写真多すぎですが御容赦! 詰め込み過ぎた。
やっと公開。
3月末に廃線になってしまった三江線。
廃線直前の3月24日に現地へ行ってたのだが、忙しくてブログアップが伸びに伸び、
ついには公開前に廃線となってしまい旬を逃すという、なんとも間の悪いブログに・・・w
まぁ、オイラらしいといえばそれまでですが・・・
見に行きたい! と思ったのは 天空の駅”宇都井駅”を見てから。
六角精児氏の”呑み鉄本線”にも取り上げられてましたよね。
いよいよ廃止になるって3月になってから”宇都井駅”に行きたくなって家を飛び出しました(家出ではない)
何も決めずに (というより直前過ぎて予約とか決められずw)
まずは新横浜駅近くのネットカフェで夜を明かし、
二番列車で広島駅へ。
広島駅の乗り継ぎ時間で朝食。 広島カープ応援赤うどん。 かまぼこがCのマーク!
広島駅から、みよしライナーで三次駅へ
三次駅到着。 ここは三江線との接続駅。
乗って来た”みよしライナー” キハ47の2連ってまとまりが有って良い感じです。
キハ47の運転台後は結構オープンでした。
三次駅構内は広い。 非電化区間は空も広くてイイね!
このキハ120は福塩線用かな?
そして、、、、隅っこ~の方に、、、
イタ~!! 三江線用キハ120!
駅舎内にはサヨナラの寄せ書き。 私も書かせてもらいました。
三次で軽自動車を借りました。 ここまで全て予約無しで動いてますw
何という鉄砲玉。
ちなみに宿は夕方にとりました。
三江線は極端に本数が少なく、移動は車が無いと不便でした。
車で向かった先は・・・
◎口羽駅
口羽駅は折り返し・交換設備のある駅。 多少見所があるかと思いやってきました。
駅舎はこじんまり。
ホームは島式。
三江線は最初から全通したワケではなく、北と南から伸ばして繋がりました。
口羽駅は南側の終着駅だったそうですよ。
長~い長いホーム。 こんなに必要ないと思われ。
側線は保守車両のもの。 既に中には何も無いようでした。
脇の建物は保線用詰所っぽい。カーテンも破れ、暫く使ってない風でした。
駅前の倉庫?には 存続を願う横断幕。
駅待合室裏には "ありがとう"横断幕。
口羽駅から江ノ川に向かうと"全線開通記念の碑"も有ります。
ここには三江線の誕生から終焉までの歴史が凝縮されているような気がしました。
赤字なんだから仕方ないのですが、ちょっとやり切れないネ・・・
個人的には三江線の灯が消える前に、目に焼き付ける事が出来たのがせめてもの救いかと。
◎宇都井駅
山と山に挟まれた長閑な集落に突如現れた"天空の駅"
山間に突如現れるダムと同じ感覚〜
無人駅の為、改札もなく20m上まで階段で上る。
失礼な例えだけれども、廃ビルっぽくも見えた。
「ダムっぽい+廃っぽい」 がオイラの琴線に触れたのかも知れませんw
ホームまでひたすら階段で上がる。
最後の踊り場?は待合室兼用。
思い出ノートがココに。
私もカキコ(死語?)させていただきました。
上から見た駅前広場
ホームに出ました。
当分列車は来ませんが人だらけ。
三次方面、トンネル。
江津方面もトンネル。
時刻表。
駅前では謎の茶室?で野点してました。
後で妻に見せたところ、「旅人ノートを管理している"松島さん"も写ってる!」と。 (右から2人目)
NHK松江放送局が撮影に来ておりました。 オレ映ってなかったか・・・な
◎浜原陸閘門
閘門というと、以前
富山で見学しましたが、それとは用途が違う?鉄道用の閘門も見たかったので行ってきました。
三江線は御存知、江の川に沿って走っており、中には堤防を突っ切る所もあるのです。
大雨などで洪水が起きそうなときは、その部分を締め切る”門”が必要となります。
それが閘門。 三江線沿線に幾つか有るうちの一つが”浜原陸閘門”です。
場所は宇都井駅より更に北。 柏淵駅と明塚駅の間になります。
↓ これ。 築堤を突き抜けて線路が敷かれていますね。
その先。
上から見ると
線路に境目がありますね。
これが水密扉。 緊急時には閉じて洪水を防ぎます(当然、三江線は運休になります)
年に一回かな? 開閉試験をしているそうですよ。 でも、それももう終わりですね。
だって線路が無くなってしまうのですから・・・
守れなかったよ 三江線・・・
ここで撮影していたら、「もうすぐ列車来るんですか?」と話しかけてきた方が居ました。
その方はNOTEの”C-GEAR”乗り! 実物を見たのは初めて!
自分「ちょっと分からないですね。 あ、自分も東京でNOTEに乗ってるんですよ。 ”Mode Premire”ですけど」
「あ、はい・・・。」とツレナイお返事w
あまり車には興味無かった・・・か? あらら~
レンタカーを返却して宿泊。 ”ホテルアルファー・ワン三次”
ここが取れなかったら広島に戻って宿を取るしかない状況でした。 それほど三次には宿が無い。
食事する場所もそれほど無さそうなので一階で食事を。
広島名物・揚げかまぼこの”広島がんす”で乾杯(何に? ”がんす” ツマミにいいよ!
三江線には乗れなかったけれど、いろいろ見れて満足です・・・
◎翌日 広島から帰るよ~
あわよくば三江線の初電に乗れればなんて思ってたがムリでした。
金曜夜からの強行軍がたたって7時半まで爆睡ですよ。
窓開けたら物凄い濃霧!
夜も入ったけど朝も風呂に入り チェックアウト・・・
広島へのライナーも一時間に一本くらいだし、三江線の線路敷きでも眺めながら三次駅まで歩くことにしました。
↓ 手前の橋が三江線。 奥が芸備線。
静かでのーんびりした時間が流れてる・・・とか思ってたら
おねーさんが運転する軽自動車が、敷板の上を”バタバタバタ!”と音を立てながら走っていきましたw
すごく狭いのに慣れたもんだw
やってきた芸備線。 あれが”折り返し”みよしライナーになります。
踏切まで来たら、ちょうど三江線の発車する時間でした。
三江線車両。 右の高い建物が昨夜泊まったホテル。 すぐ裏じゃん! 全然気づかなかったww
三江線が発車したあと、静寂を取り戻した三次駅から広島駅へ。 ”三次”はもう来ることないだろうなぁ・・・
最近の広島圏は”末期色”の車両が少なくなってちと残念。 スタイリッシュな車両ですね。
試しに乗車。
そして宮島口まで。 ”うえの”を覗いてみましたが、混み過ぎてて全然食べられる気配が有りませんでしたw
広島駅へ戻り、敢えて”そば”を食す。 薄い色のダシに青ネギと蕎麦。 東京には無い取り合わせだね。
中に入ってるのは、またしても”広島がんす” 美味しいので土産屋で買っちゃいました。
EVA500も引退か・・・
帰りは のぞみ36号で帰宅しました。
今回は通常料金で行った部分が多く、とても贅沢(金額的に)をさせて貰いました。 感謝しています。
100kmを超える路線としては本州初の廃止となる三江線、最後に見れて良かった。
長文に御付き合いいただき、有難うございましたー
手段を決めず(決められず)、行き当たりばったりな旅行も楽しいナー。