2014年10月13日
熱帯魚の飼育を始めるにあたり、初心者の僕は決定的な間違いを犯しました。
水槽を買う前にお魚を買ってしまったんですね。

ホームセンターの小さい水槽の中で、石を咥えてせっせと積み上げてるパロットファイヤーシクリッドというお魚ををひと目見て気に入ってしまい、気が付けば「一週間後に迎えに来るから取り置きしといて」とお願いしてしまいました。
他の子より明らかに目が大きくて可愛いこのお魚を、どうしてもキープしておきたくなってしまったのです。
そして、すぐさま水槽を購入し、底石を入れて水を張って待つ事一週間。
この時にまたもや大きな間違いを犯しますが、それについては後で書きますね。
一週間後の日曜、パロットをお迎えにホームセンターに行きました。
が、なんだか少し引っ掛かるものがあり、この日パロットをお迎えするのはやめ、
いけない事だと思いつつも、ステルバイというお魚を一匹入れてテストしてみる事にしたのです。
これで大丈夫ならパロットをお迎えしようなんて悪い考えだよ、全く。

左のちょっと白っぽいヤツが、その最初に入れた一匹です。
魚が入った袋を浮かべて温度合わせをし、その後袋の中に水槽の水を少しずつ入れて水合わせをしていきました。
この時点で「なんだか少しお魚の様子がヘン?w」とは思ったのですが、「ま、死にゃしねえだろ」と、20分程待って魚を水槽に。
次の瞬間、世にも恐ろしい現象が起こりました!
魚がのたうち、暴れまわり、約30秒後にはひっくり返って動かなくなってしまったのです。
正直に告白します。
タイトルは『今だから笑える』ですが、
この時既に、ちょっとだけ笑ってしまいました(爆)
だって、あまりに壮絶で…
まあアレですね、下手なホラー映画よりよっぽど恐いもん見てる感じでしたね。
状況はすぐに飲み込めました。
「ああ、俺はとんでもない水に魚を入れたな!」と。
魚はピクリとも動かなくなってしまいましたが、でもまあやるだけの事はやってみようと思い、バケツにカルキだけ中和した水道水を入れ、その中に魚を入れてみました。
まあ、ひっくり返ったままピクリとも動きませんよね。
うーん、でもなー、硫酸の海にブチ込んだ訳でもないし(宇宙戦艦ヤマトかw)、そんなにスグ死ぬ訳ないよな~
まだ生きてるハズ…
ヒーターを入れ、ダッシュでホームセンターへエアーポンプを買いに走りました。
エアポンプとヒーターを入れて二時間か三時間程経った頃でしょうか、バケツの中を覗くと、さっきまでひっくり返っていた魚が、ナナメになりながらもなんとか息を吹き返し始めているではないですか!
次の朝見ると、動かないまでもなんとか正面を向くまでに回復している!
イケるかも。
ただ、エサは食べないし、体色は漂泊されたかの様に真っ白に。
まあ、あしたのジョーで例えるなら、ジョーと闘った後のホセ・メンドーサってとこですかね。
その後、日に日に少しづつ回復していきましたが、5日後、バケツから水槽に移した後もあまり泳ごうとはしませんでした。
それがね、試しにと、同じ種類のヤツをもう一匹買って来て入れたら、ウソの様に泳ぎ出したんですよ!
もう、ずーーーーーーーーーーーーっとくっ付いて泳いでいましたね。
まるで生き別れた恋人との再会の様でした。
「ホームセンターの水槽で一緒だったんじゃない?」妻はそんな事言ってましたが、あながち無いとも言い切れない程のくっ付きっぷりです。
僕は「そのうち飽きるよw」なんて思っていましたが、それ以降、いつも一緒に元気に泳ぎ回ってますよ。
たまにパロットに追いかけまわされるけど、パロット攻撃力無いし、追いかけられた後でも平気で近寄っていく。
うん、まあナメてるね(笑)
ところで、どうしてあんな風になってしまったかについてですが、おそらく人間が飲む的な水を水槽に入れたのが原因ではないかと思います。
水を汲みに行ったんですよ、市内の水汲みスポットに。
その汲んできた水と、今まで居たホームセンターの水槽の水とのphの値が、あまりにも差があったのかもしれません。
ホームセンターの水は弱酸性、汲んで来た水は強めのアルカリ性だった?
実際に両方の水のphを計った訳ではないので確かな事はいえませんが、人間が美味しい水は、魚にとって毒水になるケースがあるそうです。
それを身を持って体験しちゃいました。
お魚が(爆)
いや、(爆)じゃねーし。
ホントすまん!ステルバイ。
最後の部分、分かりにくかったので少し書き直しました。
Posted at 2014/10/13 10:14:18 | |
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お魚 | 日記