純正の方が良かった・・・

内装を張り替えるためにドア内張を引っぺがしたら、無垢な純正スピーカが現れた。と同時に知人が新品の１６ｃｍスピーカーを差し入れてくれた。純正スピーカーは段ボールのような味気ない見た目。一方、もらったスピーカーは青く反射するピカピカしたやんちゃな仕様。ドア内装がない時点でこのスピーカーの交換など造作（ぞうさ）もない。固定している４つのネジをとって２本のセンをつけ直すだけだ。
ところがこの純正スピーカー、しっかりと液体パッキンでシールドされていてネジを取っただけでは外れなかった。スピーカーの一周かなり気合いを入れてこの接着剤を取る羽目になった。構造的にバックエンクロイジャーホーンのスピーカーシステムだったようだ。新しく入れた派手なスピーカーは、音量でＬＥＤが青く光るし、ツイーターホーンが真ん中に追加された「同軸スピーカー」だったりするが、純正スピーカーの方があきらかに音が良かった。たぶん周波数特性は純正の方が全音域でフラットだったと思う。エージングしてからじゃないと比べられないが、詳しくない人でも誰でも解る音質の変化だった。