新潟海遊紀行2015・岩船港(2015年8月2日)

海上自衛隊の艦艇が新潟県中の港を巡業するイベントがありますが、それが遂に近場でも催されました。
情報を知ったのが二日前ですが、運良く当日はお休みだったので、行ってきました。

掃海艇・MSC-603たかしま
同・MSC-601ひらしま

流石に護衛艦クラスではありませんが、それでも実際の艦をこの目で見れるのは貴重です。

1隻約175億円。国家予算です。
これ以降の掃海艇はFRP製となるため、最後の木造艇となる見込み。

見学可能なのは接岸しているひらしま(右)の方であり、隣のたかしま(左)は離れたところから眺めるだけ。

タラップを上ると、艦上では、自衛官(佐官級？)の方々が敬礼で出迎え。

艦上後部に乗り上げます。
奥に見える白い潜水艦の形をしたものは、「小型係維掃海具1型」。
この写真には写ってはいませんが、黄色で最新の、「S-10水中航走式機雷掃討具」もあります。
デッキにはそれを巻き上げるウインチやクレーン、救命ボート、解説パネル。

どこもかしこも全体的に狭く、機材がぎっしり鮨詰めです。
正直、身動きは取りにくいです。
その上、床には突起物も多く点在しており、足を引っかけやすいです。
僕みたいな要領の悪い人間には、絶対に務まりそうもありませんｗ

JM61-M 20mm多銃身機銃

艦体の前にある銃座。
自衛のための唯一の兵装。
これも、艦載近距離防空システムMk.15・ファランクスと同様、ガトリングガンなのですね。

艦上構造物の最上階、艦橋内。
ここも狭く、天井は低く、柱が乱立しているので、意外に取り回しは不便そうです。
唯一エアコン吹き出し口があるものの、ノズルは小さいので気休め程度でしかなく(経験者)、何より任務中ともなれば悠長に当たっていられる余裕などないのでしょうね。

艦体後部ではためく、戦犯旗。
(↑ｗ)

自衛官の皆さま、国際紛争に自然災害にと、いつも日本の海の平和を守ってくれて、有難うございます。
この度ようやく可決した「安全保障関連法案」で、益々のご活躍を期待します。
敬礼！(`・ω・´)ゞ