悲しい別れ

車関係ではなく（多分）長くなるので興味が無い方はスルーを！

昨日我が社の創業者の訃報が届いた。
まだ正式発表ではなく昔からいる創業者を知っている人間（工場で2人だけ）に
責任者から朝礼前に「ボソッ」と言われた。
亡くなって10日あまりたっていたが創業者に近い人間も知らなかったようだ。
年齢は恐らく80歳を過ぎているはずだ。
いずれ「お別れの会」を開くとの事
責任者自体創業者を知らないとの事で「別の国」に引っ込んでそんなに経つのかと思った。まあグループ会社にはほとんど来ないからな。でもここが発祥の地なんだけど会社が大きくなり過ぎたんだろう！

思えば私が入社した時は地元でほぞ細と操業していた。
入社時は「潰れる」と業者のもっぱらな噂だった。
私も長居をするつもりはなくアルバイトとして入社した。
業界の勉強をしてきたが前社の人間関係で嫌気がさしていて別業界を希望していたので繋ぎとして考えていた為だった。
新しい機械を入れオペレーターを探していたので前職で使っていた機械だったので単に簡単に出来そうと思って訪ねたが面接どころか機械が有る所に案内され操作できるか聞かれたので「出来る」と答えたら採用された(笑)
アルバイト期間は1か月だったが毎日の様に責任者（当時係長）に正社員の誘いを受けていた。最終的には根負けして正社員になったのは人間関係も皆フレンドリーで直ぐに馴染んだのも有った。
責任者とは別に毎日機械を見に来る親父がいたが皆が「専務」と呼んでいたが私に気さくに話しかけてくれた。
当時小さな食堂で会社全体の人達が一緒に食事ができる位の人数だたので他の部署に人たちとも顔なじみになったのだが社長の姿が無いので
「専務は毎日見るが社長は見た事が無い」と言うと「馬鹿！専務が社長だよ、まだ若い（40代後半？）から社長と呼ばれるのが嫌なんだよ」と言われ後々笑い話にされた。
夜勤をやっていると菓子パンを持ってきてくれたりした気さくな親父でした。
私は仕事に慣れると仕事自体がつまらなくなり嫌になってくるのが駄目な性格で
ある時に限界を迎え退職を伝えると今ではありえない社長直々1日掛け説得され昼飯も奢ってくれさらに誰にも言っていない次に行こうとしていた会社も知っていて内心「怖い人」とも思ったりそれからも退職を考え始めると別な仕事に配置転換してくれたりおかげで加工部門は一通りできるようになり最後の1人なるまで残る事が出来ました。
また30歳過ぎても独り身も心配してくれ結婚が決まると喜ばれ結婚式も出てくれると言われましたが同時に結婚式に上げる社員がいてそれは結果両方出ないという事でかなわなかった。
徐々に会社が大きくなってくるとあまり見かけなくなりなりました。
がたまに見かけると必ず声を掛けてくれて「だいぶ太ったな！飯を半分にして痩せて見ろ。痩せたら電話して」と‥痩せなかったんで電話しませんでしたが・・
私には気さくな親父でしたが実はとても怖い人だったようで「泣くまで攻められて会社を辞めて行ったりする」とか「社長の部屋には今後の戦略が貼ってある」とかよく聞きました。最後に会ったのは数年前で「おお痩せたな」が最後の言葉でした。亡くなったのは地元から東京に本社を移しているので本社のある東京との事ですでに葬儀も親族だけで済ませているのでお別れの会を地元でやるなら参列したいと思っています。ちなみに社長は創業者が気に入った外部のから来ている人なのでこんごの状況は変わらないと思います。わたしも後1年で退職が決まっているので創業者をしのびつつ後1年を過ごしたいと思っています。

すみません車関係は出てきませんでした
長々な文章読んでくれてありがとうございます。