このSTPタイサンは1993年最終戦インターテックの仕様ですが、前の第8戦仙台ハイランドで高橋国光氏が横転させたため、最終戦にむけてニスモが急遽作った個体です。そして最終戦では5周ほどでリタイヤしています。動態保存されているタイサンも同じ個体だと思います。それが細部の情報として参考になっています。ステッカーでハセガワ(1993年第2戦)と違うのはフロントバンパー中央のNISSANがくにさんけいちゃんロゴに。フロントバンパー横のPIAAが白では無く黒に、リアのバックライトの間のNISSANがチーム国光ロゴ。
模型ですがボディーはタミヤを使っています。タミヤのニスモ穴は全くダメなので、フジミのバンパーから切り取り整形して元型を作り、レジンで複製して取り付けました。ヘッドライトはN1なので、プラバンで元型を作ってレジンで複製して嵌め込みました。
20数年前の時点でヘッドライトレンズは、タミヤのプロジェクター部分に裏からスジを付けて取り付けようと思っていましたが、ハセガワがN1ライトのレンズを出してくれましたのでそれを使いました。ただそのまま付けると裏側のモール表現が強く、それっぽく見えませんでした。そこで800番ペーパーで少し削り、2000番〜10000番で磨き出したところ良くなりました。下の写真で向かって右側が加工した方です。
次にタミヤのキットで問題になるのがニスモサイドシルプロテクター。そのまま素組みするとこうなります。
ノーマルに被せるため、その肉厚が問題です。手前にも下にもタイヤ側にも出ています。ボディー自体を大幅に削り、パーツも現物あわせで削りました。
それでも、中央あたりがもっこりしています。レストアした車輌はこのままで行きます。ハセガワの同部分は良い感じです、タミヤのボディーに付けてみました。タミヤの太めのボディーには合わないのでプラバン、パテで追加しました。
これをお湯まる?で型取りしてレジンで複製。それを更に整形修正してシリコン型を作りました。それでできあがったのがこれです。
STPタイサンはフジミのデカールにアルプスのプリンターで作った自作のデカールを使っていましたが、フジミのデカールは良くなくて、黄変したりひび割れしたりしていました。クリア処理とか保存方法とか自分が悪い部分がありますが、大丈夫なデカールもありますし、こんな中でフジミのデカールは全滅でした。ユニシアとFETもフジミを使っていましたので最悪でした。タミヤも今ひとつで、マカオカストロールはダメでした。HKSは全く問題ありませんでした。カルソニックはひび割れしていましたが、黄変はありませんでした。共石とBPはスタジオ27製を使ったので大丈夫でした。今回STPタイサンはハセガワのデカールを使って補修しました。どれだけ長持ちしますか。
Posted at 2024/03/18 20:28:07 | |
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