できることから、、、、、

東北関東大震災から１０日あまりが経ち、広域災害の深刻さが日に日に明らかになってきています。阪神淡路震災の時も厳しかったとはいえ、大阪、姫路の両地域の被害が軽微で、影響面積が小さかったことから、あれでもまだ復興は東北関東でのそれに比べると容易だったのかもしれません。

遠く離れたところに住む私にとって、できることは限られていますが、わずかでも力になれる生活を送らねばと思います。

関西方面での電気、燃料の節約が直接的に被災地の支援に回るわけではない（電力としては６０Hz地域から５０Hz地域には、変換設備の制約で１００万ｋWしか送れません。）ですが、持続可能なペースで節約を心がけ、浮いた光熱費の一部を継続的な支援にまわさないと、、、、、と思います。

関東、東北地域での電力需要は、現状で４０００万ｋWに対して１０００万ｋW不足し、夏場の６０００万ｋWに対して３０００万ｋW不足する状況では、夏の需要不足は相当深刻な状況が想定されます。

この規模の発電所増強は数年単位で復興せねばならず、当面、粘り強い復興が必要となります。被災地の皆様、長い道のりで、大変なご苦労をされるとは思いますが、一歩づつ立ち上がって下さい。

今回の地震で、世界中から日本人のモラルの高さが賞賛されると同時に、政府、政治家、上級官僚のだめさ加減が浮き彫りとなっています。彼らにもほんの少しのモラルのかけらが残っているのなら、衆知を集めてパフォーマンスでない最善の対応をとってもらえたらと祈るのみです。