
今回は車の話題ではなくて恐縮ですが、車以外のことで調べものをしようとネットを検索すると、みんカラの記事だったりします。
けっこう車以外の趣味のこともみなさん書いているみたいですね。
ということでわたしも趣味の楽器の記事など書いてみようかと思いました。
小口径ドラムのセッティングについては、ネットを調べてもなかなか具体的なものがなくて、結局自分で試行錯誤だったりしたのですが、この記事がだれかの役に立つと幸いです。
楽器については中学生のころからドラムと打ち込みにハマっていました。
ほかにもベースをやってみたりトランペットをやってみたりしましたが、湯本に引っ越してきてから地元の同世代とバンドを組み、最近はまた打ち込みとドラム専属になっています。
地元で演奏するときは古民家のような狭い会場で行うことが多く、ふつうのサイズのドラムセットでは音量が大きすぎるので、当初はパールの「リズムトラベラー」という携帯性重視のセットを使っていました。
ですがここ数年で、もう少し音質にもこだわった小口径ドラムがいろいろなメーカーから手ごろな価格で出てきました。
そして3年前にラディックの「ブレイクビーツ」というセットに移行しました。
このセットにはシンバル類が付属しないので、機材全般について勉強し直す機会にもなりました。
セットを組む時のポイントは
①軽量コンパクトで携帯性がよいこと
②全体の音量のバランスがよいこと
③ヴィンテージ風の外観になること
の三点です。
③については、当初は予定してなかったのですが、軽量のシンバルスタンドにしたら、全体をヴィンテージ風にしたほうが似合うような気がして、急きょ入れました。
3年間試行錯誤してできたのがこの組み合わせ。
ラディック・ブレイクビーツ改
【Drum Kit】
Ludwig Breakbeats:
16″×14″BD10″×7″TT13″×13″FT
【Snare Drum】
Ludwig LM-404 Acrolite 14″×5″
【Cymbals】
Pearl WILD 900 HEAVY HI-HATS 14″
PAiSTe PST7 LIGHT CRASH 14″
PAiSTe 505 MEDIUM 18″
Zenn ZCF SPLASH 8″
【Hardware】
CANOPUS Light Weight Hi-Hat Stand CHS-1
Pearl Light Weight Cymbal Stand C-53SLN
Pearl Light Weight Snare Stand S-53SLN-14
GIBRALTAR Bass Drum Mounted Cymbal Arm SC-GBDCA
LP Splash Claw LP592S-X + TAMA Cymbal Stacker CSA15
YAMAHA FP8500B
スネアドラムについて
スネアはもともと付いていたものは知人にあげてしまって、現行のアクロライトを入れました。
アクロライトは軽くて音量もほどほどで、このセットに合っていると思います。
ヘッドは両面ともラディック純正です。
タムとバスドラのヘッドについて
タムもバスドラも、もともと付いていたヘッドがレモのピンストライプと同等品で、チューニングを頑張ればけっこうな音量で鳴ってくれました。
しかしどうしてもバスドラの音量がほしいのと、できればタムもバスドラもノーミュートで使いたいと思ったため、バスドラの打面はパワーストローク3、タムの打面はCSクリアにしました。
またバスドラのフロントは、ヴィンテージ風にするためにファイバースキンに変え、ラディックの旧ロゴも貼り付けました。
シンバルについて
シンバルは新たに(といっても中古ばかりですが)揃えました。
ハイハットはパールのWILD 900というもので、ただ安かったので選んだのですが、レアで探している人がいるそうですね。
イベントで出演した際に音響さんから「いいハイハット使っていますね!」と言われました。
見た目と違って、高音域のよく出る繊細な音です。
クラッシュは14インチです。
これも全体のバランスでこのサイズに落ち着きました。
ライドが一番悩みましたが、いまはパイステ505の18インチミディアムというものに落ち着いています。
それまではパイステやジルジャンのクラッシュライドをいくつか試したのですが、クラッシュとしてもライドとしても使いにくいような感じでした。
この505はライドっぽい音もクラッシュっぽい音もきちんと出ます。
音量も18インチなので大きすぎません。
これもあまり見かけませんが、プレミアがついているようなものではなく、掘り出し物でした。
クラッシュライドは最初はタムホルダーからシンバルアームを伸ばしていましたが、ヴィンテージ風を目指すために、ジブラルタル製のバスドラムに直付けするタイプにしました。
見た目だけでなく、軽量化にも一役買っています。
スプラッシュはゼンの2千円しないようなものですが、これがチャイナシンバルのような音がして、けっこう気に入っています。
はじめはシンバルスタンドを使っていましたが、軽量化のためにフロアタムにくっつけるようにしました。
ハードウェアについて
とにかく軽量化しました。
フットペダルは、私の足が大きいうえに、ダブルを踏むときにかかとから入る癖があるので、ロングボードのFP8500Bにしました。
以前はFP720も試しましたが、バスドラムリフターと干渉してしまい、こちらに変えました。
カノウプスのハイハットスタンドも、軽量なだけでなく、フットボードの角度が緩いため、FP8500Bとの相性もばっちりです。
一般的なドラムセットは、やはり22インチのバスドラありきで考えられているので、小口径ドラムで全体のバランスをとるのは結構大変です。
とくにシンバルが鳴りすぎるという問題が大きく、自分のドラムセットを組むときにも、そこが一番悩んだところです。
現在のこの組み合わせは、タイコ部分もシンバル部分も、だいたい同じテンションで叩いて同じように鳴ってくれるので、これから長く愛用できるのではないかなと思います。