『三菱ミラージュR5、公式デビュー戦で5位』
スウェーデンのMパートABが製作した三菱ミラージュR5は、FIAホモロゲーションをもたないマシンでも出場が可能となるイギリスのノースウェールズ・ラリーで公式デビュー、総合5位でフィニッシュした。
三菱R5は先週、オランダのタンクSラリーでゼロカーとして走行を行ったあと、今週、イギリスに運ばれてターマック仕様からグラベル仕様にサスペンションを変更、木曜日にバーミンガムでテスト走行を行ったあと、ノースウェールズ・ラリーに臨むことになった。
ピレリMSAウェールズ・フォレストナショナル選手権の一戦として行われるノースウェールズ・ラリーは3月28日にノースウェールズ・ドルゲッロウのグインダフ・エヴァンス・モータースをスタート&ゴール地点として6SS/65.16kmで争われた。
朝から雨が降るウェットコンディションとなるなか、カーナンバー5を与えられたマーティン・ベルグランドの駆る三菱R5は、デビッド・ボギーのフォード・フィエスタR5+に続いてオープニングステージを2位でスタート、SS3のダイフィのステージで49秒を失い6位までポジションを落としたものの、続くSS4ではふたたび2番手タイム、SS5でも3番手タイムを奪って5位でフィニッシュすることになった。
「素晴らしいマシンだったよ。僕らはなんのトラブルもなくデビューを走りきることができた。でも、これはこのマシンにとってほんの始まりだよ」とベルグランドは喜びを語っている。
ラリーはすべてのステージでトップタイムを奪ったボギーが圧勝、最終ステージでオシアン・プライス(シトロエンDS3 R3 Max)を抜いたルーク・フランシス(三菱ランサーエボリューションIX)が2位となっている。また、4位にはピーター・テイラーのフォード・フォーカスWRCが入っている。
また、エルフィン・エヴァンスはMスポーツのカスタマーマネージャーのリッチ・ミルナーとともに1リッターターボ・エンジンを搭載した新しいフィエスタR2で出場したものの、SS1のあとで走行を中止、タイムカードの紛失により失格の扱いとなっている。
1 121 David BOGIE/Kevin RAE Ford Fiesta R5+ 0:40:27
2 2 Luke FRANCIS/John H ROBERTS Mitsubishi Evo 9 0:42:20
3 1 Osian PRYCE/Dale FURNISS Citroen DS3 R3 Max 0:42:22
4 120 Peter TAYLOR/Andrew ROUGHEAD Ford Focus WRC 0:42:37
5 5 Martin BERGLUND/Sofie LUNDMARK Mitsubishi Mirage R5 0:42:45
僅か6SS/65.16kmのラリーとは言え、フォード・フィエスタR5やシトロエンDS3 R3を相手に、グラベルで5位とは、中々の競争力があるのでは?
是非とも、WRCのフルステージでの走りを見てみたいものですよねぇ
Posted at 2015/03/31 06:55:24 | |
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