私は、基本的には休日しか車に乗らないので、
どうしてもバッテリーが弱りやすい傾向にあると思うのです。
休日とは言っても、乗らない日もありますし、
車が2台あれば、さらに乗らない期間が長くなりがちです。
私の場合、SLKは日帰りできる程度の距離で乗ることが多く、
距離は伸びにくいけれど乗る頻度は比較的多い傾向です。
V60の方は荷物や人を載せる必要のあるときや、
車中泊をするときに引っ張り出す程度なので、
乗る頻度は少ないものの、走行距離は比較的伸びます。
ただ、最近SLKでも車中泊をするようになってきているので、
V60を乗る頻度がますます下がっているのですが……。
さて、そうなるといよいよバッテリーのへたりが
心配になるわけです。
何せ、先日1ヶ月ぶりくらいにV60のエンジンをかけて
4時間ほど街中を走ったにも関わらず、
バッテリーの電圧低下の警告メッセージが
表示されてしまったくらいですから。
バッテリーの劣化についての個人的な見解ですが、
(正しいかどうかはわかりませんが)
バッテリーの劣化の大きな要因として、
電極のサルフェーションと脱落があるようです。
バッテリーは放電すると電極に硫酸鉛の決勝の析出が起こるようです。
ただ、析出した直後はやわらかいため、すぐに充電が行われれば、
硫酸鉛ははがれるようです。
しかし、析出したまま放置されると徐々に硬くなり、
電極に固着し、電極の有効面積が減ってしまい、
バッテリーの劣化につながると考えられているようです。
これがいわゆるサルフューションといわれる現象です。
だから、毎日車に乗っていれば、析出されたものが固着する前に
剥がれるのではないかと考えています。
バッテリーの交換時期が2,3年毎と言われているにも関わらず、
毎日乗っている車のバッテリーがかなり長い期間使えるのは、
こういった理由からではないかと考えています。
逆に、車は乗らなくても少しずつ放電していくので、
あまり乗らない車は充電されずに徐々にサルフェーションが進行し、
だいたい、2,3年くらいで交換する破目になると考えています。
ちなみに、私のV60は現在4年目です。
買ったころは頻繁に乗り回していましたが、
SLKを買ってから乗る頻度が減って、
バッテリーの劣化スピードが早まったのかな?と
思っています。
さて、本題はここからです。
世の中にはバッテリーのサルフェーションを解消してくれる
バッテリー充電器というものが出回っています。
その充電器を使って本当にサルフェーションが
解消されたのかどうか、私には確認する術がありません。
しかし、本当に解消してくれるのなら、
私のようなたまにしか乗らない車のバッテリーの
延命には有効かもしれません。
毎日乗っている車のバッテリーがだめになった場合、
本当に寿命だから交換しか手立てがないかもしれません。
しかし、サルフェーションが進んで使えなくなったバッテリーなら、
まだこの充電器で回復の余地があるのではと思うのです。
そこで、試しに充電器を買ってみました。
1万円を超える代物です。
ちなみに、V60のバッテリーをディーラーで購入すれば、
確か2万円以上。
きっと、SLKも同じくらいでしょう。
そこに工賃が上乗せされます。
この充電器が本当にサルフェーションを解消してくれて、
2,3年で交換するはずのバッテリーがもっと長く使えるのなら、
決して高くはないと思います。
早速、V60を充電してみましたが、特段変化は見られませんでした。
まぁ、もともと問題があったわけではないので。
とりあえず、電圧低下のエラーは出なくなりました。
充電されたのだから当然ですね。
肝心のサルフェーション解消についてはわかりません。
SLKも充電してみました。
こちらは、最近アイドリングストップの頻度が
下がってきていたのですが、
充電をしたらかつてのようにアイドリングストップを
するようになりました。
やっぱりバッテリーの電圧が下がると
アイドリングストップは控えるんですね。
あとは、私のようなたまにしか乗らない乗り方で、
バッテリーがどれだけ持つかですね。
ちなみに、もうひとつのバッテリーの劣化要因の
電極の脱落ですが、
これは使用しているうちに電極が少しずつ
剥がれ落ちていくような現象のようです。
こちらは、どうしたって元には戻らないので、
脱落が限界まで進んだバッテリーは寿命ですね。
結論。
たまにしか車に乗らない人には、
サルフェーションを解消してくれる充電器は
試してみる価値があるかも。
毎日乗る人は、メリットがあまりないかも。
Posted at 2015/08/23 23:34:41 | |
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