原発事故とManaergment　of　Technology

これまでこの手の話は避けていましたが、技術屋としての見解も最低限明らかにしておいたほうがいいかと言うことで、話題に触れていこうかと思います。

すべからく、文系が社会のトップに上がる世の中なんですが、技術的に文系の人間が判断してはいけないものが必ず存在し、原発はその際たるものです。

技術屋としての判断では、安全な原発というものは実現可能と思うんですが、金勘定しかできない文系がトップマネージを行う日本では安全な運用は今後とも極めて困難です。

その意味では、原発の再稼動もおぼつかないかと思います。ただ、心配なこととして深く考えることなく原発を止めることに流れてしまうと、すでに存在する原発、核廃棄物の安全な解体、保管、維持管理に優秀な人材が向かわなくなるというリスクです。

いろんなイデオロギーの人がいるわけですが、ことここに至っては原発に反対する人は、安全な原発終焉に向けた人材の確保の尽力、私のように技術的に安全な原発はありうると考える者は、原発に関する安全な経営指針などを提案していくことかと思います。