『外国には援助や高速鉄道で巨額投資するのに・・・中国では「終戦直後の日本」と同等の食事すら取れない児童がいる=中国版ツイッター』
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で9000人のフォロワーを持つ、アカウント名・執我之手さんは3月31日、「大陸の子どもはなぜ62年前の日本の児童給食も食べられないのか」とするツイートを掲載した。
このツイートは、米国内の華字メディア・看中国が3月28日に掲載した記事を紹介したもの。記事は、中国世界貿易組織研究会の王成安副会長が「発展途上国への援助を行う一方で、自国には腹を空かせながら授業に臨んでいる子どもがまだまだたくさんいるということを忘れてしまった」と語ったとしている。そのうえで「中国は日本のGDPを大きく抜いたのに、60年以上前に日本の子どもが食べていた昼食すら食べられない子どもがいる」と論じ、当時の日本の小学校で出されていた給食を紹介した。
ツイートに対して、微博ユーザーからは「日本は戦争に負けたけれど、そこからより強大な国を作り上げた」、「国の興隆の重点は教育にある。教育者はその道を必ず守らなければならない」といったコメントが寄せられた。
また、多くのユーザーが「国外に巨額の支援を行う一方、国内の一部児童への支援ができていない」という中国の現況について言及。「民族が劣っているのではなく制度が悪いのだ!」、「愚民・弱民の策だ」、「そんなことしたら指導者の生活水準が下がっちゃうもんね」、「この政府はそもそも貧困者たちを人ではなく奴隷や豚だとみなしている」、「哀れな子ども、哀れな市民」といった、政府に対する批判的な声が噴出した。さらに、中国政府が大々的に進めている高速鉄道の世界進出について、国外への巨額投資に不快感を示すユーザーもいた。
1980年代以降、先に豊かになれる人がまず豊かになり、それから立ち遅れた人びとを助けよという「先富論」のもと、中国の改革開放が進んできた。その結果、中国国内の貧富の格差が大きくなった。豊かになれる人が豊かになる状況は十分に達成されつつあるなかで、いつ「立ち遅れた人びと」に向けた救いの手が差し伸べられるようになるのか。鄧小平は1986年、「先進地区が落伍地区を助けることは義務である」と語っている。豊かになった人は「義務」を忘れてはいないだろうか。
「中国が得意な『メンツプロジェクト』の数々で、犠牲になっているのは誰だ」と問いかけるユーザーがいた。メンツだけでは国民全員のお腹を満たすことはできないのである。
流石は、面子にだけ拘る馬鹿民族っすよねぇ
Posted at 2015/04/11 05:43:39 | |
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