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2015年04月09日 イイね!

BMW R1200RとR1200GSの試乗。

BMW R1200RとR1200GSの試乗。先日のドゥカティーモンスターの試乗の後、
SisoさんとBMWのバイクを見に行きました。

ツーリングと言えばBMWのバイク!
と言うぐらいにBMWの快適性は有名です。
走り出したらいつまでも走り続けられる、
BMWのネイキッドやツアラーは一体どんな
乗り心地なのか、とても気になっていました。

今回はR1200RとR1200GSを試乗させていただきました。



まず先に試乗したのはR1200Rです。乗り出して直ぐに独特の走行性能を感じました。
走り出し100m、良い意味で「なんだこれは・・・」という印象を持つ個性を感じます。
他のバイクとは異なる、強く地面に張り付いた感覚で異次元の走りやすさです。
最新の水平対向エンジンの静寂性と心地よいビート感。扱いやすい重心の低さと姿勢。
ポジションはまるで応接椅子に座っているかのような快適さです。
ドイツ的な考え方で詰めに詰めた素晴らしいデキのバイクだと強く感じました。
これは今まで乗ったどのバイクよりも乗りやすいし、心からスゴいなと関心しました。



しかし、申し分の無い乗り心地とは裏腹に、デザインはイマイチな感じです。
全体のシルエットやタンクの形状などはとても良いのですがリア側のキャリア部分や
ナビのステーが標準でも付きっぱなしになる点などは綺麗とは言えません。
ドイツ的なデザインと言ってしまえばそういうものですし、そこをあまり重視して
いないことも解りますが、私の場合は普段からキャリアを付けっぱなしにする程、
ツーリングオンリーな使い方でもないので、そういう意味で少しデザインの趣向が
合わないという事だと思います。ただ、走らせるととても良いバイクなのは確かです。



次にR1200GS。ツアラーとしては王者の存在感です。昔から憧れもあります。
乗ってみると、こちらの水平対向はR1200Rに比べて振動を感じるタイプです。
それは決して不快なものではなく、味のあるエンジン特性として受け止められる、
そういった部分も噛みしめるように楽しみながら走れるバイクだと思います。



R1200GSは感覚的にはザラザラした乗り心地で、見た目からイメージしていた通り、
広大な大地を駆け抜け、タフなルートにも対応してくれる頼もしい相棒です。
またその懐の広さがR1200GSの最大の魅力であり、惹かれるところだと感じます。
遠くまで疲れないように走れるけれど、走る楽しみもある、そんな個性がステキです。



2台ともツーリングに使うというのが共通のキーワードになるバイクですが、
同じツーリングでも使い方の詳細も丁寧に検討し役割を明確に導き出していることで、
それぞれの使い方に沿った、全く別のバイクに仕上げていることが乗ると解ります。
BMWの設計はライダーの目的を叶えるためのバイクであることが最優先項目とされ、
その為のマシンを提供するのがBMWのバイクの本質なのかもしれないと感じました。



R1200Rは数日の軽いツーリングや街乗り、また軽いワインディングにも向けていると
感じますし、初めて乗った瞬間から何処にでもいけそうだと感じる優しさもありました。
間違いなくラクして快適でよく走る万能型のバイクです。気になる点はラクすぎるという
部分が、ラクすぎて退屈に感じるというレベルに達しそうな印象も少しだけありました。

R1200GSはロングドライブはもちろんですが「俺とバイクと日本列島」という
物語でも始められそうな位にタフなツーリングが可能です。走りやすいのですが、
このバイクに乗ることは、日本中を走ることを約束するようなものなので、
気軽にツーリングという程度の心構えでは持て余すような性能だと感じました。



やはりBMWも素晴らしいバイクです。そして先日のDUCATIと最も違いを感じた事は、
DUCATIはDUCATIらしさという世界観を最優先し、目的別のバイクを開発する。
BMWはその対極であり、ライダーの求めるものこそを最優先して目的別のバイクを
開発する。つまりBMWは目的の達成をバイクによって提供しているのだと思います。

BMWにはライダーのしたいことや目的が最優先であり、あくまでライダーをアシスト
する乗り物に徹している、電子制御も積極的に取り入れてライダーの目的に応じた
フォローが行われる。デザインや感覚的なものや、見た目のプレミアム感は優先順位
としてはちょっと後方においてあるという印象です。言い換えれば走る時間にまつわる
機能美を大切にしていると言えるのかもしれません。



どちらのBMWも楽しく感じますが、車両によって楽しさ不便さは一長一短なので、
バイクをどう楽しみたいか、バイクのどこが好きか、などで付き合う車両は決まります。

楽しみたい方向性とバイクの好きな部分の順位付けができれば自分に合う一台を
選べるということに気がついたのですが、自分のしたいことや好みを明確に自分で解る
ことはなかなかムズカしいものだとも感じています。私も自分でまだよく解りません。



だからこそ、試乗して、考えるのではなく、感じたいのだと思います。
次は何に乗ろうかなぁ。
Posted at 2015/04/09 21:56:01 | コメント(8) | トラックバック(0) | バイクのこと | 日記

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「PORSCHE 718 Boxster GTS 2.5L の世界。 http://cvw.jp/b/1058436/47880399/
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とりあえずクルマとバイクが大好きで、 仕事中以外は全部クルマかバイクです。 乗ることがもちろん大好きですが、 クルマとバイクの存在自体に魅力を感じます。
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