てなわけで・・・
一月下旬、タービンサポートパイプ廃棄漏れのついでにタービンとエキマニにちょこっと手を入れてってつもりで居たんだわ。
これだけならまあ、
【近代化改修】って程度の話だったの。
で、あらかた準備も終わって後数日で実行って頃合で・・・
普通に信号で止まって左折・・・1速から2速へ・・・
『かたかたかたかた・・・』
え?
2速に入れてクラッチをつなぐと音がでる。
アイドリングでも微小にからから聞こえるような気がする。
他のギヤではまったく問題なし・・・
ってことは・・・2速のギヤっ歯逝ったな・・・
で、緊急入庫。
まあ最初は車屋さんにあるファイナル4.1の普通のTY752乗せようかと思ってたわけ。
だけどそうなるとリヤデフも載せ変えになるし、そうしたら機械式デフがビスカスになる。
機械式を残してファイナル組み替えるとなるとそれ相応に工賃も掛かる。
悩みながらヤフオクをあさってると・・・
GC8C純正クロスミッションDCCD付きなるものがあったが結構高価。
で相談していると、それよりも2万円以上安く・・・
GDB-C純正6速ミッションってのがあった。
写真有ったミッションラベルは・・・
『TY856WB3KA』
アプライドCのSTIのオプション装備フロントシュアトラック入りのDCCD付き
これで逝くか・・・
ウチの車はGC8CのRA-STIなのでリヤデフはファイナル3.9のR160
GDBのファイナルは途中で構造が変わってちょっとややこしいがアプライドCであれば小細工無しの3.9
てなわけで唐突にも
【改二計画発動】
で、必要になってくるものが・・・
GDBフライホイール
GDBクラッチ
GDBクラッチカバー
GDBクラッチマスターシリンダー及び配管
GDBレリーズベアリング
GDBプロペラシャフト(A-D)
GDBシフトリンケージ
GDBセルモーター
とまぁ最初の段階でこれくらいはリストアップされた。
当然クラッチ板とレリーズベアリング以外は中古を。
まずモノの手配と平行してDCCDをどうするか。
ここはとりあえずで妥協して中間無しの0%と100%の制御なら簡単に回路が出来るからそれにサイド検出をつけてサイド引いたら強制ロック解除にしておく。
先日のミサイルスイッチ云々は実はこの回路用。
で、作業に移る。
とりあえず旧ミッションはさくっと降りた状態で再会。
とりあえずエンジン周りから・・・
エキマニ降し
・・・いきなり遮熱板のボルトがボルトの形をしてねぇ。
タービンサポートパイプとエキマニの間のフランジのナットも・・・

こんな感じで朽ち果ててる・・・
でマニが降りた。
で、この写真で気がついた・・・
右側ヘッドカバーパッキンオイル漏れ始まってると・・・
はい。
ヘッドカバーパッキン交換追加。
外したクラッチカバーてっきり純正だと思っていたがSTIのだった。

外したクラッチ板。こちらはまごうこと無き純正。
前歴の無茶苦茶怪しい我が車。エンジンがオリジナルではないのは知っていたが・・・
気がつく人はきがつくかな?
TY752が載ってる前期にしては・・・接合面のボルト穴多い気がしません?
どおやらVer6あたりのブロックらしい・・・
ここまでばらしたので当然クランクシャフトオイルシールリヤ側も交換。
で・・・さくっとヘッドカバーパッキン交換。
作業自体はパルサーのSR20DETでやったことはあるんだけれども、横向きのEJだとなかなかにやりにくい・・・
タービン降ろしてタービンサポートパイプも摘出。
コイツに関しては巷ではエキマニ降ろしてエンジンマウントを外してしたからどうにか取り出すってのが定番ですが、実際それをやると途中でタービン固定のボルトは全部外すわけで・・・
正直そのままタービンを外してしまって上から引っこ抜くほうが楽だと思います。
エンジンマウント触らなくても良いので。

タービンサポートパイプを上から見た様子
銀色に光っているのがタービンとの接続のガスケット。
タービンは単純にこの上に乗っかっている形。
タービンが一応載りました。
今回の三菱TD05H→IHIRHF55 VF30(GDB-A/B純正)への交換では・・・
水廻り
タービンIN側→特に無し
タービンOUT側(ラジエター加圧タンクに戻るホース側)→パイプをTD04(GF8AT等)用に交換(取り回しとバンジョーサイズの都合TD05H用は大きい)
オイルラインIN側→エンジンブロックから生えてくるバンジョー付き金属ホースをIHI用に交換(TD05H用は大きい)
それと前期の最大の特徴、タービンインデュースの曲がり。
これを
こんな感じででっち上げる。
そして・・・プラズマン師のご厚意で・・・
ありがとうございます。

で、こんな感じになります。
(写真では水管はVF30のそのまま。)
そしてついでなんでフロントキャリパーも外してOH
案の定左フロントのピストン一つ固着。

錆びてダメだったピストン。

さくっと組み付け。

クラッチも組み付けて・・・
シフトリンケージ
上が5速用、下が6速用(SG9用)

一足先にシフトリンケージを車体に取り付け。
いよいよ出番。

ニュートラルスイッチとリバーススイッチの配線はTY752用を使用でミッション左側にあるコネクターにそのまま接続。
DCCD配線は元の線が上記2つのラインと合わさって合計6極コネクターなので配線を分離、コネクター切除で自作配線と接続。
レリーズシリンダやピッチングストッパー台座などは外した状態で無いとフロアトンネルに引っかかる。

シフトリンケージとミッションメンバーを取り付け。
よくみたら手配したGDB用ミッションメンバーブッシュが社外製。
で、ここまで来て判明したことが一つ。
シフトを車内で操作するもどうも動きがおかしい。
てっきりGDB用もSG9用もおなじ物だと思っていたシフトリンケージ。
実は違った。正確にはシフトノブのつく棒は同じで他の2本とゴムが別物。
今回はリンケージの某2本を急遽取り寄せて対応。
どおやらSG用のほうはエンジンミッションの搭載位置が低いのでそれに呼応してリンクも曲がりが違ってとりあえずつくには付くけれど動きがおかしくなっているようです。
で、ミッションが載って後はプロペラシャフト。
GF8AT用がぴったりとの話もあったが今回はGDB用で行くことに。

GC8用と比較すると中間支持のベアリングの取り付け部分は同じ。その先の第2軸がGDB用のほうが僅かに短いがなんだかんだで辻褄がってしまう程度の差。
で、問題はデフとの接続部。
ネジが4本刺さる構造なのは一緒だがPCDが違う。

真ん中の大きなナットを外してコンパニオンフランジを抜き取ってGDB(R180)用のを取り付け。

これで、エンジンとGDB6速と駆動系が全部つながった。
エンジンルーム内からGC用のクラッチマスターASSYを撤去。
ここで一工夫。
GDB6速をDIYで搭載したという方のHPをみていて気になった加工。
クラッチラインのダンパー撤去。

この六角形の筒の中にバネとピストンで構成されたダンパーが入っていて、クラッチが戻るときに抵抗を生み出し戻りを穏やかにしようとしているらしい。
ばらして中身のピストンとバネを摘出。

GDBクラッチマスターになってリザーブタンクがブレーキリザーバーに近くなっています。
フロントパイプ取り付け。

前側のステーが合わないのでぶった切り。後ろ側フランジ近くのステーは無加工で合います。
とうとうここまで来ました。
エキマニ取り付け。
まあ、中古社外エキマニだから多少の狂いってのはあるもんで。
うちのも例外なく5mmくらい縮んでた。
バールのようなものでこじったらハマる程度でしたが。
で、マニ近くでプランプランしているハーネス。
一応耐熱処理はしていたものの予想以上にマニに近いので退避させることに。

ラジエターファンのハーネスを延長してバンパーリップ部裏に。

マニ交換で刺さる場所の無くなったO2センサー。
丁度タービンアウトレット部にO2センサーの位置が変わった後期型のフロントパイプに交換済みだったので盲栓を外してインストール。
あとはインタークーラーやサクション周りを組み上げて・・・
水と油を補充、ブレーキとクラッチのエア抜きも終わり。。。
今日夕刻エンジンに火が入りました。
後はもうちょっと仕上げ作業が残るのみ。
(途中で見つけたんだけどステアリングラックブーツも破けてた・・・)
まだ走らせては居ませんがとりあえず改二はほぼ完成。