• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2012年10月28日

週末の試乗。<後編> MV AGUSTA F3

週末の試乗。<後編> MV AGUSTA F3 本命の登場です。誰の?!そうこの方です。

ずっと気になっていた存在の、MV AGUSTA F3。
さぁ、SiSoさんは、MV AGUSTA F3を選ぶのか、
DAYTONA 675Rを選ぶのか、
それとも、意外にも他の車両なのか?!

そんな訳で、検討会には常々名前が挙がっていたF3。
SiSoさんが、F3に乗ったという情報を入手したので、
私も責任を持って(?)、F3に乗り、正直な感想を書いて、
思考をかき回してしまおうという魂胆です。(笑)



正直に言います。こちらはかなり楽しかったです。

まず軽快でした。ただ単に軽快ではなく、味のある軽快さが秀逸でした。
私が乗ってるF4が重い為、最近のバイクは全て軽いと言っていますが、
その中でも一層軽く、味もあります。多少挙動が荒いのも楽しい乗り味でした。

ポジションも自然でありながらも、戦闘的なポジションもとれます。
その気にもさせます。絞り込まれたシートに座ると、印象的にはNSR250並の
コンパクトさと軽さを感じました。これは凄くいいです。
やっぱりスポーツにおけるコンパクトの優位性を感じます。



パワー感もいい塩梅です。公道だとコレくらいの方が速く走れるし、怖くない。
神経を使わなくても速くて、曲がって、止まって、楽しい。走って気持ちが良い。
路面から伝わってくる走行フィールは丁寧です。伝わってくる路面状況の
インフォメーションの届き方も車体全体で感じられて味わいがあります。
サーキットではなく公道やお山なら新F4よりも絶対にF3です。



そして、そこはアグスタ、音が物凄くカッコイイ。
3気筒ならではの感じで、グゥアルゥゥゥ♪と吠えます。





信号待ちでもムダに右手がグゥアルゥゥゥ♪グゥアルゥゥゥ♪
簡単に惚れてまいました。そして7千からのの音は更にカッコよかったです。
獣の雄叫びのようなサウンドで、聞きたいが為に結構回しました。
これはちょっと欲しいかも。(^^)



しかし1点だけ、気に入らない点が、こちらも日本仕様車は
8千で点火カットという、意味不明の出来事が起こるのです。

8千というたら今からあっちの世界に入って昇天しま〜す〜、
ってとこの入口で、、、そこで点火カット・・・・・。
いまからいいところで!!「つづく」みたいな・・・。



そんなことになってるので点火カットが入る直前の7800rpm位を目指して、
チェンジ、チェンジ、チェンジ、しましたが、これでは忙しすぎます。

解決策としての、本国仕様への納車時変更は必須です。
こちらは良心的で+5万程度。ロムも書き換えてしまいます。
車検時はサイレンサーだけ交換なのでネジ数本で対応可能です。
それくらいの手間とコストならアリかなと思いました。
コレを回してのったら気持ち良いだろうなぁ〜って思います。



アグスタは小さい会社なので、もの作りの方向性も独自性が保てていて
まだまだ拘りが残っているように思います。新型になったとは言え、
走行感覚は紛れもなくAGUSTAです。このF3はとてもイイと思います。

DAYTONA 675R と MV AGUSTA F3 どちらも良いバイクです。
モデル末期のDAYTONA 675Rと発売間無しのMV AGUSTA F3、
比較するには開発時期が違いすぎるので、単純比較は出来ませんが、
絶対性能はF3の方がなにかと高性能です。またDAYTONAにあるような
熱処理の問題なども無さそうで、設計に無理も感じませんでした。
しかし、この2台においてのその性能差は微々たる差とも言えます。



性能が拮抗してきた状態になり、この二台で最も異なると思う点は、
メーカーから託された存在する美学だと思います。

DAYTONA 675Rはトライアンフとしてスーパースポーツ部門を開拓する為の役割、
そこには原点がフレンドリーで気むずかしさが無く、無難に楽しく走れて、
スーパースポーツをトライアンフなりに強く優しく解釈し、
日常生活に溶け込ませたような存在なのだと感じます。

MV AGUSTA F3はF4という絶対的な存在を脅かさないで存在する別のマシンです。
RRの911に対して存在するMRのケイマンのような存在とでも言いましょうか、、
別の価値観をAGUSTAというフィルターを介して生み出しているという点が、
F3として独立した思想に基づいて走っているバイクだと思います。
そしてそれがアグスタというメーカーです。



どちらも良いバイクなのは間違い有りませんが、
私ならF3にしているかもしれません。
こういうバイクにのって欲しいというメーカーの思想と物作りの方向性が
自分と合っていると感じるからです。



バイクの気持ち良い部分の相性なんて、最後は自分にしか解りません。
色んなバイクに乗って気づくこと、一台に乗り続けて気づくこと、
晴れの日も、雨の日も、嵐の日も乗って、初めて気づく特性もあります。
でも、そういうバイクの深みに触れたときにはいつも思います。

バイクに乗っていて本当に良かったと。

バイク選びの先には、素晴らしいバイクライフが待っています。
ブログ一覧 | バイクのこと | 日記
Posted at 2012/10/28 22:51:07

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

あの夏のアサガオ
きリぎリすさん

✨✨大切な愛車が隅々まで輝く✨✨
あぶチャン大魔王さん

Bananarama - I Wa ...
kazoo zzさん

ガレージ(倉庫)を方付けて秘密基地 ...
@Yasu !さん

過剰なおせっかい
パパンダさん

創業50周年!! 30%OFF!! ...
倉地塗装さん

この記事へのコメント

2012年10月29日 0:38
F3、試乗されたんですか!羨ましいです。

tak3さんのインプレがわかり易く、自分もなってみたいという気持ちが強くなりました。

やはり、車検対応でリミッターが掛かってしまいますか、自分のF4もリミッターが掛かっていました。

フルパワーで乗ってみたいですね。(・∀・)
コメントへの返答
2012年10月29日 22:52
F3に乗って、少し欲しくなりました☆
是非、機会あれば乗ってみて下さい。

F4に比べれば全然非力ですが、街中をマイペースで流すには気楽につきあえる車両で、いいなと思いました。

F3のリミッターは、F4のリミッターとは訳が違います・・・。拘りの両刃使いさんのように新F4オーナーですと8千の点火カットはあり得ないと思いますよ。(^_^;)
エエッ!!! モウリミッター??? (>_<) みたいな。

F4のフルパワー化は楽しいでしょうね〜。
私も最近、新型F4に惹かれます。(^^)
2012年10月29日 20:08
8000でレブリミット?
それは頂けませんね~
やっぱ単車は1万は回らないとw
あのエンジンがぶっ飛びそうな
音が堪らないんですよね♪
コメントへの返答
2012年10月29日 22:53
まいどです〜♪
そう、8千とか、瞬間だし。。
えっ?!もう?!みたいな感じですよ!!

エンジンがぶっ飛びそうなという表現は
初めて聞いた表現ですが、(^_^;)
かなり的を射た表現ですね。
確かにぶっ飛びそうな音です。

さては、所構わず、ぶっ飛ばしてましたね。
(^^)b
2012年10月29日 21:24
非常に興味部会インプレッションです。

私も675かF3なら、F3ですね。
乗りやいか、乗りにいかなんて関係ないです。
AGUSTAかそれ以外か、それだけです。
コメントへの返答
2012年10月29日 22:54
最高の名言ですね。
「 AGUSTAか、それ以外か、 」
どっぷり感がたまらなくていいですね〜。
(笑)

ココだけの話、実は私も迷わずF3ですね。
アグスタという存在感に惚れ込んでいます。
2012年10月29日 22:43
点火カットのタイミングの素晴らしさったらあらしまへん!
“人間の官能性”を知り尽くしたメーカーだからこそ、あの絶妙のタイミングを導き出せたのだ、と、皮肉を持って評します!(笑)

「思考を掻き回され」てもみたかったのですが、とても良い指標になり、むしろ物凄くクリアになりました!有難うございます!
tak3さんの評価軸を概ね理解しておりますので、たとえ自分と違う評価であってもそれは自分とは違う角度から対象物を見ておられる訳であって、むしろ対象物を立体的に捉える事が可能になります。

F4とF3の関係はとても勉強になりました。乗ってみてはっきり分かったのですが、F3は決してDAYTONAの後追いではないですね。あくまでもF4とのヒエラルキーを明確化しつつ、テイスティなミニagustaを標榜した結果のTRE-PISTONIだと推察します。


最後の文章、今の自分にとっては噛み応えありすぎです。とても感動しました。
これから始まるであろうバイクライフは、ただひたすらガソリンを消費するだけの若かりし日のそれとはまた違い、甘美でめくるめく感動体験になる予感に満ちています。
コメントへの返答
2012年10月29日 23:26
ホンマや。物凄く上手く皮肉ってある。(笑)
あの点火カットのタイミングは、オカシイくらいあり得ないタイミングでしたね。ここぞってタイミングで、見事に消火。日本仕様のままで乗るのは拷問だと思います。(^_^;)

思考が掻き回せなかったとしたら、もうバイク選びの指標がほぼ完結しているのでしょうね。それはそれで良かったです。私も今回に限らず試乗の機会を設けてもらったことで色んな車両に乗れて、凄く勉強になり楽しかったです。自分の好みも改めて感じましたし、客観的な意見も楽しく聞くことができました。

同時に何に乗っても、帰りに乗る750のAGUSTAが一番シックリきて、姿勢も一番シンドイのに安心出来ることを深く深く体感しました。お陰様で750をより深く愛してしまいました。

オーナーだからそう思うのかもしれませんが、AGUSTAというメーカーは「拘り」という言葉がよく似合うように思います。そして「AGUSTA」がこれからも「AGUSTA」であるためにどんなバイクを創るかという軸に「美学」の基準を持っているメーカーだと感じています。だからこそ私は魅了されているのだと思いました。これが数々の試乗で得た一番の実感です。

これから先、少しは気になる車両もあり、試乗される車両もあるかもしれませんが、もう、お選びになる車両はかなり相性の良い相手であろうと想像します。この先にある最高の時間を手にされそうな気がします。
2012年10月30日 22:39
tak3さぁーん (^^ゞ

インプレの臨場感が素晴らしく
自分まで乗っているような感覚です♪

だってほら、まだ右手から鼓動が
伝わって来るんですもの (^_^;) アヒャ

モノに宿る美学。
これが現代のモノ作りには足りないと
私も思います。

ちょっぴり脱線しますが
私が大好きなオーディオ機器も
ひと昔前はこだわり満載の製品たちが
いっぱいありましたが

昨今のそれは、全く楽しくない(泣)。
いわゆる「コモディティ化」が進み
所有する歓びがほとんどない。

そこに「作り手の美学」さえあれば
多少高額でも買い求めるのに
残念な今日この頃です (^_^;)
コメントへの返答
2012年10月31日 21:37
しゃんさぁぁん 、
いらっしゃぁーい!(^^ゞ
(今度は 六代 桂文枝 風に)

違うの?!えーっと、
それは、、おいといて・・・。
(/_・)/

右手に伝わりましたか!!
そりゃそりゃ、右手が震えたら
お医者さんへ!(^_^;)ピンポーン

で、、、(汗)
本当にどれもこれも
同じになってきましたよね。

オーディオは詳しくないものの
以前のしゃんさんのブログを
拝見しているだけでそれは
そうなんだろうとなと想像できます。

それこそ、ポータブルミュージック
プレーヤーも駆け出しの頃は色んな
デザインがあって、ワクワクしたもの
でしたが、今や全てJOBS風。

捨てろ「コモディティ」
増やせ「作り手の美学」

アブナイ団体みたい。(^_^;)

私も、美学にお金を出せる方です。(^^)
2012年10月31日 15:29
さすがのインプレですね。パニガーレの後だけに、評価が際立ってますし、事実なんでしょうね。アグスタはモノ造りの軸が振れないんですね。既に触れてましが、少量生産のメーカーで有るが故の拘りなんでしょうね。乗るテクニックと予算的に遠い存在だったアグスタが少し近づいた気がしました。やっぱりタンブリーニのデザインを受け継ぐものより、美しいものは無いと断言出来そうです。カッコたけでも凄いのに、乗って楽しなんて素晴らしい。しかし、国内仕様の規制は撤廃して貰わんと、こりゃ駄目ですね。
コメントへの返答
2012年10月31日 22:09
贔屓するつもりは毛頭無く、むしろパニガーレの方に惹かれていた位なのですが、こうなってしまいました。。(^^;)F3は乗りやすくて個性的ながら気軽に楽しめるバイクに仕上がっていました。SSの神経質な感じが無く前傾のバイクなんだけど楽しく楽ちん。エンジンも個性はあるけど癖はないという、いい感じの仕上がりを感じました。アグスタの立ち位置ですが、本当に仰るとおりでアグスタの方から近寄ってきてますね。全体の傾向としてもそうですね。次に出るこの675のエンジンを積んだブルターレは120万位のようです。売れる気がします。私もちょっと欲しいです。(現実は難しいですが・・・)日本仕様の規制は本当に難しいですね。ハードルが高いと言うよりは、メカニズムを知らない役人が付けた都合のいい基準で本末転倒という感じがしますね。。
2012年11月4日 19:12
こんばんは!
二輪のフェラー○と呼ばれる程最高ですね!
自分は今月のモーターショーで発表されるネイキッドが気になります・・・・
コメントへの返答
2012年11月4日 19:33
初期型の750ccのエンジン開発に技術協力したのはピエロ・フェラーリという人物でフェラーリを創業したエンツォ・フェラーリの息子です。ピエロはフェラーリ・エンジニアリングという会社の代表であったことがその所以だと思います。ネイキッドのブルターレ675はF3のエンジンを積んでるので、軽くて走りやすく面白いバイクになると思いますよ!118万円なら買いです〜♪

プロフィール

「PORSCHE 718 Boxster GTS 2.5L の世界。 http://cvw.jp/b/1058436/47880399/
何シテル?   08/04 22:52
とりあえずクルマとバイクが大好きで、 仕事中以外は全部クルマかバイクです。 乗ることがもちろん大好きですが、 クルマとバイクの存在自体に魅力を感じます。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

992.2 GTS T-hybrid バッテリー管理 大変そう... 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/31 23:05:41
MILEL CarPlay AI Box 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/29 00:40:43
メガーヌRS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/02/16 12:05:02

愛車一覧

ポルシェ 718 ボクスター ポルシェ 718 ボクスター
小さな頃から憧れだったポルシェ。オープンドライブの開放感とミッドシップレイアウトの楽しさ ...
BMW 3シリーズ セダン BMW 3シリーズ セダン
M3からの乗り換えを機に、あらゆる車両を検討しましたが、BMWのストレートシックス+ジャ ...
BMW C400X BMW C400X
近場の山道と街中をメインに走れる車両が欲しくなりこちらに出会いました。走行感は国産スクー ...
BMW M3 セダン BMW M3 セダン
BMW JAPAN 保有在庫の前期型、最後の1台。直6のハイパワーエンジンで駆け抜けます ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation