てなわけで、ウチの手元に来た時点でDCCDが『撤去』されていたGC8
TY856乗っけると付帯的にDCCDも付いてきたわけで。
まあ、配線しなけりゃそれはそれで昔あったクスコのターマックギヤ(35/65固定のオープンデフ)みたいなもんなんだが・・・
で、ぶっちゃけ100%ロックさせるだけならさほど難しくも無い。
DCCDコイルに12Vを生でぶっこめばいいだけ。
ま、ちょいとお遊びでリレーを使ってサイド引いたら、その間OFFになるギミックつけてもさほど面倒でもない。
まあ、単純にこんな感じでリレー2個使ってできるわけで・・・
実物はこんな感じの部品。
まあ、DCCDに関しては思った動作は問題なく出来た。
が、しかし・・・リレーコイルの抵抗値が悪戯をしたのかサイドを引いてもインパネで警告灯が点灯しなくなった。
まあ、この回路自体は仮設的なもので本命はDCCDのマニュアル中間制御の実現なのでまあ不具合には目をつぶることにした。
でもってDCCDの制御はどうなってるの?
ってことで調べてみると。
パルス変調(PWM)制御であることがわかった。
これはどういうものかというと、単純にアナログな脳みそで考えると12V4Aぶち込んでフル能力を発揮する電磁石ならばVかAどっちかをバリアブルで制御すればいいんじゃね?と思うわけですが・・・
でも制御するときって0か1かはっきりしているほうが何かとやりやすい。
でもってPWM制御
これはこの場合0Vと12Vしか登場しない。アンペアも成り行き。
でどうやって制御するの?っておもうわけだが。
まず駆動周波数を決める。
これは一定の動作を一定の時間で何回繰り返すか。それによって一回の動作の時間が決まる。
その一回の時間の間まず設定された時間の割合を満たすまで12Vを流す(50%であれば時間の半分)残りは0Vこれを無茶苦茶素早く繰り返す。
このONの時間の割合をデューティー比と称する。
ってのをベースにやっているということが判明。
で、同様のことを自作でやるとなると・・・ぐぐってみると
PICを使って基盤を組んで制御している人がほとんど。
ん~イマサラPICをイチから学んでなんだかんだ投資をしたら・・・
純正部品かき集めてやったほうが安くね?
としばし考えたいた。
困ったときは秋月!
いや・・・駆逐艦じゃなくて・・・
ローソンでもないです・・・
秋葉原の秋月電子通商
PWM(スイッチング方式)DCモーター速度可変キット
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-06244/
ん?コレちょっと弄れば使えるんじゃね?
大まかに基盤を見て問題になるのは駆動周波数とパワー段の容量。
パワー段の容量については部品自体をそれ相応のものに変更すれば済む話。
てなわけで発注。
こんな感じのキットが届く。
今回の場合、MOS-FETと呼ばれる部品。それと車でいうリサキュレーションバルブと似た働きをするダイオード一個。

これだけで、基盤丸ごとと同じような値段なのは内緒(笑
次は駆動周波数。
調べていくとDCCDは100Hzくらいらしい。
でこの基盤のデフォルトは約10KHz。
さてどうしたものか・・・
ICの555のデータシートやらなんやらを追っていくと100Hz程度でも使える。
基板上の特定の抵抗とコンデンサのバランスで計算されるらしい。
計算メンドイお。
で、、、同じ秋月の同じICを使ったキットにデューティー比固定で周波数のみ変えるキットってものもあった。
その回路図がコレ
両方の基盤とも約10KHzを生み出すコンデンサの容量は同じ。
ってことはこの基盤の100Hzと同じ容量のコンデンサでいいんじゃね?
まあ、周波数はぶっちゃけアバウトでいいわけだし。
とはいえちょっと気になるから基盤を組み立てて実証実験。
まあ、特に問題も起きないことを確認。
これで基幹制御は問題オールクリア。
次に前作で問題になったサイド検知部分。
やり方をガラッと変えて・・・
ACCをサイド根元のスイッチでグランドさせて、それでリレーを作動させて警告灯回路も回路成立させればいいんじゃね?って発想。
2回路のリレーを一個使ってDCCD制御用とサイド警告灯用2つの回路を同時作動。で、念のために抵抗を一個負荷にしておく。
まあ・・・基盤組むとこんな感じ。(あくまでも素人ですから・・・)
で、制御全体だと
こんな感じの配線になります。
で、メインの基盤。
こちらもそれ相応のモディファイ。
具体的にはMOS-FET発熱対策とデューティー比制御ボリュームの手元化。
まあ、偶然にもやってることは両方一緒。
基盤に直接部品を乗せるのではなくリード線で浮かせる。
MOS-FETは基盤ユニットケースをアルミ製のものを利用してそれそのものに直接設置することによってヒートシンクとしてケースを使う。
ボリュームはまあ、ユニットはダッシュボードの奥底に沈むわけで、手元で操作できないと困るよね。ってことで部品を差し替えてさらにリード線で接続。
まあこんな感じで。
ユニットはこんな感じでほぼ完成。
あとは実車に積み込むだけ。
それも基本的には旧ユニットと差し替え+α程度の手間。
まあ、近いうちでしょう。
Posted at 2015/04/09 22:43:55 | |
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