『Alex Zanardi returns to motorsport with ROAL BMW Blancpain GT seat』
1991年~94年、99年にF1に参戦、二度のCARTチャンピオンであるアレックス・ザナルディが、2014年にROALモータースポーツとともにブランパンGTシリーズにフル参戦する事に!
ザナルディは1991年にジョーダンからF1デビュー。ミナルディ、ロータスで活躍した後、1996年からアメリカに活動の場を移しCARTに参戦し、1997年、98年と驚異的な速さで2年連続チャンピオンを獲得し、アメリカで大人気となった
そして1999年にはウイリアムズからF1に復帰したが、2001年に再びアメリカへ活躍の場を移したが、ドイツのラウジッツリンクで行われた第16戦で大事故に遭い両足切断という大怪我を負った
生死をさまよったザナルディだが、そこから不屈の闘志でリハビリを続け、事故の3ヶ月後、ミハエル・シューマッハーとともに出席した伊アウトスプリントの表彰式で立ち上がる姿を披露
2003年には事故を起こしたラウジッツで、ハンドドライブに改良されたCARTマシンで走行し、「やり残した13周」を完走。また、ハンドドライブでツーリングカーレースにも参戦を開始し、05年にはWTCC世界ツーリングカー選手権で優勝
2006年にはBMWザウバーのF-1マシンもドライブ
そんなザナルディは、2009年にWTCCを引退してからはハンドサイクルに本格的に転向
2012年のロンドンパラリンピックではイタリア代表としてふたつの金メダル、ひとつの銀メダルを獲得するなど、一流のアスリートとして健在ぶりをみせていた
ザナルディはパラリンピックのゴールドメダリストとして2012年にDTMドイツツーリングカー選手権を訪問し熱烈な歓迎を受け、その場でレースへの情熱が復活、DTMマシンをテストした
残念ながらDTM参戦は実現しなかったが、2014年から再びサーキットに復活することが明らかにされた
ザナルディがドライブするのは、WTCC参戦時代から関係が深かったBMWのGT3マシン、BMW Z4 GT3で、チームは過去にザナルディがWTCCに参戦していた際に所属したROALモータースポーツから、今季FIA-GTシリーズから名称が変わるブランパンGTに参戦する事に
「アレックス・イズ・バック! BMWモータースポーツの歴史の中でも最高のヒーローのひとりがモータースポーツ界に復帰することを発表できて、これ以上ないくらい光栄に思う」と語るのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト
そして、ザナルディ自身もレースへの復帰を心待ちにしているという
「2009年にモータースポーツを去った後も、僕は心の底からレーシングドライバーだったんだ。2012年末にBMW M3 DTMをテストしてからまたムズムズしてきた。その瞬間から、モータースポーツの世界に戻るアイデアを考えていたんだよ」とザナルディ
「BMWと一緒に、さまざまなオプションを考えてきたんだ。古い友人であるROALモータースポーツと働けることになって本当に嬉しいよ。この機会を与えてくれたBMWに心から感謝したい」
2012年にDTMマシンをドライブした際には、アクセルとブレーキは取り外されブレーキペダルは義足の右足で踏めるよう移設され、アクセルはステアリングに取り付けられ左手で操作できるようにされ、シフトチェンジはパドルで行えるよう改良されていた
今回参戦するBMW Z4 GT3も同様の改良が加えられているのだろうが、このマシンを操り、どんなレースを見せてくれるのか楽しみですよねヾ(@⌒▽⌒@)ノ
Posted at 2014/01/22 18:59:23 | |
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