『Audi UrQuattro gets the Petrolicious narrative』
輪駆動と5気筒ターボエンジンを組み合わせることにより、ラリー競技界に"革命"を起こしたと言われるアウディ「クワトロ」。今回は、美しい映像で定評があるビンテージカー専門サイト『Petrolicious』から、1983年型の「Ur-クワトロ」(「Ur-」はドイツ語で「オリジナル」の意)をご紹介しよう。
オーナーのマニュエル・レオン・ミナッシアン氏は1984年、レバノンの首都ベイルートにあるインターナショナルスクールに通っていた。その時、学校付近に駐車してあった新車のUr-クワトロを見て恋に落ちたという。以来、同氏は同車にあこがれ続けて、ついに今から4年前、走行距離17万5,000マイル(約28万km)超のUr-クワトロを手に入れた。ちなみに愛車のナンバープレートは、当時WRCのグループBでクワトロのステアリングを握っていたドイツ人ドライバー、ワルター・ロールの名字から取っている。
スタイリッシュな2ドアクーペのUr-クワトロは、80年代にWRC(世界ラリー選手権)を席巻しただけでなく、後の市販車マーケットにも多大な影響を与えている。だが、我々が同車に魅了される理由は、ラリー史上における重要性だけではない。直線的でシャープな面構成のボディや独特なエンジン音、悪路での優れた走行性能に強い魅力を感じるからだろう。
日本のラリーに於ける4WDの先駆者と言えば、当然の事ながらスバル・レオーネ!
そしてWRCに於ける4WDの先駆者と言えば、アウディ・クワトロになるかと
1981年、4WDのラリー車は構造が複雑で重量がかさむだけと敬遠されていたラリー界に、アウディ・クワトロは登場
緒戦のモンテカルロ・ラリーでは、圧倒的な速さを見せながらリタイアとなったが、次戦スウェディッシュ・ラリーで早くも初優勝を飾り、ハンヌ・ミッコラはドライバーズランキング3位でシーズンを終える
翌1982年には、2シーズン目にしてマニファクチャラー・チャンピオンを勝ち取る
以降、プジョーやランチアも4WDマシンを投入し、WRCは4WDの時代に・・・
まぁ、4WDの速さを印象付けたのは、1980年のサファリラリーでのレオーネなのだが、WRC界での衝撃度は、やはりアウディ・クワトロとなりやすよねぇ
Posted at 2014/09/30 18:12:41 | |
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