
ドイツW杯を見に行った時なんで、すでに3年以上前の話ですが、いまだに日本にディーゼル仕様のBMWが導入されないのを憂いながら、当時ドイツでレンタルしたこの320dのインプレッションを残します。
以前からドイツで借りられるなら、絶対ディーゼル仕様を借りようと思っていました。 出発前にAVISのホームページで、しっかりBMWのディーゼルエンジン車を指定して現地に向かったのに。。。
フランクフルト空港のAVISに着いたら、「ああ、あなたが予約したディーゼルの3シリーズはないのよ~。 ガソリン仕様の1シリーズならすぐ出せるんだけど、それじゃダメ?」と聞いてきたカウンターのおばちゃんにすかさず、「ディーゼルじゃなきゃ絶対ヤダ!」と駄々をこねて、「1時間待ってもらえれば洗車した320dが戻ってくるけど。」 と言われ、「1時間待つからそれ貸して!」 と即答し、空港の喫茶店で時間をつぶすこと1時間強。 AVISのカウンターに戻って、さっきのおばちゃんから、「ディーゼル戻ってきたわよ~。」
で、ようやく320dレンタカーをゲット。 えっ、これは新車じゃないか! (何と走行メーターがたったの300km!)
ヨーロッパのディーゼルエンジン車に乗るのは初めてでしたが、以前雑誌の記事で読んだとおり、クリーンディーゼルという言葉がぴったりのクルマで、日本で走っているディーゼル車のような黒煙モクモク、排ガス臭い、というのは皆無。 さっそくアウトバーンへ繰り出してニュルブルクリンクへ向かう道中はほぼ快適、1点を除いて。 新車下ろしたての残念な問題が1点。 そう、サスペンションのアタリがまだ付いておらず、とてもBMWとは思えないフニャフニャ、フワフワのハンドリング。 「まあこれは距離走れば何とかなるだろう。」と楽観的にドライブを続ける。
写真のとおり、ガソリン車と明らかに違うのがタコメーターのレブリミット。 5,000回転手前でレッドゾーンになってしまう。 「ガソリン車は確か6,500からレッドだったよなー」、と思いつつ、「まあこれが驚異の燃費をたたき出す秘訣の一つでもある訳か。。。」 と納得。
写真はアウトバーンを左のメーターのスピードで走行中に撮影したものですが、このスピードでタコメーターの回転数がこれしかないってのはスゴイと思う。 まあ高回転までエンジンを回して楽しみたい方にとっては、ディーゼルは全く興味の対象外なんでしょうが。
気になる燃費ですが、高速、一般道平均で15km/l程度。 恐らく高速だけなら20km/l は超えてたと思います。
ドイツのガソリンスタンドで軽油は1L200円ぐらいだったけれど、ガソリンの価格がそれ以上(確か240円ぐらいだったと思う)である事を考えれば、殆どのドイツ人がディーゼル車を選ぶのは当然だなー、と思いました。
BMWジャパンさん、日本にも320d早く導入して下さいよ! 燃費抜群で今どきのエコ対策にもバッチリ。 合わせて、ドイツで走ってる3シリーズが殆どこのグレードだという事実も宣伝して欲しいもんです。
末筆ながら、走行300kmで借りた今回の320dは、返却するまでに2,000km程度走りましたが、走行1,000kmを超えたあたりから、走りの質がようやくBMWらしい、しっかりした足回りになってました。 320d、日本で欲しい!
Posted at 2009/11/10 22:46:00 | |
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