初めてのブレーキフルード交換

PCXのブレーキフルードは交換したことなかったのですが、放置すると「吸湿による劣化でブレーキシステム内の錆やホースの劣化」に繋がるそうです。
暑い日が続きますが、朝から曇天だったので交換にチャレンジ！

皆さんの整備手帳やサービスマニュアルで勉強したのですが、いろんな方法があるようで・・・
ワンマンブリーダーとか格好良いけど高いのでワンウェイバルブ付きのホースを買いました。
（後述しますが、これは無駄でした）

これがワンウェイバルブ、ブリードバルブ開けっ放しでブレーキをキコキコ操作しても逆流しないので楽なのかと思いましたが、そもそも不良品で時々逆流します。（正確には稀にワンウェイ動作です）

代品がなかなか届かないので作業を決行しましたがホースだけで十分な気がしました。
というのは、ブリードバルブにつないだホースを10cm程上に向けて出てきた液を溜めておけば逆流してもエアは入りません。
「意外と簡単！」って眺めてたら上の方からズズー！

バルブを開けてるだけで重力で抜けていくのですね。はい、エア混入です。(笑)

ブレーキフルードを追加してキャリパーをコンコン叩いたり、エア抜きの練習も出来ました。

学習能力が低いので何度か同じ失敗を繰り返しながらエア抜きも完了。
新車の時と同じ透明で気持ち良いですね。

リアはワイヤー駆動のドラムブレーキですが、コンビブレーキなのでもう一つリザーバがあります。

こちらを触るため、インナーカバーを外しました。
久し振りだったので汚くて途中で掃除フェーズに入ってしまい、手は真っ黒け。

ボルトを外すと液が零れそうで作業できないので電線でぶらさげました。

キャップを開けて同じように作業開始。
エア混入も懲りずに繰り返し・・・(笑)

こちらのタンク、中のゴム製の蓋？(ダイヤフラムというそうです)が変な形で液量の調整に苦戦しましたが、折り返してる筈の中央が飛び出した状態になってただけでした。4年間気付かず・・・
（と、組み立ててから気付いたのは内緒）

元の場所に戻して一旦完成です。（だって、ダイヤフラムが・・・）
ブレーキパッド交換から１ヶ月少し経過したのでフロントブレーキを分解して様子確認。
順調に馴染んでるようなので清掃して可動部のグリスアップ。
駐車場でブレーキテストをしてから公道へGO!

抜いたブレーキフルード。
あんな小さなリザーバタンクなのにエア抜きばかり繰り返したので500ccの半分以上使ってしまいました。

【走行距離】
40,395km（キタコメーターの表示値は24,101km）