ここで言うインバーターとは、
車内でAC100Vの電源をとることが出来る
装置の事です。
そう、車の中で家電製品が使える優れものです。
頻繁に車中泊をする私にとって、
それはもはや必需品です。
私の場合、車中泊のみで、
数日出かける事もあるため、
どうしても電源が必要になることがあります。
例えば……
ノートパソコンの充電、
カメラバッテリーの充電、
ゲーム機の充電、
携帯電話の充電
などです。
だから、去年買いました。
なくても何とかなるかもしれません。
でも、やっぱりあると便利です。
私のインバーターを選ぶポイントは、
まず、出力電力です。
**W(ワット)出力とかいうやつですね。
これが使用したい電化製品の消費電力よりも
大きくないといけませんね。
私の場合は、使用予定の電化製品の中で
ノートパソコンがもっとも消費電力が大きかったので、
それを基準に選定しました。
ただ、これは余裕をもって大きめの出力をもった
インバーターを選びたいところですね。
ぎりぎりのところで使用すると
インバーターに負担をかけて寿命を縮める懸念が
あるからです。
次に重要な点は、
インバーターの電源をシガーソケットからとるのか、
あるいはバッテリーに直結するのか。
お手軽に車内で使いたいのなら、
シガーソケット接続が楽でしょう。
ただし、シガーソケットからはとれる電力にも
限りがあるため、必然的に出力電力の大きな機種は
選べなくなってしまいます。
無理やりつけちゃうと、車側のヒューズがとびかねません。
車のシガーソケットを分岐させて、
他にもいろいろつないでいると、
やっぱりヒューズが切れかねないので、
シガーソケット側のヒューズ容量と、
インバーターを含めた接続機器の消費電力に注意が必要ですね。
バッテリー直結は、知識のない人はやるべきではないでしょう。
私はシガーソケット派です。
シガーソケットから出力される電圧と、
インバーターに入力する電圧も一致しているか確認が必要ですね。
まぁ、大抵12Vだと思いますが。
インバーターの紹介をみていると、
(純)正弦波とか、擬似正弦波や矩形波やらと
書かれているわけですが、
何が違うかといえば、使用可能な電化製品に
制限が有るか無いかです。
低価格の製品はまず擬似正弦波・矩形波出力の、
使用できる電化製品に制限のあるタイプでしょう。
具体的には、電気毛布類、
扇風機・掃除機・ドライヤーなどの
モーターを使用する電化製品類、電子レンジなど、
その他いろいろです。
(純)正弦波出力タイプのインバーターには
その制限がありません。
ACアダプターを使用するタイプの電化製品なら、
擬似正弦波・矩形波出力でも十分に使えると思います。
あとは、連続使用時間と耐久性ですね。
安物を買ったらすぐに壊れちゃった、は嫌ですからね。
インバーターは使用すれば発熱します。
熱はインバーターの寿命を縮めます。
インバーターの出力電力ぎりぎりのところで
使用しつづければ、放熱がぎりぎりになって、
その分熱くなることが予想されます。
ギリギリの状態で連続で使いつづければ
さらに負担が高くなります。
ちょっとだけだから……という使用なら、
ギリギリでも大したことはないかもしれません。
しかし、酷使するのなら、
使用する電化製品の消費電力よりも、
十分に大きな(2倍程度)出力容量を持った
インバーターを選べば安心だと思います。
もっとも、作りのヘボい商品なら、
余裕が有ろうが無かろうが壊れるときは
壊れちゃいますが……。
最後に、突入電流というものが有りまして、
何かと言うと、電源を入れた瞬間に、
ドバッと大量の電流が流れる現象です。
電化製品でもそれは決して珍しくなくて、
冷藏庫やら洗濯機やらドライヤーやら
扇風機やらの、モーターが動く瞬間。
白熱電球が点灯する瞬間、
その他電化製品が起動する瞬間などです。
通常、家電製品の消費電力には、
この瞬間的に消費する突入電流は含まれていません。
しかし、インバーターにとって、
これは無視できない問題です。
インバーターの出力電力は十分なのに、
動かない……なんて時は、
この突入電流のせいかもしれません。
対策としては、十分に大きな出力電力を持った
インバーターを選ぶことです。
ポイントをまとめると
・出力電力
・シガーソケットに接続できるかどうか
・正弦波か擬似正弦波か
が大きなポイントでしょうか。
この製品であれば
バッテリー接続もシガーソケット接続のどちらも出来て、
400Wの出力電力で、突入電力(機動電力)は800Wもあり、
各種保護回路を7つも備えている割と優れもののような
感じがします。
しかし……実はシガーソケットで接続したら、
400W/800W出力最大まで使えないという落とし穴が有ったり……。
ただまぁ、それはこの製品が悪いと言うわけではなく、
結局シガーソケットからとれる電力には限りが有るので
仕方が無いのです。これはインバーターの問題ではなく、
車側の制限です。

わずかに出力電力の大きなこの製品になると、
もはやシガーソケット接続は出来ず、
バッテリー直結のみになってしまいます。

アマゾンで探している限り、
乗用車の車中泊で、シガーソケット接続で
お気軽に電化製品を使いたい、
となると5千円程度の製品が限界のようですね。
もっと大出力が必要なら、
サブバッテリーの装備の検討が必要かも知れませんね。
そこまですると、キャンピングカーに
一歩近づいてしまいそうですが。
とりあえず、使用する前は取扱説明書を十分に確認しましょう。
インバーターの電源を入れたまま、
車のエンジンをかけると壊れるとか、
重要な注意が書いてあるので、しっかりと確認しましょう。
Posted at 2013/12/07 17:39:12 | |
トラックバック(0) |
車中泊 | クルマ