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前から気になってた。
カタチがカッコイイと思ってた。
どうなんだプジョーと思ってた。

実車を見てまず目がいったのは話題になってるリアガラス。
ひと目見て量産品でよくこんな曲面作ったなーと役員でもないのに感心した。このカタチはルマンで活躍したプジョー908FAPがルーツらしい。他には無いカタチでかなりカッコイイ。

試乗時、雨が降っていたのだが、雨が一定量降ると凹に川ができて水の流れが美しい。工業製品と自然界のコラボである。


そしてそのリアガラスを挟むようにルーフサイドに伸びるのアルミのアーチも柔らい空気感を感じさせていかにも昨今のおフランスっぽい雰囲気があった。遊びゴコロと余裕を感じさせるカタチで結構好きだった。

テールランプはよく見ると、下半分がポルシェ911のランプにそっくり、、、でも上半分と合わせてみると独創的なカタチでこれもカッコよかった。聞くところによるとこのランプはライオンのツメをイメージしたものらしい。良いじゃないかプジョー。

乗ってみた。

エンジンはBMWと共同開発の1.6ターボ。街中では軽快に回転が上がりとても使いやかった。使い切れるパワーはとてもスムーズで回せば官能的。アイシン製のトランスミッションも素早く賢く好みだった。聞くところによるとプジョーのエンジニアが相当注文をつけたらしい。特に変速がしっかり伝わってくるように仕上げたとのこと。

視界は決して良いとは言えないけど普通には乗れるレベル。
リア席はおまけ程度でメンズのディーラーマンなら膝を斜めにオネェ乗り。

総合的には個性の強い車両だけどフレンドリーにつきあえる気さくな車両だった。スポーツライクなのに、ドライバーの肩の力を抜かせる車両というのは希少で、存在価値のあるいいクルマだと思う。400万位だけどリアから見るともっと高そうに見えるデザインもとても良いと思う。

もう少し暑くなったらこういうクルマでのーんびりと
避暑地を走るのも贅沢で良さそうだなーと思った。

優しい魅力たっぷりの、とっても魅力的な一台だと思う。