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2018年09月22日 イイね!

BMW M3 F80 1年2ヵ月目のインプレッション。

BMW M3 F80 1年2ヵ月目のインプレッション。皆さまお久しぶりでございます。
更新もできずに日々、家庭のアレコレに追われて暮らしていましたが、久しぶりに休みの時間が取れたのでM3について書くことにしました。

M3を納車してから早くも1年2ヵ月、短距離の通勤から遠出まで、いろんな場所を共に走り続けたM3に対して率直に思うことを書き記します。




まず、M3と言えば直6のターボパワーです。私は直6エンジンが好きでBMWを乗り継いでると言ってもいい程です。M3も本当は予算オーバーの車両でしたが、人生のウチで1度は乗っておきたいなと考えたので思い切って購入に踏み切りました。乗り始めた頃はパワーがありすぎると若干ビビッておりましたが、人間慣れてしまうもので今では普通のクルマに乗ると遅いと感じる感覚に変わってしまいました。



街中だと430馬力を超えるパワーを持て余しているのは事実ですが、高速道路などに出たら本当に気持ちの良い加速とフィーリングで矢のように走ります。そしてその走行感覚はこれまでに体験したクルマの感覚とは全く異なるもので「Mの質感」と言われる緻密なエンジンフィールと、強靱な剛性を感じるボディー性能を堪能することができます。



質感を言葉に変換することは難しいですが、一般モデルとは明らかに異なる工作精度の高い部品達がガッチリ噛み合っていて、ロスなく運動エネルギーをパワーに変換しているようなイメージです。壊れるときは一気に壊れるんじゃないかと感じるほどの緻密性です。そしてそこから生み出されるのはリニアなレスポンスとゴージャスな走行感覚です。走行性能を簡単な言葉で表すとすれば「見たところにイメージ通りに行ける」ということだと思います。こんなスポーツカーのような速さを持つセダンに乗ってしまうと、今後が変に乗り替えられないのではないかと、幸福なのか不幸なのか解らない感情が生まれます。



M3に乗ってからも、色んなクルマを運転する機会がありました、例えばM140iなども非常に良くできたクルマだと関心しています。速さも申し分無いし、軽さもあってキビキビ走る、M3の半値程度でこれだけの性能なら、全然コッチでもいいやんと思ったのも正直な思いです。S3に乗ったときも、これはこれで充分の性能だし、クアトロの安心感も相まってこれで何の問題も無いなと感じたのが本音です。しかし、どちらも高性能で申し分は無いけれど、M3から感じ取れる緻密な質感だけはないと思います。



日常で使用する速度域の俊敏性や快適性などはセッティングによって調整ができるのだと思いますが、それらを支えるクルマから感じ取れる高い質感だけは、どうしても出ないのだと思います。スーツやシャツと同じように量産型マシンメイドのプレタポルテと、一部ハンドメイドを加えたセミオーダーの品質の違いに類似した印象を感じさせてくれます。



デザインについて。BMWのデザインはどれも好きですが、F80に限定すると一番好きなのはフェンダーの張り出しです。強大なパワーを受け止める大きなフェンダーにはホレボレします。購入前にもM3を見ると常に目が勝手に追いかけていた魅力的な部分です。



先日のこの大きなフェンダーの中に収まる275/35/19のタイヤで見事な釘を拾い、見事にタイヤ交換を迫られる状況となり、大きな出費に泣きそうになりましたが、それでもこの大きなフェンダーと太いタイヤはデザイン的にも性能美を醸しているのでお気に入りのポイントです。タイヤが冷えてる時に少し強めにアクセル踏むだけでも簡単にホイルスピンしますから気をつけないといけませんが。



次にはCFRP製ルーフも気に入っています。特にボディがアルピンホワイトなこともあって目立ちます。セダンなのに屋根が黒いとか、ご近所さんからは「あら、tak3さんところは、まだまだお子様でヤンチャなのかしら、、」と思われる感じもありますが、それでも佇まいはエレガントだし、一人前になった子供みたいな大人という感覚が、希少なコンセプトだと思っています。これも他にはないデザインと言えるでしょう。



あとは、キャラクターラインの入れ方。エッジがありシャープな印象をつくっています。筋骨隆々としたシルエットにこのキャラクターラインやエアブリーザーが入ることで、彫刻的な存在感を醸しているところも大好きです。



特徴的な点といえば、7DCT。好きな人もいれば、嫌いな人もいて、色んな事を言われているようですが、私は気に入っています。はじめの頃はクリープがないのでバック時もアクセルを踏んで進むという感覚に戸惑いましたが慣れれば何ともありませんでした。



変速はとても速く大変気持ちがいいですし、減速時のパドル変速だとブリッピングするのもリニアで嬉しくなります。時々アクセルの加減をミスって変速ショックでガクガクして大変ダサイ動きをしてしまうこともありますが、そこもまた運転スキルがいるという本質があり気に入っています。最近BMWは快適性を優先するため量産車ではトルコンを推しているみたいですが、それこそ質感や走行性能においてはDCTに軍配が上がると思います。



車内の快適性について。我が家は私と妻、母、子供2名の5人家族です。つまりフル乗車。普通なら大きいクルマがいい〜となるところですが、M3、1台で踏ん張っています。



家族の結論として5人乗車は大丈夫のようです。決して広いということはないですが、無理ではないと家族は申しています。後部座席の真ん中は下の子(6歳)が座っていますが、ここが狭いとなるときが限界になるのでしょうね。あと何年かな。



走行モードはトランスミッション、エンジン、サスペンション、ステアリングの4種類を、それぞれ「ノーマル」「スポーツ」「スポーツプラス」と三段階のセッティングが可能です。通常、街中で走るときは全て「スポーツ」位にしておくのが好きです。高速道路の時は「スポーツプラス」にすると速度域が上がってもシッカリと収めてくれる感じがします。「ノーマル」にすると楽々な感じはあるものの、このクルマの性能から考えると少し無理矢理優しくした感じはあります。



自分の好きなセッティングをハンドルのMボタンに2つメモリーできるので、私は「スポーツ揃え」と「スポーツプラス揃え」をメモリーしています。ちなみにMボタンの隣にはクルーズコントロールボタンがありますが、アクティブクルーズコントロールではないのであまり使えません。Mでは全車種アクティブクルーズコントロールは付いていないみたいです。今時アクティブクルーズコントロールが無いのは不便だなと感じることはありますが「自分で走れ」というコンセプトがはっきりしているメーカーの考え方は好きです。



購入時にみんなが気にする爆音について。例えばネットにも住宅地なら迷惑とか書いてあります。それらの記事を見て私も気にしていました。実際、私も住宅地で朝にエンジンをかけており、確かにややうるさいですが、対策方法によっては、そこまで迷惑ではないようにも感じます。例えば2速に入れてかるーくアクセルを入れると、比較的マシになりますので慣れればなんなり方法はあります。走ってる時はちょうどいいくらいの快感だと思います。ただイタリア系の快音に比べると官能性はやや足りないかなと感じます。



M3はセダンだけどスポーツカーの走行性能で、5人家族の完全な足にもなる。近距離から遠距離までこなせて、本当に万能で抜群にカッコ良いクルマだと思います。毎日の通勤で無駄に距離を伸ばしているので、少しもったいない感覚もあるけれど、M3しかないので何をするにもM3になるというのもまた贅沢なことです。



今、生きてる瞬間を一瞬でも無駄にしたくないからM3に乗る時間を特別なものにしない、それこそがM3を楽しみ切る1番の贅沢だと信じて、これからもM3と共に駆け抜けたいと思います。
Posted at 2018/09/22 22:45:12 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマのこと | 日記

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とりあえずクルマとバイクが大好きで、 仕事中以外は全部クルマかバイクです。 乗ることがもちろん大好きですが、 クルマとバイクの存在自体に魅力を感じます。
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