10㎜ﾜｲﾄﾞﾄﾚｯﾄﾞｽﾍﾟｰｻｰ取り付け(ﾊﾌﾞﾎﾞﾙﾄｶｯﾄ編)

協栄産業製10㎜ワイトレ装着にあたり、社外ホイール裏側の逃げがないため、ハブボルトの出っ張り分を思い切ってカットします。

ワイトレ品番：4010W1－56(厚さ10㎜、ハブ径Φ56)

ワイトレと厚さ2㎜のダミロタ装着でボルトが約13㎜出っ張っていますのでこの位置にマーキングし、カットします。
ちなみに、車体に付いたままでもカットできそうですが、より正確に長さを合わせるためにあえて外してカットしました。

ハブボルトの抜き方は諸先輩方の整備手帳を参考に進めます。
まずドラムカバーを外しますが、固着していていくら叩いても隙間にドライバーを突っ込んでこじっても外れないので、サイドブレーキを解除しサービスホールにM8のボルトをねじ込むとドラムカバーが押し出されて嘘のように簡単に外れます。
この時、サイドブレーキを解除せずにねじ込むとドラムカバーが割れることもあるそうなので充分注意です。

ドラムカバーが外れました。

ハブボルトを抜きます。
ベアリングプーラーがあれば圧入されたハブボルトも楽に抜けるようですが準備しなかったので、ボルトの頭にいらないナットをはめてハンマーで叩いて抜きました。
この時、優しくコツコツ叩いても全く抜けないので、大きめのハンマーで潔くガンガン叩くと5～6回で抜けてきます。
ちなみにお古の袋ナットはSABのピットで貰ってきました。

抜いたハブボルトは全長約28㎜になるようにグラインダーでカットしました。

ハブボルトは裏から差し込みナットで締め込めば圧入されますが、そのままではハブごと回ってしまい力が入らないので、一旦ドラムカバーをしっかり被せてサイドブレーキをかけた状態で行います。
念の為、再度ドラムカバーを外してちゃんと圧入されていればOKです。

最後にダミロタとワイトレを装着して…
今度はぴったりツライチで装着できました。
(追伸)
ワイトレは車検が通らないため毎回ハブボルトを交換するのが大変ですので、その後ワイトレの圧入ボルトを叩いて抜き取り、車体側をロングハブボルトに交換しワイトレを共締めして使用しています。これだと車検のときにワイトレを外すだけで済みます。