純正OPレカロ　リフターガタの修正

純正OPのレカロシートがカクカクするのが気になってきたので修正することにしました。
＜症状＞
シートの背もたれ頭を掴んで、前後にゆすると頭部分で５〜１０mmくらい動きます。このときカタカタ音がして不快なのです。
（写真は別の作業写真）

＜原因＞
調べてみると運転席固有の現象だったので、チルト機能を疑ってみたらビンゴでした。チルトで昇降する時に動くヒンジの部分にガタがありました。
これが写真の上下２箇所がそれぞれ４セット合計８箇所のガタがありました。増し締めしても全然効果がなく、擦れている様子もありませんが、とにかく隙間があり、それがカタカタを生じさせている様子でした。
（写真は施工後）

＜対策＞
隙間を埋める必要があるのですが、隙間と言っても0.2~3の微小なものだったので、入れるシム探しに苦労しました。そこで見つけたのが、各材質毎の平板です！スーパービバホーム、マジで神！
SUS、アルミ、銅、真鍮が0.1, 0.3, 1.0mmがありました。ある程度潰れてほしいので程々柔らかく、スレてもちぎれななそうな真鍮0.1mmをチョイス!
大体丸型にハサミでカットして隙間に入れていきます。

レカロがドイツ製だからなのかわかりませんが、トルクスレンチが必要でしたので、買いに走りました。というかどうやって組み付けたのは分からないくらい作業しづらい！

なんだか構造的な欠陥があるきがします。可動部にはベアリングか、ワッシャーが必要だったのではないでしょうか？
どうやっても塗れないところを除き、ロックタイトを塗布。結局、7/8箇所にシム兼ワッシャーを計１０枚くらい挿入しました。
RECAROxSUBARUなんて書いてあるなら両社の威信にかけていいチルトセミバケを作って欲しいものですね。

施工後、取り付けると完全にガタがなくなったわけではありませんが、カクカク音がでなくなったことと、振れ幅はほとんどなくなったのでこれにて一件落着としましょう！
ネットで探しても同様の事例が見当たらなかったですが、このトラブル事例がオーナーの皆さまの役にたてば幸いです！