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カッコイイと話題のランドローバーの新セグメント、
レンジローバーイヴォークを見てきました。
まだ登場したてなので試乗車はありませんでしたが、
じっくり見せていただくことができました。

イヴォークの第一印象は存在感があってカッコイイ
と思いました。重厚なフロントフェイスは重々しく
なかなか独創的なデザインで好みです。

私はこういったアクのあるデザインテイストが押し出し感があって好きです。ポジションライトもBMWでも、AUDIでもない感じが新しく、デザインの余裕を感じるものがありました。展示車には2ドアも4ドアもありましたが、個人的にこういったサイズのクルマなら4ドアの実用性は外せません。意外だったのは、車高は高いのですが、全高は思ったよりも低くてレンジローバーらしからぬ低さです。乗り込むときに頭一つ分くらいのお辞儀が必要です。しかしその低さが全体のシルエットの美しさを構成し、ワイド＆ローの雰囲気を感じさせ、このクルマの存在感を重く強くしているのだと思います。



細部を見ていくと、フェンダーの処理やテールの処理なども彫刻的な造形美があってとても綺麗です。ワイド＆ローのシルエットに刻まれた、光と影を活かしたディティールがより洗練したイメージを与えます。カイエンやX5のような絶対的な動力性能を必要としないのなら、このデザインだけでも充分に価値のあるプライスのように感じます。

クルマに乗り込むと、レンジローバーとしてはあたり前ですが、とても広いです。3〜4人乗車が多い方には最高だと思います。屋根は大きなルーフが装備されとても開放的で、小さい子供がいる家庭なら大活躍は間違いないと思います。家庭の事情でクルマは広い方が良い、でもカッコイイのがいい、国内SUVやミニバンは・・・という人にはベストマッチかもしれません。しかもレンジローバーなのに450万から。これはお買い得感が高く驚きです。



ディーラーの方に色々と話を伺ってると、想像以上にバックオーダーが既に凄まじく、世界中から注文が殺到しているようです。今注文したとしても納車は間違いなく来年のようです。クルマなのに試乗もせずに注文できるというのは、相当の魅力で引きつけている実力があると言えます。イヴォークの場合、デザインや存在だけで、既に他社と比べて魅力勝ちになっている状況だと思います。

そういう状況を目の当たりにすると、やはりクルマにとってデザインはとても大事なファクターだと思わされます。日本車もグローバル社会の中で日本車としての立ち位置を持っていると思いますが、これまでのそれに捕らわれず、未来の日本車がよりデザイン的にも機能的にも優れていて、買いたくなる、欲しくなるクルマをつくって欲しいと思います。日本車ならできると思います。

クルマに限らずいい製品や商品をはじめ、語り継がれる名品は総じてデザインが良いものです。昔がいいという懐古的なものではありませんが、命懸けの素晴らしいデザインが沢山あったように思います。「時代だ」の一言で切り捨てずに、日本車のもっといいところ、頑張ってどんどん出して欲しいです。

少し話はそれてしまいましたが、イヴォーク、乗ってないので、動力性能に関しては何とも言えません。けれども存在感とデザインという見方だけでも☆☆☆☆☆だと思ってます。私的にもデザインのアドバンテージだけで、乗らずにでも注文できてしまうクルマだと思いました。イイと思います。