11/17(土)はキョウセイで練習会でした。
相変わらずGopro使わずで見にくくてスミマセンw
ジムカーナにおける、「サイドターン」。
その真実について、、お話をさせて頂こうと思います。
ロードスターNDや124スパイダーに限定されるかも知れませんが。
いきなりですが、サイドターンを成功させる為の要因となる2つの要素を比率で表現すると、
ウデ50%、
クルマ50%です!
つまり、
「回せないと悩んでいる人のうちの大半は車に原因がある可能性が高い」
ということです。
じゃあ車の何が原因なのか!
に入る前に・・・
ひとまず、自分のサイドターンの手順を以下に記しておきます。
(当方FRのロードスターNDです。四駆はターン角度が少なめでも引く方が速いことが多いです。)
(サイドターンの準備として0の項目も入れておきます)
1.ターンセクション前のコーナーを抑えて立ち上がり、強くまっすぐなブレーキングで1速へシフトダウンしながら前荷重を作る
2.右ターンならステアリング左端に、左ターンならステアリング下部に右手を移動させてターンの準備をした上で、パイロンギリギリをめがけてステアリングを切り込む
3.ステアリングを切る量に比例してフットブレーキを2、3割ほど緩めながらクリップへ近づき、車の荷重中心が前から横へ移動するまでサイドブレーキを待つ
4.ステアリングを180°以上切った上で荷重中心が十分に横へ移動した所でサイドブレーキを引く。サイドブレーキ力に不足がある場合は、フットブレーキをサイドブレーキと同時に踏み足す
5.サイドを引く量は大雑把にいえば大小があり、ターンするRに比例するような強度で引く。直径4~5台程度が小、直径3台以下が大。小の場合は親指をサイドリリースボタンにかけたままで行ういわゆるチョン引き。大の場合は親指以外の4本指でサイドブレーキ先端を持ち、サイドが戻せなくなるほど引いてしまう事の心配を考慮せず、力の限り一気に引く
6.ターン箇所で十分に減速し、かつサイドブレーキの効きが正しい状態にあれば、車速や前荷重に頼りきらず操作に適切な余裕が生まれ、微弱かつすぐに収まる程度のテールスライドを起こすことができ、4輪を使い切ったターンが可能。360°ではステアリングを1回転以上~フルロック、180°でも3/4回転以上を一時的に切り込んでサイドブレーキをリリースする
といった所です。
もちろん、ターン入口や出口において路面が濡れている、傾斜がある、砂利がある、経験的にμ変化の大きい箇所、タイヤの摩耗状態に偏りがある
といった要因で、ステアの鋭さやサイドブレーキを引く量を変化させる必要があります。
とはいえ、、、
この6の状態を作るには、
ウデよりもクルマが正しい状態になければ実現できません!
この
6の状態こそが、最速のサイドターンです。
ロードスターNDという車でこれをやろうとすると、
どうしても、、どうしても、、、そのままでは効きが弱いんです。
まあ、ノーマルに近いくらい高い車高で、フロントが柔らかくてロールしやすく、
リアはフロントと同じくらいのバネレートでオーバーステア傾向にある車であれば、
買ったそのままでも必要な量のサイドブレーキ力を出せるのですが、
β02やA052やRE-05DというSタイヤもどきを履いて、
中速コーナーで高いレベルで踏ん張れるようにフロントバネレートを上げリアバネレートを下げ、
運動性能を十分に発揮して車検にも通るギリギリまで車高を下げていくと、、、
そのままでは足りないんです。
アライメントをキャンバーでフロント2度、リア3度と動きやすくしてあげても。
itzz RM2、BPF CMZ02、RIGID RB-318M
を使用してブレーキローターをそれ専用に毎回交換しても。
中速コーナーで踏めなくなるくらいオーバーステア傾向が出るくらいリアバネレートを上げて、
やっとという状況なんです。
そのまま では。
自分のクルマがサイドターンに対して正しい状態にあるかを見極めるには、
「今までにこの車の状態で、サイドターンをした時にリアタイヤが「ズズズッ」でなく「ザーッ」と流れる感覚を十分に経験したことがあるかどうか」
十分に経験したことがあれば、今の車の状態に合ったサイドブレーキ力を持っています。
そうでなければ、、、クルマを入院させましょう!半日程度で終わります。
私がロードスターNDで今年サイドターンが上手く出来なかった箇所のほとんどは、
「だらっと回り込んだ最後にターンがあるような、前荷重を十分にかけるのが難しいターンセクション」
でした。
これがとても共感できるという方は、ほぼ間違いなく、
クルマに原因があります。
入院先は、私の知る限りで中部と近畿に1店づつあります。
ここで公にするのは少しはばかられるので、個別にメッセを下さい。
・・・一応ことわりを入れておきますが、まわし者じゃないですからねw
2018/11/01に、そのツテでは有名なお店に半日入院してきましたが、
ついに、 恐らく、「やっぱり!そこだったか!」と言われるほどに、 ジムカーナで名の知れているショップです。
ずっと求め続けていた効きを、
得ることが出来ました。
サイドの効きは水モノです。
クルマによって、サイドブレーキがシューのタイプかピストン兼用タイプか、
サイドブレーキでピストンを押し出す箇所に付けられたテンショナースプリングのバネレートがどの程度か、
効きやすさは車種によって大きく違って当たり前です。
そもそも、サイドターンをする為に作られているものではないんですから。
だからこそ、その為の力が発揮できる状態に調整・維持しないとダメなんです。
競技中の運転と同じように、最も競争力を発揮できる優れたバランスはクルマにもあって、
自分の秘められた力を発揮するには、クルマが正しい状態になければいけないんです。
サイドを引いた力を如何にロスなく正しく伝えることが出来るような、
特にロードスターNDという車でジムカーナを戦っていくには、
そういった地道な作業やノウハウでサイドブレーキ(ワイヤーからキャリパー内部に至るまで)を緻密かつ最適にセットアップされている必要があるんです。
サイドブレーキの調整方法も、ピストンを戻しきる他に、
自動調整がしっかり働くように、一度ワイヤーを緩めきってからフットブレーキとサイドブレーキを強く何回も効かせてあげて、リアピストンが正しい初期位置になるようにする方法もあること、改めて知りました。
サイドを引ききった時に、6ノッチほどのストロークがあり、リアタイヤの回転を強く止めてくるような強い制動力を発揮するには、
その道のプロを頼りましょう。
それが近道です。
クルマがいい状態にあると、
運転していて、とても楽しいですからね。
それにしても、
サイドブレーキ、しっかり効くようになりました。
明後日の三河Cのレッスン、楽しみです。
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