2019年03月03日
以下、
本当に真剣なことを書きます。
過激な表現を含みます。
現実を直視したくない方は、
見ないで下さい。
リアルさを持たせるために、
書いても構わないギリギリのラインまで書きました。
これをどんな人に見られても、
私は、
絶対に、
逃げません。
――――――――――――――――――――
俺が勤めている会社は、おかしい。
本当におかしい。
そんな人間、いるわけないだろう。
そんな存在の象徴、
日本の最高のプレーヤーは、
イチロー。
そう、
イチローがいるんだ。
正確には技術力のイチロー。
とにもかくにも、
プレーヤーとしての能力が凄まじい。
圧倒的な構成力と推進力をもって、
周りを正確に巻き込み、
必要な事以外は一切話さず、
完璧な仕事を、
誰よりも早くやり遂げる。
とはいえ世界は広い。
確かに広いが………
その「技術力のイチロー」を超える技術者など、
この世に存在するはずがない
そう、本当に思わせるほどに
いつだって、
聞けば正確な道筋を与えてくれる。
いつだって、
ヤバくなったら助けてくれる。
一言で形容するなら、
毎日、戦っている。
俺にとって理想の存在。
理想の「プレーヤー」。
理想が指示する事は、
何があろうとどんな状況であろうと、
必ず聞いた。
理想が厳しく指摘する事は、
何があろうとどんな状況であろうと、
必ず深く考えた。
それが、自分の成長に必要な事だと自分が理解していたから。
人の評価など気にしなくていい!
自分が本当に思う事をやれ!
そう本当に思う自分ですらも、
その存在は、凄まじく、強かった。
それぐらい、強い存在。
だからこそ…
理想が自分の仕事に不満を覚えて
放つ言葉には…………。
心の底を抉られるように………!
むせ返るような吐き気がするほどに。
苦しんだ。
あれが理想だ。
そうなりたい。
そう… 強く願いながら、
いつしか…………
その“理想だけ”を見るようになった。
2018年の折り、
3年ごとにやってくる、
常人なら気が遠くなるような開発案件。
ゴーサインを出すのは、
その理想の存在を、、
使う事が出来る人間……。
それが全てを納得させ、
ゴーサインが下った。
体勢は整いきってはいないが、
その状況を乗り切ることの出来る人材を迎え入れる。
正確には、その状況を乗り切るために
必要な”手だて”を持っている人材を
迎え入れた。
この新たな人材が、
この局面を……、
…少なく見積もっても…
この開発案件を苦難があろうとも…
…なんとか回していく鍵にはなる。
(いや、
その時はどうしても必要だったんだ。
どうしても。)
………………………はずだった。
あてが………外れる。
外れることぐらいは分かってはいたが、
こうも外れるほどの人材だとは……
上は全てを理解出来ていなかった。
大企業の天下りというのだろうか。
力をいくら積み上げようが、
力を“正しく“使うことが出来なければ、
むしろ、“力を正しく使おうとする気持ち“
すらないとしたら……。
その力はないに等しい。
いや、むしろ悪い力となる。
もちろん、
上はこれを即座に是正するために動く。
それは…………………………困難を極めた。
新規開発案件の難しさは、
今までの仕事内容に全く違う要素が否応なしに介入してくる点にある。
その違う要素を、正しく処理できる所に投げるのが常だ。
それは、、、普通。
それを、自社で賄うのに近い形にする必要が、その時にはあった。
その時にはどうしても、必要だった。
これは正しいと思う。
私は正しいと思う。
強くなる為には必要だ。
その代わり、リスクを伴う。
とはいえ最小限のリスクだ。
その技術をもつ人材を迎え入れるのだから。
心がどうあれ、必要に迫られれば…。
その結果………
どれほど心を折って説明しようが……
曲がった人間には響かない。
それは当たり前に想定済みだ。
曲がっていようが使う。
それでも………逃げる手段も構築していた相手には、少し手間がかかっていた。
曲がった人間というものを……
真っ直ぐにするのに
いくら必要になるのだろう。
100万?
1000万か?
1億か?
………そもそもそんな価値があるのか?
力がなければ即座にゴミ箱でいい。
力があるから……難しくなる。
そうして…
そういった苦難のしわよせが……
やっぱり…
来てしまった。
2月末、
機械設計を本当にギリギリに終えてから、電気設計も任された。
本当は……、
これは、その曲がった人間がやるはずの仕事だった。
自分にはもう、やるしかなかった。
その背景がどうあれ、、
自分には……やるしかなかった。
そんなあらすじを考えている余地はなかった。
これは時間的な余地じゃない。
正確には、己の精神的な余地。
それは、、理想を見すぎた自分の弱さ。
いつの間にか後輩にも抜かれていた。
俺は自分自身を客観的に見たら、
使えない人間になっていたのだ。
その「理想」だけを見るがあまりに、
「理想」と現実の自分との力量差の、
あまりにも大きなギャップに、
「考えること」がいつの間にか
「悩むこと」に置き換わってしまっていた。
>>あれが理想だ。
>>そうなりたい。
>>そう… 強く願いながら、
>>いつしか…………
>>その“理想だけ”を見るようになった。
考える と 悩む の違いは以下の通り。
――――――――――――――――――――――――
悩むというのは、答えを手にしたいのに、その答えが手に入らず、同じところをぐるぐると回っているような状態。一方、考えるというのは、答え探すのではなく、 答えに至る問いを自分の中で立てるプロセスのこと。
――――――――――――――――――――――――
機械設計を終えるのがギリギリだった…
というのは、
自分の中にある問題を解決出来さえすれば、もっと早くこの程度の仕事は出来ていたという、自分の中の確信からくる己の情けなさがその感情を増幅させていた。
何が問題なんだ…………分からない……。
苦しい………!
俺にもっと力があれば………!
そうして……
本当に切羽詰まった3/1(金)の夜に、
本当の追い込みをかけられる事になる。
追い込まれた後に……。
自分の内に秘める、理想の自分が
今の自分に激しく問いかける、
壮絶な時間が始まった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まーたふざけた1日にしちまって、お前、給料返上しろよ」
「昨日だって今日だって形としては何も進まなかっただろ?高給取りのクソ野郎だよなお前。そういうのを給料泥棒って言うんだよ。」
「給料に見合う働きが出来てねぇんだもんな。それ未満で苦しんでる人間がこの世の中にどんだけいると思ってるんだよお前。」
「強くなきゃ死ぬんだよ。会社背負ったらそうなるんだよ。家庭背負っても同じようなもんだ。弱ければ死ぬ!」
「生きるには金を稼ぎ続けなければならない!人様から金を奪うだけの力を身に付けれなければ死ぬんだ!お前の下にいる人間は間違いなく全員路頭に迷うな!お前のせいで死ぬんだよ!!お前のせいで!!!お前のせいでな!!!!!」
「理想とのギャップに悩んでるだと?
確かにスゲェよ。あの理想のプレーヤー、技術者のイチローは本当に凄い。」
「でもお前、理想とか思う割に、それがゴールとは思っていねぇんだろ?」
「だからこそ、正しく使えるようにお前がならなきゃいけないんだろうが!!
じゃなきゃ、お前せいで!!!全員死ぬぞ!!!!!」
「まーた下向いちまって、、、だから、なんでそんなに技術に固執する?!」
「技術で上回っていないとその人を使うなんて…とても………だと?!」
「お前………寝言は寝て言えよ!話にならねぇわバカ野郎!」
「お前本当は、”悩みたいだけ”なんじゃねぇのか!!??他の人間見て俺はそれほどでもねぇとか嘘ぶきやがって!!」
「本当に何とかしたいと思う奴は!!!
その日のうちに、それが分かる奴を頼ってる!」
「お前、同じ所をグルグル周り続けて誰かに助けられるのを待ってるんだろ!?今日も何時間もかけてまた同じ所に戻って来たもんな!何にも進んでねえ!」
「これが、、、どれほどの損失を生んでるのか!!!いい加減分かれよ!!!」
思い切り、深く、目を見開いて下を向く。
絶対に、絶対に、絶対に、
俺が直さなければいけないところ。
「………………………それだよ。」
「お前の弱点は、それ。」
「いちいち深刻に捉えすぎなんだよ。」
「誰も見てない状況でも、俺のせいで人が死んだぐらいの顔してんじゃねぇよ。その程度でそんな顔してたら身が、というか顔が持たねぇわ」
「お前は、今まで常に悩んできた。理想とのギャップに常に悩んできた。」
「ただし、”考える”と”悩む”を履き違え続けてきた。」
「はっきり言う!!」
「悩むことはムダだ!!!」
「お前は理想とは同じ思考回路を持ち合わせていない。だから、同じように理想を追いかけても、今のお前にはゴールが見えていねぇんだよ。」
「だから!ゴールに近づくための方法に注力するんだ!!!」
「今のお前じゃ見えねぇんだよ!力が足りねぇ!」
「だから!ゴールに近づくための方法を知っている人を頼るんだよ!」
「なんで今まで仕事を投げなかった!?」
「丸投げは悪だとか考えたのか!?
投げずに自分で背負い続ける方が100倍悪だわ!」
「お前、人に嫌われてもいいとか思いながら、仕事を投げる時には細部まで自分で全て分かろうとして絶対に迷惑かけないようにとか…クッソムダなプライド貫いてきたんだよな。最高に害を与えるアホだわ!」
「6割でいい!すぐに投げろ!分かる奴に渡せ!お前はお前のやるべき事に集中できる環境を、周りに嫌われてでも作り出せ!」
「それが生き残るための道だ!」
(追記 2019/03/05 1:40)
「そんな……本当に……大切な人が!
路頭に迷うような………!!!」
「あまつさえ、命を落とすような……!!!
そんな絶対に見たくないような、凄惨な未来を…………!!!お前は………見たいのか!!!!!!!!!!!!!!」
「これは、、、俺の本心の、、、
魂の叫びだ!!!!!」
「言わなくても分かるよな。
そんな未来は、絶対に阻止しろ!
そのために出来る事の全てを己が把握した上で得意な奴の力を借りろ!」
「全ての”大事な部分だけ”を掌握して、それが得意な奴に投げろ!
そして、”奴の力を正しく吸収しろ!!!!!”」
「吸収しようとする行為は悪!?
そんなわけないだろうが。
強くなる過程で必ず遭遇する。
そんなもん、ただの腕相撲だ。
負けたらその時にあるものは取られるだけ。」
「吸収された所で、他の新しいものを生み出せない奴は、、、その程度だ!
本物は、、吸収しようとする側がパンクして弾け飛んで四散するほどのパワーを持っている! 」
「吸収しようとする行為なんて普通だ!臆せずに、やれ! でないと死ぬぞ!」
「嫌われることを恐れるな!!!
本当に大事なことを発信し続けろ!!!!!」
「愛する人や子供に対して、なま優しい言葉をかけるな!!!
常に指針を正しく示す事が出来る、精神的・絶対的支柱であり続けろ!!!」
「お前だけが見えるんだ!
そのまま甘い蜜を吸い続けた先の………
凄惨な未来が………………!!!!!」
「戦え!!!生きろ!!!
凄惨な未来を食い止めろ!!!!!
お前にしか出来ないんだ!!!!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
壮絶な時間が終わった……。
夜中、、午前4時。
なぜか、、こんな夜更けにも関わらず、
体は軽やかで、
すぐに動き出したい気分だった。
Posted at 2019/03/04 04:22:12 | |
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