『Exclusive: F1 to give green light for US team to jump on bandwagon』
バーニー・エクレストンは、米国の実業家が運営する新チームが来年F1に参戦することを明らかにした。
このチームはF1の12番目のチーム、1980年代以来初めての米国チームとなる。2007年以降、F1には米国人ドライバーがいない。
このチームは、米国のストックカー・シリーズ、NASCARに参戦しているスチュワート-ハース・レーシングチームの共同オーナー、ジーン・ハースが運営する。F1のエクレストンCEOは
「ハースは受け入れられるだろう」と述べた。
「彼らには資金があるが、問題はいくら使うつもりなのかだ」
ハースは、NASCARチームを所有しているほか、年間収入約10億ドルの一流エンジニアリング会社ハース・オートメーション社の設立者でもある。これがF1参戦のリソースとなり、彼はすでにそれを使って一流の人材を獲得している。4度のF1チャンピオン、レッドブル・レーシングの元テクニカル・ディレクター、ギュンター・シュタイナーも関わっていると見られている。
エクレストンは当初、ハースの参戦に否定的だったが、彼のチームが少なくとも最初は必要な手段を持っていることに納得した。エクレストンは
「10億ドルあれば、チーム・オーナーは4年間やっていけるだろう」と述べた。
「ハースと話をしたが、彼が何をしたいのかわからない。アメリカのことだから、わたしにはわからない」
F1は米国では不運が続いており、それが米国のF1への関心に対するエクレストンの意見に影響を与えている。USF1というチームは2010年に参戦する予定だったが、十分な資金を調達できなかった。同様に、ニューヨークの歴史的スカイラインを背景にした市街地レースも、主催者が3.2マイル(5,150m)の公道をF1基準に改修する1億ドルの資金が足りないため、過去2年間延期されている。
エクレストンはこのレースに固執するだけでなく、西海岸のカリフォルニア州でも別のレースを計画している。ハースは米国で最も人気のあるモータースポーツ・シリーズ、NASCARで有名なので、彼がF1に参戦することで西海岸でのレースの可能性も高まるかもしれない。
昨年12月、FIAは新チームの参戦受付を開始した。決定は2月28日に予定されていたが、締切日不明で延期された。
最近のインタビューでハースは
「FIAでは、個人が決定を下すのではない。グループをつくって、パッケージを検討して決定するが、最終的にはエクレストン氏が判断するのだと思う」と語った。
既存の一部チームは存続に苦労しているため、FIAの参戦受付はF1の内部関係者を驚かせた。近年、F1の予算は高騰しており、2013年の予算は平均2億1,100万ドルと推定されている。数人のドライバーは、昨年の年俸を受け取っていないと不満を述べており、2012年末、スペインの弱小チームHRTが撤退し、12番目のグリッドが空白となった。
USF1が13番目のチームになりそこねたとき、FIAはそれを埋める関心をほとんど示さず、FIAは2010年9月に参戦受付を締め切った。しかし、エクレストンは
「毎年、我々やFIAは新チームからアプローチを受けている」と述べた。
ハースのほか、HRTの元チーム代表コリン・コレスや、2010年に参戦を申請したセルビアのチーム、ステファンGPも参戦を申請したと見られている。
何処が新規参入チームとなっても構わないんすが、せめて10年、いや5年は参戦し続けて欲しいっすよねぇ
Posted at 2014/04/04 06:02:13 | |
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