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2009年01月20日

自分にとってドライビングプレジャーってなんだろう。

自分にとってドライビングプレジャーってなんだろう。 この記事は、997パラドックス について書いています。

ホワイト☆フロッグさんの日記を読んでいて、自分にとってのドライビングプレジャーとは?って考えた。

よく巷でクルマ好きが集まったときに「やっぱりライトウエイトスポーツじゃないとドライビングプレジャーを十分に味わえないよねー」って話が出るけれど、自分はそんなこと考えたことあまり無い。

で、結論からいえば運転してりゃー楽しい(笑)

軽トラでもZ9でもカレラでも2トン車でもA4Cでも。

ただ軽トラや2トン車で楽しいと思える距離と時間は一回100km2時間ぐらい。それ以上になると苦しい(笑)。A4Cだと500km、6時間。TTやZ8だと1000km20時間かな。05年にC4Sで福岡から鳥取まで走ったときにはさすがに厳しかった。中国道を飛ばしすぎて高速コーナーのGで首がやられたというのもあるけれど、10時間越えたあと、最後の下道で鳥取に入るときには、もうクルマから降りたかったほど。あれでC4Sへの想いが萎えたのかもしれない。

ちなみに去年Z8で奈良まで日帰りしたときは16時間1000kmぐらい走ったけれど、帰ってきて、まだまだいけそうな気分だった。この差って結構大事。

思えば16歳でバイクの免許取ったときからずっとそう。中免とって初めての長距離は横浜~郡山の往復で、翌日は横浜~下田往復。もちろん、下道、日帰り。

サーキットを走るようになったのは20歳ぐらいからだったけれど、サーキットが走りたかったのではなく、ドライビングスキルをあげたかった。なぜ上手くなりたいのかといえば、無理しないで速くはしれれば疲れないわけで、もっと長時間乗ってられると聞いたからだった。

生まれて初めて行った某レーシングスクールで特別講師のF2のトップレーサーH氏から言われたのが

「リスクを増やしてタイムを削るな」
「マージンの無いタイムは本番で役に立たない」
「マージン削ったラインは本番じゃつかえない」
「でも、レース本番ではマージンを削らないと相手は抜けない。だからマージン削らないで出したラップタイムが大事なんだよ」

それまでサーキットってブレーキや恐怖を我慢して走る場所だと思っていたから根底からこのオリエンテーションで覆されてしまった。

その後同乗運転すると駄目出しの嵐!

「ブレーキ遅いし弱い」
「ステアリングきり始め遅い!」
「ステアリングきりすぎ!」
「急いで切るなゆっくりなめらかに切れ!」
「アクセルもっと滑らかに丁寧に!」
「ブレーキはスイッチじゃない足の裏でクルマを止めるつもりで踏め」
「コーナーはアクセル踏んで曲がる」


でもほぼ一日中、筑波のジムカーナ場を走るうちにタイムはどんどんあがって、リスクが下がっていくのが自分で解った。上手くなればリスクが減って速く走れるってのは本当だった。

その後、自分のスキルを試したくてレースとかラリーにでるものの、ぱっとせず(笑)。

それは、抜くことや一番になることに貪欲なれないからだった。だって、乗ってるだけで楽しいんだもの(笑)。マージン削って前にでたいって思わないから。だからサーキット走行やレースはやめてしまった。

40歳になってから再開。理由は、あのころから15年以上たって、ちっとは上手くなったかな?ってことを確かめたかっただけ(笑)

だから、タイムを出すことは目的じゃなく、どれだけ楽に速く走るか。奥歯をかみ締めて走るなんて意味なくて、クールにスマートに走りたい。20年ぶりのFSWの初走行のタイムは1分18秒。TTRでラジアルタイヤ(ネロ)。ブレーキングポイントをすこしづつ奥に刻むようなことはしないしラインも研究せずに峠はしるままの一発アタック。

その後何度かFSWに通ってのベストラップは1分12秒ちょいで、ま、GolfVのGTIとかに比べても遅いタイム(笑)。でもタイヤは山が4分きったピレリのコルサで、セッティングとかもワインディング走ってるときのやわらかいまま。BPSで前6後5。しかも1コーナーは3速で回ってるし(笑)。

1コーナーを3速で回ったのは、ミスではなく3速で回ったほうが次へのつながりが良かったから。TTの2速は低すぎて立ち上がりの途中で吹け切ってしまう。レースだったらファイナルを替えて1コーナーに合わせて2速のレシオを決めるべきだけれど、自分はレースしてるわけじゃないので、ドライバーもクルマも日常設定のまま早く回るためのベストラインを見つけたい。サーキットでしか使えないスキルは、自分には要らない。公道のアスファルトではできないハードブレーキングも自分には意味が無い。

FSWだってワインディングのひとつだし。

なので18秒から12秒にタイムあげてもリスクマージンは変わってない。むしろ3速で回るためにエンブレが使えないから1コーナーのブレーキングは手前から踏んでるし。

余談だけれど、今の自分の課題は100Rと最終コーナー。100Rってワインディングにも出てくる高速のブラインドコーナー。一番難しくてかつ危ない。だからFSWで練習する意味がある。実際、自分はここで140kmぐらいからの高速スピンをやらかしているけど、140kmからテールブレイクしたクルマの挙動を安全に体験できるのは、このサーキットのおかげ。筑波だったらささってた(笑)

最終コーナーは、フロント加重が抜ける登坂の右コーナーを丁寧に早く回るためのアクセルワークと加重移動を間違いなくやれなきゃいけない。いまはできたりできなかったりでおぼつかなくて、ここでかなりロスしているのは重々承知している。

きっとこの課題を2点解決できれば、12秒のリスクとなんら変わらずに10秒切れるはずなんだけど・・・・

今年はTTだけでなくZ8も持ち込んでFRでのFSWドライブを楽しみたいと思ってる。脳内シュミレーションだと2分8秒ぐらいでは回れるはずなんだけど、現実にはうっかりミス連発するだろうし、いいとこ15秒あたりかも。Z8はタイムより、公道ではなかなか試せないテールスライド(not drift)の挙動をしっかり見極めたいってのが一番の目的だからね。

春になるのが楽しみだなー。

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Posted at 2009/01/20 11:31:17

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この記事へのコメント

2009年1月21日 18:35
どうもです♪

非常に興味深く記事を読ませていただきました!たしかに我々のようなカーガイにとってはどんなクルマでもそのクルマなりの楽しさというものがありますよね!それこそ軽トラだって!wただ、どこまでも走っていたい、と思えたクルマは997が私にとっては最初かもしれません!

ただ、ta_tsuさんと違って、私の場合は公道で得られるプレジャーと、クローズドコースにおけるそれとはやはりベクトルが違うように思います。公道で重要なのは「低速官能性」、クローズドコースで大事なのはクルマの性能を使い切って得られるカタルシス(タイムはひとつの指標にすぎない)だと思っています^^。
コメントへの返答
2009年1月21日 18:46
40以前に乗ってきたクルマはほとんど使い切って廃車(事故ではなく乗り切って)な自分の経験論でもあるかな~(笑)

性能を使い切るってのもなかなか難しいです。軽トラをサーキットにもちこんでも逆に本質的な性能は使い切れないのとおなじように、サーキットで使いきれる能力と公道で使う能力はドライバーもクルマも違うものだと私は理解してます。

低速官能性・・・きっと自分も同じです。だからV8のZ8に乗り換えたんだと思います。6速60kmでも楽しいクルマですね。
2009年1月24日 17:02
こんにちはta_tsuさん☆
楽に速く走る方法!それは私も求めてる事です。なるほどレーシングスクールはいい勉強になりそうです。あと、どんな車でも運転が楽しい☆同感です。今年で38になる予定ですが未だに運転が楽しくてたまりません♪今日は車に乗らない予定でしたがドライブ行きたくなりました。興味深く、また気持ちがワクワクするブログをありがとうございます。
コメントへの返答
2009年1月25日 0:25
競技なのに楽に走るっておかしいって当時の自分は思ってました。やせ我慢して歯を食いしばって走るものだって。

でも、40過ぎてからようやく当時言われたことが少しづつわかってきたような。リラックスして集中するってことですかね。

クルマはカラダが許す限りのってたいですねー。

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