向けて撃ったのでなく)銃声で威嚇した。大部分の人はその場を立ち去ったが、それでもみかんを集めようとする人がいた」と説明。
銃口を女性に向けたのは事実だが、射撃したり威嚇する意図があったのではなく、「立ち去れ」と手のしぐさで示したときに、まだ銃を握っていただけという。張局長は、警察官は真面目に職務を遂行したと強調した上で、銃の使用法については不適切な部分もあったと認めた。
銃を突き付けた警官も馬鹿民族なら、事故ったクルマから物を略奪するのも馬鹿民族
流石は、どうしようもない種族っすよねぇ(笑)
Posted at 2014/01/11 03:29:48 | |
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