高崎市の銭湯 〜国内最古参級？ 浅草湯〜

日曜日の続き。


高崎市内に”浅草湯”という大正時代に創業した銭湯があるという。

銭湯員なら行かないと！　こんにゃくパーク帰りに寄りました。



情報誌によると、、、

今の倍くらいの規模だった創業時の浅草湯は昭和4年に火災で焼失。　

再建する際に東京の銭湯を参考にしたといい、その影響で宮造りとなっているそうで
す。



それから既に８０余年、全国的にも最古参の銭湯の建物だと思います。


浅草湯は狭い路地の奥にありました。　今は静かですが、最盛期はきっと賑わってい
たんでしょう。






駐車場は北側と南にあります。　9台置けるので遠方からの訪問にも便利。












男女別々の引き戸を開けると下駄箱とスノコがあり、靴を脱いで上がるカタチ。

番台形式で女湯側はカーテンで見えない様に仕切られている。

大将が男湯側に座り、テレビを見ていた。　お金を払い（大人400円）脱衣。

古い木のロッカーが有るが、殆どの人は手前に積んであるカゴを利用している模様。

殆ど常連さん同士なので顔なじみ。　鍵など掛かっていなくても安心して入れるので
しょう。

自分もカゴに服を入れて浴室へ。

洗い場は［　のカタチ。外見はともかく、設備は近代的。　全部シャワー・鏡付きの
カラン。

桶は”ケロリン桶”　（ケロリン桶は高崎で作られているそうですよ）

浴槽は右側。　熱湯と温湯に分かれてますが、仕切りの底で繋がっているのと注ぎ込
む湯が共通（注ぎ込む量で調整されている）なので何れは同じ温度になってしまうと
いうｗ

湯は緑色に見えて薬湯のようにも見えますが、底のタイルの色でそう見えるようで
す。

一番の特徴は浴槽の壁、男女の仕切り壁に巨大な水槽が埋め込まれていて熱帯魚が泳
いでいること。

シルバーシャークやエンゼルフィッシュ、グラミィなどなど。

熱帯魚の解説がカランの上にありました。　

解説にはネオンテトラやアフリカンランプアイ、ヤマトヌマエビなども有りましたが
確認出来なかった。

もしかしたら女湯側に居たのかも知れません。

熱帯魚屋に展示されてるような小奇麗な水槽ではないですが、風呂に入りながらこれ
だけの大きい水槽が見れるなら・・・

湯船に浸かりながら見ていたら温まり過ぎたw

風呂上がりは扇風機で体を冷ましながら。

常連さんと思しき オイチャンが話しかけてきて、体を拭くのに乾いたタオル、使っていいよと

脱衣所の端で乾かしてあったタオルを渡してくれた。

公式的に使って良いタオルなのか分からないけど、常連さんはいつも使っているのだろうw

目の前に大将が居たが、何も言わなかったので良いのかなww



そのオイチャン、テレビのサッカーの話題を見ながら

やっぱ浦和レッズだよねー と。

あれ？ここは群馬だから ザスパ草津ぢゃないのかな、、、と不思議に思いつつ、テケトーに相づちしてました。

だって浦和で知ってるのは マリノスから移った井原くらいだし、、、




ま、そんなことで 人情味に溢れた温かい銭湯でございました。

最古参級の割には古さをあまり感じさせないとこでしたね。

石鹸とシャンプーは持参のこと。