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2019年05月05日 イイね!

BMW 640iGC & 740e の豪華代車生活。

BMW 640iGC & 740e の豪華代車生活。洗車していましたらM3の左リアホイールに
飛び石による塗装の欠けを発見しました。
大きなものは1cm位で塗装はパリパリと割れます。
更に確認すると全部で7箇所もありました。

このままだと酷くなってみすぼらしいので、
ディーラーにて修理を依頼することにしました。
また、その他、細かい部品交換もあったので、
2週間程の長期入庫になりました。



ディーラーさんには折角の長い入庫だから、大きめの代車にして欲しい旨をお願いしたら、色々と調整をしてくださり、豪華なお車を配車してくださいました。ステキな代車に感謝いたします。まず前半の代車はこちらです。



640i グランクーペ M Sport。出だしからからウットリするような上質な走り出しでラグジュアリーエレガントとはこのことだと思えるほど、なめらかで上質なスポーティーさです。1300rpmで最大トルク45.9kgmを発生させているので低回転から力強さを感じることができます。そして、大きい車体を感じさせない軽快な走り出しだけでなく、ハンドルがとても軽いセッティングで「これは使いやすい!」と一瞬で気に入ってしまうほどの魅力溢れるクルマです。



ワイド&ローでスポーティなデザインは動力性能にも大きく貢献していて、ロングなホイルベースとワイドなトレッドが這うような運動性能を生み出していると感じました。タイヤもフロント245/35/20、リア275/30/20のランフラットなのですが、それを感じさせない柔らかな乗り心地、これは本当にランフラットなのか?!と思えるほど優しく道をいなしながら、大きな車体とサスペンションで強いGが押し寄せても快適に粘ります。



エンジンは3リッターの直列6気筒ターボエンジン320psで必要充分ではあるものの、日常からM3に乗っていると、やや物足りないというか刺激が足りない印象はあります。しかし正確にはエンジンの刺激は抑えられているのだと思いますし、もちろん速さは充分でクルマのキャラクターと立ち位置を考えるとジャストフィットのチューニングだと思います。エンジンやトランスミッションに関しての扱いやすさに関しても圧倒的に640iに軍配が上がります。間違いなくゆとりのある大人のクルマです。



4枚ドアで、4人乗り、我が家は5人家族なので、今のところは購入候補にはなりませんが、4人家族でエレガントに乗るのであればとてもいいチョイスだと思います。BMWは色々乗っていますが、デザインや乗り心地ではトップレベルに好きなクルマになりました。ちなみに競合はパナメーラのようで、パナメーラは乗ったこと無いので運転に関する評価はできませんが、デザインに関してはグランクーペの方が個人的にはカッコイイと思います。



冒頭で640iのことをラグジュアリーエレガントと表現しましたが、内装の印象も大きいかもしれません。コンソールの斜めになった造形やメーター周りの高級感、メーターフード部分もレザーにステッチと、3シリーズや5シリーズからは1クラス上の内装です。またこの代車はホワイトレザーだったのでゴージャス感が強く、一層豪華に感じました。ただこのホワイトレザー、代車は1万キロほどの走行距離でしたが、運転席のレザーはやや汚れ、衣服の色写りや汚れが多少目立つので、やはり服装やレザーメンテナンスにも気が使えないと、すぐに汚らしくなる可能性があるように思います。やはり色々な分野で大人のゆとりが必要なクルマなのかもしれません。



高速道路をスポーツモードで走ると、抜群の安定感で速いクルージングが可能です。M3のような爆走という類の走りではなく、デキるビジネスマンがスマートに移動している印象で駆け抜けます。実際に何日か仕事に使っていましたが、現実より偉くなった気分になってしまう効果があり、落ち着いて人の話を受け止められるゆとりが生み出されたような気がしました(笑)、そんな、懐の広いステキなクルマで、所有した時の幸福感は絶大なクルマであると感じました。とても好きな1台になりました。



そして、後半の代車は740eにしてくださいました。ハイブリッド系に関してはAH3とAH5に乗ったことがあり、その動力性能の高さに感動したことがありますが、この巨大な要塞のような車体はどうなのか、大変興味深いところでした。740eのエンジンはなんと4気筒で、2リットル258psのツインパワーターボ、電気パワーを加えて326ps。トルクは500Nm、動き出しは電気で後からエンジンが回るタイプです。7シリーズなら6気筒かなと思っていたので驚きましたが、4気筒でも電気があれば充分に走るので更にびっくり。電気アシストのお陰で、遅いな、重いな、とは思いませんでした。最上級快適仕様のクルマです。ステアリングは6シリーズよりも更に軽い印象です。



こちらは背が高く非常に乗り降りも楽ちんな車体設計です。デザインもTHE OJISAMAという感覚で、カッコイイと言うよりは、伝統と品格を重んじたデザインであり、その時代の現行に乗っていれば間違いなく安定してお金持っています感を醸し出すデザインです。そしてその見た目同様に、乗り味もおじさま系だと思いました。具体的には足まわりが異常なまでに柔らかく感じます。ふわっふわで、ぽよんぽよんです。そこそこスピードを乗せたロール状態では身体が大きく引っ張られます。BMWでこれほど足が柔らかいのはこのクルマが初めてでした。



内装は6シリーズに比べて、更に質感が上がります。レザーも更に良くなり、ステッチも一層綺麗になります。各部の質感やデザインもラグジュアリーに進化しますが、デザインは保守的なものなので特別感というような印象はありませんが、デカくていいクルマに乗っている感はあります。あと衝撃を受けたのがシートのマッサージ機能です。ビートのあるようなものではなく、ゆーっくりお尻や腰をマッサージしてくれるのですが、運転中には割と気持ち悪い気がしました。しかしながら長時間座ってたら血流改善にはいいかもしれません。7シリーズ ともなると大きな空間を優雅に過ごすという視点で様々な設計がなされ、さすがフラッグシップという納得感は大きいです。



こちらは5人乗りなので、家族を乗せてドライブにも行きました。家族の評判は広くて快適だから上々ではあるものの、ドライバーとしては足の柔らかさから、スピード出してコーナーに入るのが怖いのであまり楽しいものではありません。そういう意味ではやはり落ち着きある大人のおじさまが、落ち着いて運転したときに快適で安心してドライブできるキャラクターに仕上げてあることが解ります。これも多様なラインナップを有して、それぞれの強みを活かすからこそできるBMWの車種別個性の表現なのだと感じます。6シリーズと7シリーズだけでもこんなに違うのなら、色々乗っておかないと、自分に合う車両を見落としてしまいそうです。



こちらの7シリーズには自動運転補助機能が付いていました。この機能は運転を楽しむというよりは、楽な運転をアシストするという事だと思うので、どんなものかと高速道路も街中もかなり使い倒してみました。そして結果としてはとても便利だと感じました。しかしまだ不完全なものであるとも思います。具体的にはアクティブクルーズコントロールとステアリングの補助を行なってくれるのですが、アクティブクルーズコントロールは安定した性能があるものの、ステアリングの補助はまだまだ課題があると感じます。大きなカーブではレーンからはみ出してしまうこと、前走者のリアの端っこがオフセット衝突しそうな中途半端な割り込みに対応しきれないところ、ポールが立ってて車線が減っていくようなところなど、全て突っ込んで行きますので危なかったです。



そんな課題はあるものの、とても役に立ったと感じたのは、渋滞で僅かなストップ程度なら、前走者に合わせて再スタートもしてくれたり、勝手に止まったりと、渋滞中は本当に多少前を確認しながら乗っていればそれで替わりに運転をつとめてくれていた印象です。これは時代の進化を感じずにはいられない実感があり、新機能としてどんどん開発を進めて欲しいなと感じるものでした。しかしながら、BMWは乗れば乗るだけ車種ごとのキャラクターが違いすぎて本当にびっくりします。これだけ違いが感じられるならBMWのiブランドやSAVなども乗ってみたく思いました。



そんな夢心地な代車生活が終わりM3が帰ってきました。2週間ぶりにM3に乗ったわけですが、改めて第一印象は、超絶乗りにくい、、エンジン野蛮で扱いにくい、、ハンドル激重、、超絶狭い、、。。。この代車生活は自分にとって良かったのだろうかと思ってしまうほど、2〜3日はM3のストイックすぎるキャラクターに馴染めませんでした。もちろん今は感覚を取り戻し、乗りにくさを楽しみ、野蛮なエンジンを吠えさせ、ハンドルも筋力でカバーして楽しんでいますが、もう少し歳を重ねたときのクルマの選び方に影響を与えた代車生活となりました。この経験を経てM3に対して感じるのは、M3はあまり歳をとってから乗るクルマではないなと感じています。全てがピーキー過ぎて疲れると思います。本気で本格志向なのでしょう。



とはいえ、昔の初老と言われる年代に入ってきたわたくしですが、何だかんだ今はまだ楽しいです。M3のエンジンは一般モデルとはレスポンスやリニア感が違うので、その感覚はやっぱり快感。パワーはあり過ぎるので街中はどうあっても持て余しますが、高速道路や郊外ではホントに気持ちよく走れます。車体の重さもあるものの有り余るパワーで力強く駆け抜ける楽しさは癖になるので道路交通法を常に意識しておかなければいけません。そしてこの贅沢すぎるハイパワーを楽しむ今年のGW。そんな時代錯誤なM3でいつもの城之崎温泉に行って、心と身体を休めました。



部屋からお庭を見ながらのんびり過ごしていましたが、頭の中は、もう少し歳をとって、のんびりする旅行なら640iの5人乗りの様な仕様がワタシ的にはベストチョイスだなと思い過ごしていました。



今はM3で楽しみますけどね。
Posted at 2019/05/05 10:10:16 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマのこと | 日記
2019年02月11日 イイね!

大阪オートメッセ2019に行きました。

大阪オートメッセ2019に行きました。日常生活さえ苦痛だったヘルニアも回復しつつあり、
平穏な日常を取り戻したtak3です。こんにちは。

ほぼ10年以上、毎年毎年行き続けていることから、
およそ、どこで何を展示しているかの推測がつき、
また、だいたい合ってる精度に仕上がってきました。

また展示内容も見慣れたものも多くあり、
かなり飽きてきたのも正直なところです。


いつものように、スーパーGTでお出迎え。



最近はアメ車のデザインもカッコイイなと思うようになりました。



約6000万級のフェラーリ、すごいな、。



フェラーリのナンバープレート、どこに付けるんだろ。



いつもクリエイティブならいいと思って目立っている日野。
イベント開始時間がいつからか解らないので素通り。



スープラ。正直、盛りまくった不細工なデザインだと思った。
80スープラの方が普通にカッコいいんだけど、、、。



<2016年参考画像>
↑あまりにコンセプトと違うし、どうせこうはならないだろうと思ってはいたけど、
 あまりに予想通りダサいデザインになって本当に寂しいです。


センチュリーわざわざGRにしなくてもいいし。車両とGRバッチ、合ってなさ過ぎ。
センチュリーは日本らしい、良いデザインだと思います。
普通のセダンもこういった調子のデザインセダンにすればもっと売れると思う。



運転席試座、15分待ちの人気。



前に試乗したのを思い出した。日本とイタリアのハーフ感。ただし日本住まい。



壁みたいな存在感。



M4の展示が多かったです。中古はかなり安くなりましたしね。(泣)



ポルシェはカッコいいけど、こういった場所で見ると地味な印象。



ランボルギーニは派手でいかにも高そうなデザイン。



そしてスパイダーのデザインって華やかでカッコイイですね。



この展示方法は初めて見ました。



おやっ、、



今年は空にいる、、、



近づいたら陸にもいた。



デリカの急斜面を登る体験会をやってた。これがイチバン記憶に残ったかも。
と、慣れきった展示で、ほぼ何も感じなくなってきたオートメッセでした。。。
Posted at 2019/02/11 09:44:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマのこと | 日記
2019年01月08日 イイね!

年末年始のカーライフ。

年末年始のカーライフ。あけましておめでとうございます。

9日間の長い目の連休ではありましたが
年末激務疲れの回復に時間を要し、
気づけば、もう仕事じゃないか!?
と感じているtak3です。

今年もよろしくおねがいします。



年末は非常に仕事が忙しく、納期の無い仕事に忘年会にと大変バタバタしていました。
最後の忘年会の帰りには、深夜の八坂神社から二寧坂、産寧坂からの清水寺を散策して、
気持ちを落ち着けながら一年を振り返り、この年の仕事を終えました。



また暮れにはReihen-6 (N54)さん(みんカラ更新してない、、、)が帰省するので、
少しだけど時間を合わせて、久しぶりに軽くドライブにも出かけました。



Reihen-6 (N54)さん、911に乗り替えてるのに、情報を更新してない、、、、。
お忙しいようですので仕方ないですが。。Reihen-6 (N54)さん、また遊びましょう。
で、911の話。私も試乗してきました。



シュトゥットガルト、シュトゥットガルト。(言いたいだけ。)



やっぱりステキなデザイン。このスタイリングは本当に好きです。



特にこのオシリはとてつもなく好きなカタチです。ブリフェンフェチです。
ブリフェンの上に傷つかない柔らかい物を置いて「おぉ〜っ」って思いたい。(笑)
って顔して見惚れてましたら、見兼ねて案内してくださいました。



そしてカレラに初めて乗りました。走り出すとその緻密さと完成度の高さを感じます。
結構な距離を試乗させていただきましたが、M3とは全く異なるキャラクターで、
やはりポルシェがスポーツカーであることがよくよく解ります。



狭い室内空間はコックピットそのもので、走る楽しさを高めてくれます。
また最近のポルシェは豪華さも備わるようになってきたので、
特別なクルマに乗っているという雰囲気に酔わされます。



長距離の移動や家族の移動、単純な速さなら、圧倒的にM3の方が楽で速いですが
運転する奥深い楽しみは911の方が詰まっているように感じました。
良くも悪くもですが、RRらしい動きのクセがやはり、面白く魅力的だと感じるのです。
合理性という点では価格も含めて断然M3ですが、奥深い魅力は断然911にありました。



続いてはボクスター。素のボクスターで充分に楽しいと、みなさんが仰るので
こちらも乗せていただきました。こちら、確かに2000ccターボとは思えない位に速く、
確かに充分な楽しさでした。しかし911とは全然違うことも解りました。



MRのバランスの良さを感じる挙動はもちろん、扱いやすいエンジンやブレーキ。
何よりも、乗った瞬間からずっと乗っていたように乗れてしまう扱いやすさ。
更にスポーツエキゾースト装着の試乗車だったのでもう楽しくて楽しくて。
ボクスターも911もどちらも素晴らしいと思いました。



両車の試乗を終え、どちらが好みかと聞かれ非常に悩んだのですが、
甲乙付けがたいところです。ただ911の概算見積もりは控え目なオプションだけでも、
軽く1500越え。いやいやいや、、と、瞬間的に目が覚めました。いい夢でした。



そんな夢を見ている間に年の瀬を迎え31日は自宅で紅白を見てのんびりしました。
年を越してからは、ふらりと大徳寺に行きました。
除夜の鐘を心に留めながら石畳を歩き、厳かな気持ちで新しい年を迎えます。



さすがに元日は沢山の人が歩いていて、賑やかさにつられ今宮神社にも行きました。
手を合わせ、今年も気持ちを新たに頑張って参ろうと思います。



年が明けてからは、友人が遂に購入したM135iを見せてもらいました。



久しぶりに比叡山ドライブウェイに行きました。



M135iは発売から少し経っているのでお値段は落ち着いてきてますが、
性能は価格以上でとても費用対効果が高い車両だと思います。



私もおすすめ車両だと熱弁してたこともあってですが、
友人も満足しているようで良かったです。



コンパクトで直6の違いの分かる仕様で、乗った瞬間から運転が楽しい。
街中での走りやすさや速さは時にM3以上ではないかなと個人的には思います。



そんな年明けの時間でした。なんだか一瞬だったけど楽しかったな。
もう一回、大型連休ないかな、、、と思う、1月まだ8日。
Posted at 2019/01/08 22:47:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマのこと | 日記
2018年09月22日 イイね!

BMW M3 F80 1年2ヵ月目のインプレッション。

BMW M3 F80 1年2ヵ月目のインプレッション。皆さまお久しぶりでございます。
更新もできずに日々、家庭のアレコレに追われて暮らしていましたが、久しぶりに休みの時間が取れたのでM3について書くことにしました。

M3を納車してから早くも1年2ヵ月、短距離の通勤から遠出まで、いろんな場所を共に走り続けたM3に対して率直に思うことを書き記します。




まず、M3と言えば直6のターボパワーです。私は直6エンジンが好きでBMWを乗り継いでると言ってもいい程です。M3も本当は予算オーバーの車両でしたが、人生のウチで1度は乗っておきたいなと考えたので思い切って購入に踏み切りました。乗り始めた頃はパワーがありすぎると若干ビビッておりましたが、人間慣れてしまうもので今では普通のクルマに乗ると遅いと感じる感覚に変わってしまいました。



街中だと430馬力を超えるパワーを持て余しているのは事実ですが、高速道路などに出たら本当に気持ちの良い加速とフィーリングで矢のように走ります。そしてその走行感覚はこれまでに体験したクルマの感覚とは全く異なるもので「Mの質感」と言われる緻密なエンジンフィールと、強靱な剛性を感じるボディー性能を堪能することができます。



質感を言葉に変換することは難しいですが、一般モデルとは明らかに異なる工作精度の高い部品達がガッチリ噛み合っていて、ロスなく運動エネルギーをパワーに変換しているようなイメージです。壊れるときは一気に壊れるんじゃないかと感じるほどの緻密性です。そしてそこから生み出されるのはリニアなレスポンスとゴージャスな走行感覚です。走行性能を簡単な言葉で表すとすれば「見たところにイメージ通りに行ける」ということだと思います。こんなスポーツカーのような速さを持つセダンに乗ってしまうと、今後が変に乗り替えられないのではないかと、幸福なのか不幸なのか解らない感情が生まれます。



M3に乗ってからも、色んなクルマを運転する機会がありました、例えばM140iなども非常に良くできたクルマだと関心しています。速さも申し分無いし、軽さもあってキビキビ走る、M3の半値程度でこれだけの性能なら、全然コッチでもいいやんと思ったのも正直な思いです。S3に乗ったときも、これはこれで充分の性能だし、クアトロの安心感も相まってこれで何の問題も無いなと感じたのが本音です。しかし、どちらも高性能で申し分は無いけれど、M3から感じ取れる緻密な質感だけはないと思います。



日常で使用する速度域の俊敏性や快適性などはセッティングによって調整ができるのだと思いますが、それらを支えるクルマから感じ取れる高い質感だけは、どうしても出ないのだと思います。スーツやシャツと同じように量産型マシンメイドのプレタポルテと、一部ハンドメイドを加えたセミオーダーの品質の違いに類似した印象を感じさせてくれます。



デザインについて。BMWのデザインはどれも好きですが、F80に限定すると一番好きなのはフェンダーの張り出しです。強大なパワーを受け止める大きなフェンダーにはホレボレします。購入前にもM3を見ると常に目が勝手に追いかけていた魅力的な部分です。



先日のこの大きなフェンダーの中に収まる275/35/19のタイヤで見事な釘を拾い、見事にタイヤ交換を迫られる状況となり、大きな出費に泣きそうになりましたが、それでもこの大きなフェンダーと太いタイヤはデザイン的にも性能美を醸しているのでお気に入りのポイントです。タイヤが冷えてる時に少し強めにアクセル踏むだけでも簡単にホイルスピンしますから気をつけないといけませんが。



次にはCFRP製ルーフも気に入っています。特にボディがアルピンホワイトなこともあって目立ちます。セダンなのに屋根が黒いとか、ご近所さんからは「あら、tak3さんところは、まだまだお子様でヤンチャなのかしら、、」と思われる感じもありますが、それでも佇まいはエレガントだし、一人前になった子供みたいな大人という感覚が、希少なコンセプトだと思っています。これも他にはないデザインと言えるでしょう。



あとは、キャラクターラインの入れ方。エッジがありシャープな印象をつくっています。筋骨隆々としたシルエットにこのキャラクターラインやエアブリーザーが入ることで、彫刻的な存在感を醸しているところも大好きです。



特徴的な点といえば、7DCT。好きな人もいれば、嫌いな人もいて、色んな事を言われているようですが、私は気に入っています。はじめの頃はクリープがないのでバック時もアクセルを踏んで進むという感覚に戸惑いましたが慣れれば何ともありませんでした。



変速はとても速く大変気持ちがいいですし、減速時のパドル変速だとブリッピングするのもリニアで嬉しくなります。時々アクセルの加減をミスって変速ショックでガクガクして大変ダサイ動きをしてしまうこともありますが、そこもまた運転スキルがいるという本質があり気に入っています。最近BMWは快適性を優先するため量産車ではトルコンを推しているみたいですが、それこそ質感や走行性能においてはDCTに軍配が上がると思います。



車内の快適性について。我が家は私と妻、母、子供2名の5人家族です。つまりフル乗車。普通なら大きいクルマがいい〜となるところですが、M3、1台で踏ん張っています。



家族の結論として5人乗車は大丈夫のようです。決して広いということはないですが、無理ではないと家族は申しています。後部座席の真ん中は下の子(6歳)が座っていますが、ここが狭いとなるときが限界になるのでしょうね。あと何年かな。



走行モードはトランスミッション、エンジン、サスペンション、ステアリングの4種類を、それぞれ「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」と三段階のセッティングが可能です。通常、街中で走るときは全て「スポーツ」位にしておくのが好きです。高速道路の時は「スポーツプラス」にすると速度域が上がってもシッカリと収めてくれる感じがします。「ノーマル」にすると楽々な感じはあるものの、このクルマの性能から考えると少し無理矢理優しくした感じはあります。



自分の好きなセッティングをハンドルのMボタンに2つメモリーできるので、私は「スポーツ揃え」と「スポーツプラス揃え」をメモリーしています。ちなみにMボタンの隣にはクルーズコントロールボタンがありますが、アクティブクルーズコントロールではないのであまり使えません。Mでは全車種アクティブクルーズコントロールは付いていないみたいです。今時アクティブクルーズコントロールが無いのは不便だなと感じることはありますが「自分で走れ」というコンセプトがはっきりしているメーカーの考え方は好きです。



購入時にみんなが気にする爆音について。例えばネットにも住宅地なら迷惑とか書いてあります。それらの記事を見て私も気にしていました。実際、私も住宅地で朝にエンジンをかけており、確かにややうるさいですが、対策方法によっては、そこまで迷惑ではないようにも感じます。例えば2速に入れてかるーくアクセルを入れると、比較的マシになりますので慣れればなんなり方法はあります。走ってる時はちょうどいいくらいの快感だと思います。ただイタリア系の快音に比べると官能性はやや足りないかなと感じます。



M3はセダンだけどスポーツカーの走行性能で、5人家族の完全な足にもなる。近距離から遠距離までこなせて、本当に万能で抜群にカッコ良いクルマだと思います。毎日の通勤で無駄に距離を伸ばしているので、少しもったいない感覚もあるけれど、M3しかないので何をするにもM3になるというのもまた贅沢なことです。



今、生きてる瞬間を一瞬でも無駄にしたくないからM3に乗る時間を特別なものにしない、それこそがM3を楽しみ切る1番の贅沢だと信じて、これからもM3と共に駆け抜けたいと思います。
Posted at 2018/09/22 22:45:12 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマのこと | 日記
2018年04月08日 イイね!

Renault Twingo の試乗。と、モーターサイクルショー2018。

Renault Twingo の試乗。と、モーターサイクルショー2018。Renault Twingoは少し前から気になっていました。

最大のトピックはRRの駆動形式だと思いますが、
個人的にはデザインが悪ければ食指は動きません。

しかしこのクルマはとても可愛くも堂々とした
スタイリングとディティールで良いデザインです。

近くのディーラーで拝見させていただきました。


とりあえずは運転した方が良く分かるだろうということで、近場を試乗させていただきました。試乗コースは混んでいる街中を左回りのコース取りでクルッと回る程度だったので、印象くらいしか分かりませんが、街中での運転が楽しいクルマであることは、よく分かりました。パワー感も市内をちょこちょこと走るには小気味よく、またRRの独特な後ろから押し出される重量感やパワーフィールは独特なもので、交差点を楽しく曲がることができます。気持ちだけ911的な感覚で遊べるところが知的な紳士のオモチャ的な立ち位置のように思います。


では、実際このクルマで日常を過ごすことを考えると、さすがに高速道路だけは心配に思ってしまいます。欧州車なのでそれなりには走れるだろうけれど絶対的には非力気味です。しかし街中においては本当に楽ちんで、小回りもきくし、良いことずくめだと思います。高速道路移動を考慮して問題がない人には、凄く楽しい一台になると思います。通常モデルだと全て込みで200万程度というプライスも、デザインやRRという存在価値を考えるとコスト以上に満足度の高い車両だと思いますし、個人的にはとても好感を持てる車両でした。買うならフランスらしい明るく華やかな色が欲しいかなと感じた魅力的な車両でした。



あと、わりと前の話ですが、モーターサイクルショーに行ってきました。どこかの誰かさんは「膝スリはおろか動かせない鉄の塊を、しかもお金を払ってまで見ても、何にもオモロくねー」とか「(一応ヒマだったので行ってみたけれど)動かせもしない鉄の塊を見るだけなのはイマイチ」とか、色んなことを言うハイスピード周回ジャンキー達の意見にもめげることなく毎年行っています。(笑)



まぁ、確かに、これってどんな動きするんだろうな、、、という妄想で終わるのは残念なことですが、展示とは言え、技術の粋を見るのは悪いものではありません。また各ブースに専門家の方がいらっしゃる場合もあるので、その車両に関しての質問をすれば随分と詳しい話も聞かせてくれる場合があります。実車を通して各社の考えるデザインや質感などを生で見られるのもとても良い機会だと思います。



例えば、パニガーレV4もエンジン周りが見えるように展示してありました。コンフェイトさんなどであれば、これがどういったものか、どうなっているのか、何かが詳しく分かるのでしょうけれど、、、私には分かりませんが、ツインの時との違いを考えて見ているだけですが、おもしろさを感じます。



カッコイイ車両が目に入ってきました。HP4の新しいモデルか!?と思い近づいて見てみますと、HP4 RACEというモデルのようです。公道走行不可のトラック専用モデルのようで、フルカーボンフレームとフルカーボンホイール!重量も乾燥で146kgと超軽量です。



いちじゅうひゃくせんまん、、、1000万、、、、。たかっ。。ほとんどM3と同じ金額、、。。リセールはこっちのバイクの方が良いような気がしますね。コケなければですが、、。詳しく聞きますと量産車ではあるもののハンドメイドで世界750台だけのレーシングマシンのようです。そう考えるとBMW Motorradからすればバーゲンプライスなのかもしれませんね。帰ってからホームページを見ましたが凄いことが書いてありました。「このバイクは、その価値を共有でき、限界を超えさらに先を行く人のためにのみ生産された、まさに凝縮された情熱です。限界を超える人は、その要求をHP4でのみ満たすのではなく、求めるものさえも再定義します。そんな人はわずかにしか存在しません。正確にいうと、世界に750人です。」買える人、ステキすぎます。(笑)



私はライムグリーンで充分に満足できそうです。ライムグリーンはずっと好きなのでこの車両も差し色の量感がカッコイイと思いました。またいつかKAWASAKI車に乗りたい気がするなぁと思いながら見学しました。



注文をしても全然デリバリーされないらしいF3RC。カッコいいデザインですね。こちらでも200万程度なのでトゥインゴと同じような価格です。最近はクルマもバイクも同じような値段になってきたのですね。選択肢の幅が広くなったということなのか、どうなのか。



モーターサイクルショーは、実際にバイクを好きなように乗り回すことはできませんが、バイクの技術進化やデザインのトレンド、バイクライフの未来を我々ユーザーに届けてくれます。そしてそれらを分かりやすく伝えるための展示や見せ方などの工夫も含めて楽しめますし、結果的にはバイクに関係する大人達の様々な知識やアイディアや努力が垣間見え、今年の二輪の世界を凝縮された時間を感じ取ることができる環境なのだと思います。その変化に触れる度に刺激される様々な何かがあるからこそ、私は毎年ずっと足を運び続けているのだと思います。
Posted at 2018/04/08 21:15:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマのこと | 日記

プロフィール

「PORSCHE 718 Boxster GTS 2.5L の世界。 http://cvw.jp/b/1058436/47880399/
何シテル?   08/04 22:52
とりあえずクルマとバイクが大好きで、 仕事中以外は全部クルマかバイクです。 乗ることがもちろん大好きですが、 クルマとバイクの存在自体に魅力を感じます。
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