トヨタ(純正) ITS Connect  

前車の50プリウスでも付けていたメーカーオプションのITSコネクト。
正直、これがなかったら60プリウスの購入はやめようと思っていたくらい、自分にとっては重要度の高い装備です。

50プリウス購入当時の2017年では岡山では全く恩恵がありませんでしたが、2021年くらいからでしょうか、ITSコネクトを搭載した救急車が岡山でも導入され、50プリウスに乗っている時もちょこちょこ“緊急車あり”の表示が出ていました。
※緊急車両存在通知という機能。
『ポーン』というブザー音が鳴り、次に自車両に対するおよその距離や緊急車の進行方向を表示してくれるため、このおかげでいち早く周りより回避行動が取れ、役に立った場面も数多くありました。

相変わらず現在も路車間通信は岡山では可能ではありませんが、他県に行った時には路車間通信を使用した機能が発揮された場面もありました。
※右折時注意喚起、赤信号注意喚起、信号待ち発進準備案内など。

そして個人的に最もITSコネクトの恩恵を感じれると思うのが“通信利用型レーダークルーズコントロール”です。
レーダークルーズコントロール使用中に、前車がITSコネクト搭載車両だった場合、前車の加減速情報を入手し車間距離や速度の変動を抑制することで滑らかに追従してくれます。
自分はレーダークルーズコントロールを結構多用するのですが、通常と通信利用型では快適性と追従性がまるで違います。

以上のように約5年半、50プリウスでITSコネクトの恩恵をしっかり受けたので、自分にとっては重要な装備といえます。

50プリウスから良くなった点は“通信車接近通知”が割り込みで入ること。
50プリウスでは割り込み機能がなく、通信車接近通知の画面にしていないと見れませんでした。
※ただしここは悪くなった点でもあり、割り込むようになった代わりに通信車接近通知単体の画面は消えました。

このほかに自分がうーんと感じた部分は
①アンテナが専用デザインじゃないっぽい
50プリウスでは、ITSコネクトを選択するとアンテナが専用になるため、車外からでもITSコネクト装着車だと判別できましたが、60プリウスでは通常のものと同じっぽい。
②選択可能グレードがZ（PHEV、HEV）のみ
50プリウスでは全グレードで選択できたITSコネクトですが、60プリウスではZグレードのみという...
本当に普及させる気があるのかと思ってしまいますね。

長ったらしく書きましたが、自分は付ける価値は大いにあると思っています。