ビヤステーション恵比寿
【恨飯屋】ウェイトレスの理解が意味不明
2019年07月19日
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ビアガーデン

現在のサッポロビールの前身・日本麦酒醸造會社がリリースした本格的ドイツビール「惠比壽麦酒」は、今なおプレミアム・ブランド「ヱビスビール」としてビール党の喉を潤すばかりか、その工場近隣の地名および鉄道駅名が「恵比寿」となるなど、社会的・歴史的な影響力を発揮し続けている。
工場設備の老朽化・都市再開発事業着手に伴い恵比寿工場は廃止され、サッポロビール本社および恵比寿麦酒記念館・三越・東京都写真美術館等を中核に据えた新しい都市へと生まれ変わった。
恵比寿駅からの連絡通路を出てすぐのところに、尖塔を備えた赤レンガ風建築のレストラン「ビアステーション恵比寿」がある。
同名のレストランは、再開発事業が始まる前の1985(昭和60)年3月から営業しており、その当時はなんと急行用電気機関車・EF58に従う客車3両(後に更に3両追加)を、製品出荷用の貨物ヤード跡地(当時既に鉄道貨物経由での出荷は廃止)に引き込んで「レストラントレイン」としていた。
ところが再開発事業本格化に伴い、土地を明け渡さねばならなくなり、僅か4年で閉店。貴重な電気機関車を含め4両は現地で解体処分、残り3両は山手線を北上した目黒駅の貨物ヤード跡地へ移設し、再びレストランとして使われた(こちらも後に解体)。
再開発で建築された現在の店舗も、ヨーロッパ?アメリカ?の駅舎風建屋が誂えられており、ヱビス・ブランドと鉄道の親和度の高さを演出している。
そんな鉄道ファンにしてビーラーというキャラクター(=私)が狂喜乱舞しそうなレストランで、極めて残念な体験をした。
ある週末のランチ時、パン・ライス付のステーキに、ランチスープを追加してオーダーを入れた。
メインディッシュがサーブされて少々時間が経ってから、そういえばパンかライスか聞かれていなかったなと気付き、ウェイトレスに指摘すると「スープを付けたらライス・パンは別料金になります」………?
いやいやちょっと待ってよ、メニューには明らかにパン・ライス付と明記してあるし、別料金のスープ頼んだらライス・パン抜きって有り得ないでしょ、と苦言を呈すると引き下がり、「大盛りは別途100円でした」と意味不明な言い訳をしてライスを持ってきた。
だが、そもそもライスかパンかも訊かれていないのに、勝手にライスを持ってくること自体、どういうことか。
「スープを付けたから……」と言い訳しながら、そのスープがいつまでたっても出てこないのはどういうことか。
これ以上文句を申し述べても埒が開かないと判断。会計に進んで確認をしたところ、結局スープはオーダーに入っていなかった。
店内には様々な国の旅行者がおり、スムーズに食事を勧めている様子からして、多言語対応のウェイトレス・ウェイターを多数揃えているものと推測する。
インバウンド需要に対応することも必要であるが、個人的にはちゃんと提供メニューを理解し、遺漏なくオーダーを取れる人を、まず採用してほしいものである。
鉄道施設としての恵比寿、プレミアム・ブランドとしてのヱビスに思い入れが強いだけに、残念さが倍加してしまった。
住所: 東京都渋谷区恵比寿4-20-4
電話 : 03-3442-9731
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